プロが教えるわが家の防犯対策術!

ギターを改造してスイッチを増設しようと考えています。
その際配線も変える事になるので、この際一気にノイズ対策もしようかと思ったのですが、調べていくウチにギターというのは不平衡回路をいう回路で出来ていることを知りました。
簡単に言うとコールド線(-)とアースを共用するということみたいですね。
それに対し平衡回路はホット線とコールド線を常にペアの状態(しかも常に編んでいる状態)にして、アースを完全に別にするという事だと思います。

↑この時点で考え方が間違っていたらご指摘下さい。お願いします。

それでその平衡回路でギターを組めないのか?と考えました。
現実的にはかなり無理があるみたいですが、もしするとしたならばどうなるのか?そこが気になりました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2057365.html
ここに具体的な例が書かれていたのですが、いまいちよくわかりません。
ホットとコールドを常にペアにするのはわかったのですが、アースはどうなるのでしょうか?アース(キャビティ内のPOTや導電塗料、つまりシールド)は最終的に(エフェクターやアンプ内の)どこにつなげればよいのでしょうか?
あとペアにしたホットとコールドは、出力の際(フォーンジャック)にどう配線したらよいのでしょうか?
ステレオジャックに変更し、その3極の内、2つを使ってホットとコールドを繋ぎ、1極にはアースを繋げるのでしょうか?
もしそのシールド線を作るとしたら、片方はステレオプラグで、アンプやエフェクターに繋ぐ側はモノラルにするのでしょうか?アンプなどのINジャックはステレオジャックじゃないですよね?
なんかそこらへんから頭がごちゃごちゃになってきて意味がわからなくなりました。

そもそもシールドというのがいまいちよくわかりませんが。。
導電塗料に電気が流れないとシールド効果はないのでしょうか?(コールドが繋がっているので電気が流れているものだと思っています)
コールドとアースを接触させることにより、アース(シールド全体)に電気が流れて、それがシールドの効果をなしているのでしょうか?

それとも金属のような導電性のある物質で包み込むこと自体にシールドの効果があるのか?(そこに電気が流れていなくても)
そこらへんがよくわかりません。

色々な質問をしてしまいすいません。
とにかくギターに平衡回路を用い、そのままエフェクターやアンプには繋げることをやってみたいのです。

ギター⇒ダイレクトボックスで、不平衡回路⇒平衡回路に変えるより、ギター自体が不平衡回路だったらDIなんか使う必要ないじゃないか!などとも思ったりしてます。

宜しくお願い致します。

A 回答 (8件)

No.3です。

お礼をどうも。
ちょっと難しかったですかね? 説明がヘタで申し訳ないです(^^ゞ

質問者の方の紹介サイト(​http://www2.famille.ne.jp/~teddy/balanced/index. …)は、私も知ってました(^^ゞ

ただ、この紹介サイトの内容について、誤解無いようにした方が良いんだけどな…と思いますのは、

○サイト主は、特定の事象について具体的な比較を説明している部分以外は、『平衡が絶対的に性能がよい』とは一言も論じていない。

個々の…例えば、「平衡回路の基礎1」で一つずつ説明されている「平衡回路が有利な点」については、サイト主さんのおっしゃるとおりです。
で、サイト主さんは、この有利点をとことん追求しよう…という意図でいろいろやられているわけですが、「平衡回路の不利な点(不平衡の方が有利な点)」については、特に論じられていません。
(それはそれでいいんです。というのは、後でいろいろ回路に関する具体論も出てますが、すべて『有利な点をとことん活かす』という発想での説明です。私が読んでも違和感がないのは、『不平衡の方が有利な点=平衡では不利な点もあるが、その平衡の不利さを出さない回路構成にする』という精神がちゃんと出ているからです。サイト主さん自身は、不平衡が絶対有利な面がある事も百も承知でプロジェクトを進められていることが、記事の『行間』にちゃんと表れていますから)

○紹介サイトは、「信号源が平衡出力であることを前提に」「信号をスピーカを鳴らす所までとことん平衡で扱ってみよう」というプロジェクトであること。

もちろん、話の中で「不平衡の平衡化」も論じられてしますが、これは、ご自身のプロジェクトの前提条件に、実際を合わせるための方法論です。
回路構成等の話以降は、既に「信号源が平衡であること」が前提ですし、何より、不平衡を平衡化する時に信号に何が起きるか(良く読んでいただければわかるはずですが、どういう音質低下が有るかもちゃんと論じられています。その部分は、私の説明とも大きく矛盾してません)についても、きちんと論じられていますね。

○実際の平衡信号増幅→スピーカを鳴らすまで…の回路の論については、ギターのようなハイインピーダンス信号を扱う前提にはなっておらず、ラインレベルの平衡信号を対象にしている事。

ここは…説明するとめちゃくちゃ難しくなるし、基本的な説明はちゃんと紹介サイトでも論じられていますので、そっちを熟読して貰った方が私なんかの説明より正確なんですが、実はギターピックアップの信号は、いろいろな音響信号の中でも結構特殊な部類(ハイインピーダンス)なので、アンプ通してスピーカ鳴らすまでには、電気的に「加工」しなきゃならない余地が大きいんです。
でも、紹介サイトでは、そういう部分については直接は論じられていません。つまり、ギター出力を直接平衡で扱う事までは、考慮されていません。

そういう点から、紹介サイトの内容そのものは正論と捉えても、ギターピックアップに直接適用できるような内容ではないという点は、重大な留意ポイントになりますね。

また、平衡伝送でノイズが消える仕組みについても、ちょっと質問者の方に誤解があるかな…と思います。

平衡伝送は「波形の乱れ(=ノイズとも言える)がホットとコールドに同時に発生しても、(*)お互いにノイズを打ち消し合う」というのが、ノイズ防止の仕組みです。このことは、紹介サイトにも書かれているとおりです。
ところが、この仕組みは、上でワザと(*)と書いた場所に
『ホットとコールドを加算することによって』
という説明が入らないと成立しないのです。

「ホットとコールドを差同回路でミックスしてやると、ノイズだけ極性が全く逆になって打ち消し合う」というのが、ノイズが消える仕組みです。
この「差同回路でミックスする=加算する」というのは、
『平衡信号を不平衡信号に変換する』
ということと意味は同じです。
(このことも、ちょっとわかりにくい書き方してますが、紹介サイトでもちゃんと説明されています)

つまり、平衡信号は不平衡信号にしてやらないと、ノイズは消滅しないのです。これ、めちゃくちゃ大事です。

紹介サイトも、そのことはきちんと踏まえておられます。
ただ、まだプロジェクトが途中なので詳しく論じられていませんが、サイト主さんは、この「不平衡化しないとノイズが消えない」問題は、スピーカを鳴らす段階(スピーカは+-2極なので不平衡です)で解消するつもりなんだろうなと推察します。


それと、ギターアンプが不平衡設計になっている点についてですが、これは紹介サイトでも、たぶん今後説明が出てくるのではないかと思うのですが、
「もし、平衡信号を平衡のままボリューム調整したりトーン調整しようとしたら、ホットとコールドの両方対して『全く同じ』かつ『全く上下対象』になるように調整しないと、音質が大きく崩れる」
という大問題があります。

平衡伝送では、ホットとコールドでどちらかの信号波形の形が狂ったら、不平衡よりも大きく派手な狂い方になります。波形が狂うことはすなわち音質が狂う=音質が劣化すると考えて、おかしくありません。

もし、ギターアンプやエフェクターの内部回路も完全平衡にするとなると、ホットもコールドも、音量、音質、波形すべてについて、完全に上下対象かつ全く同じ変化を与えないといけません。
そんな回路は、作るのも大変ですし、部品にも全く狂いは許されません。
今なら2~3万円で手に入るアンプやエフェクターの価格は、10倍の上昇では到底追いつかないでしょう。

なので、経済的かつ高性能な機器を作るには、若干の欠点はあるものの、不平衡の方が圧倒的に有利です。
で、アンプもエフェクターも何もかも不平衡設計とするなら、ギターも不平衡で出力しても大きな支障はないわけです。
(ケーブル距離が短いのでノイズ対策は別途取りようがあるし、何よりピックアップ自身のノイズは、構造的に平衡不平衡のレベルでは解消できない…という居直りも含んでですけどね)

それでも、PAでギターやベースにD.I.を使うのは、一つはPAミキサーまでの伝送距離が長くなるから、さすがにケーブルは平衡伝送を使いたい事と、インピーダンスを下げるため…の2つの利点が大きいからです。
(インピーダンスを下げる事もノイズ対策に有効なことと、PAミキサーはインピーダンスの高い信号は受けられないという物理的な事情と併せて解決できる)

インピーダンスというのは…これも説明しだすと本1冊書ける世界で、私には短くは説明しきれないですね…
http://www.ceres.dti.ne.jp/~warnerg/SHOBI/TOSS/0 …
これでもちょっと難しいだろなぁ…まぁ、またご質問下さい(^^ゞ

まぁ、中途半端で申し訳ありませんが、納得のいかない所が有れば補足下さい。

ちなみに、これは蛇足ですが…
私は、MONSTER CABLEは、いくらなんでもやらずボッタクリだと固く信じている方の人種ですが(^^ゞ 確かにべた褒めするプレイヤーは多いですねぇ。
しかし、長年素人PAやってて、「今度買ったMONSTER凄い音良いぞ、聞かせたる」とか言われて目の前で聞いて、いっつも「本人は自画自賛やけど、そうかなぁ?」と首かしげてばかりですけどね(^^ゞ
ま、定番のGS-6よりちょっと音量は出てますけどね。
ヌケがよいと言うけど、GS-6で同じ音作るの、そんなに難しくないですけどね。

ここが最安値かどうかはわかりませんが、普通はたった3.6メートルで1万五千円も取る事思えば、まだマシかな?
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.a …
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こんにちは。



まず、アース(=グランド)について説明します。
電気信号とは電位の変動によって情報を伝えてますが、
そもそも何を基準に変動しているかを最初に決める必要があります。
この基準点がアース(=グランド)と呼びます。

[グランドの概念]
ビルの1Fにいる身長180cmのAさんと2Fにいる150cmのBさんはどちらが高いでしょうか?
この「高い」と言うのは2つの意味があります。
地面からの距離だと2FにいるBさんの方が高いですが、身長だとAさんの方が高いです。
遠くから見てどちらが背が高いかを知るには、二人が別の階にいると分かりにくいが、二人が同じ階で並ばせれば一目瞭然です。

これが基準をあわせるというイメージです。

[電気信号伝送の概念]
今、Aビルにいる人達の背の高さをBビルから調べる事にします。
この時、Aビルの人達が別の階にバラバラにいては誰が背が高いかわかりませんので、同じフロアに集まってもらいました。こうする事によって、
誰が何番目に背が高いか分かるようになります。
このAビルの人達は同じ階であれば、1Fに集まっても2Fに集まっても誰が背が高いかはすぐに比較できます。

つまり、基準を決めて比較する事によって信号の大小を伝える事ができるわけです。基準を揃えないと大小がわかりません。
また、基準点が揃っていれば、その基準自体の大小は関係ありません。
ちなみにこの基準が何処かという情報は-線で伝送しています。
アースが-線と兼用の場合はアース線で伝送している事になります。

[ノイズの概念]
全員が同じ階にいても、ある人だけが中腰になると正しく比較できません。

つまり、何らかの要因で信号が変化してしまいますと、正しく情報が伝送できなくなってしまいます。
これがノイズです。

[平衡回路の概念]
中腰になると正しく比較が出来ませんが、その人が立ったときと同じ高さになるように台の上で中腰になれば問題ありません。

つまり、ある信号だけが決まりから外れてしまうと正しく伝送できませんが、その分補正してやれば問題ありません。
このようにノイズを受けて信号が変動した分だけ、基準も同じように変化させてやる事で補正しようというのが、平衡回路の概念です。
つまり、+線(信号線)と-線(基準線)に同じだけノイズが乗れば、差分を取る事でノイズだけが除去できる訳です。
式で書くとこんな感じです。
(信号量+ノイズ)-(基準+ノイズ)=信号量-基準
信号と基準の差が出ますので、つまりノイズだけが除去できた訳です。

[シールドの概念]
平衡回路はノイズが乗る事が前提ですが、ノイズが乗らなければ平衡である必要はありません。
そこでシールドという事をします。
電磁波という波を止めるには、海で波を止めるように防波堤を作ればよいです。これがシールドです。
但し、ブイのように浮いているだけでは波はとまりません。
防波堤の様にしっかりと地面に固定して波の力を殺す必要があります。
シールドも何処かの電位に固定しなければなりませんので、アースに落とす訳です。
網線で皮膜がしてあっても、これをアースに落とさないと効果が弱いのはこういう理由です。

[まとめ]
信号の伝送には、
・基準を統一する事
・ノイズを減らす事
・ノイズを乗った場合はそれを除去する事
が重要という事がおわかり頂けましたでしょうか?
その為に、
・基準も伝送する事
・シールドをする事
・シールドしてもノイズを乗る場合は平衡回路等で除去する事
が重要だと言う事です。
長くなりましたが、ギターの内部回路程度の距離だとシールドで十分ですが、これを大きなステージで弾き回ししたりしますと、距離に比例してドンドン信号が弱っていきますので、平衡伝送する必要があります。


理系っぽく言えば、
平衡回路(差動伝送)とは信号線とは別に基準線を用いて伝送する事で、信号線に乗ったノイズを基準線にも加えておき、後で差分を取る事でノイズ除去する方法です。
式で書くと、
{f(t)-0+N(t)}-{0+N(t)}=f(t)
です。

また、+と-のラインを編む事によって、ノイズによって発生する磁界を互いに打ち消しあう事で出来ます。他にも伝送する際に有用な効果がありますのでLAN等に使われている方式です。(ツイストペアケーブルというやつです。)

ギターの内部回路程度の距離であれば、きっちりシールドしていれば問題ありません。
つまり、外来ノイズの影響を受けないように導電塗料や網線で信号ラインをきっちり保護してやれば、ノイズはまず乗りません。
万が一乗ったとしても、シールドが-線も兼用していますので、基準点も同じようにノイズが乗ることになります。電子回路は基準点からの相対的な差を見ているだけですので、簡易的に差動伝送が出来ている訳です。
つまり、低コストかつ効果的に低ノイズ伝送が実現できている訳です。

100MHzから1GHz程度の信号を伝送しているTVのアンテナ線も、ギターの様に同軸ケーブルを使っていまので、全く問題ないと思います。

但し、信号線を引き伸ばせば、ケーブルロスが大きくなります。SNR的な観点から、信号が小さくなっていると、同じノイズが乗っても相対的に大きく見えてしまいます。また、信号を元の大きさに増幅させてやろうとすると、ノイズまで増幅してしまうので、結果的にノイジーになってしまいます。
つまり、信号量10に対してノイズが1乗るのと、信号量が1に対してノイズが1乗るのとでは、同じ絶対量のノイズでも影響が全然違ってしまいますし、信号量を1から10にアンプした時にノイズまで10に増幅してしまいます。
ですので、こういった場合ではシビアにノイズを除去する必要があります。言い換えれば、短距離では殆ど同じに見える同軸ケーブルの信号線とシールド線の差分すら大きく見えてしまうのです。
この場合はシールド線は幾ら汚れてもよいような系に落としておき、+と-を可能な限り同条件で伝送してやれば良い訳です。

私の場合は、レスポールのPUからトーン回路までがシールドされていなかったので、網線を被せてシールドをしたところ、殆どノイズがなくなりました。
信号・基準・保護を考えればノイズは簡単に減らせます。

以上です。
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ケーブルに特化して回答します。


細いというのは物理的に径が細いと同時に音が細いんですね。
私も実を言えばケーブルに関してはそれほど重要視していなかったのですが、ある時期に真空管アンプを入手し、アンプ直結で弾くようになってからケーブルの差を痛感するようになりました。
巷ではベルデン、プロヴィデンスといえばある意味(ギタリストの間では)ハイエンドのように捉えられていますが、SP1000を使うと、もう他のケーブルは使う気になれません。確かにボッタクリと思えるほど高いですが、実用の場面においては価格差以上の音圧、音質の差を感じます。モンスターロックでもここまでの差は感じませんでした、ロックを使うのならむしろエリクサーの方がクリアでギターらしい音(ある程度中低音が整理された)が出ます。SP1000は変な加工抜きで、上から下までドーンと来ます。
これに慣れると、他のケーブルはハイ落ちより、ミッド落ち、ロー落ちが気になります。要するに高域だけがシャリシャリと鳴っているようなイメージですね。
私自身、プレイヤー指向でそれほど機材やノイズにはこだわらない方ですが、SP1000を使い出してから、オーディオマニアの方々が真空管アンプや高級スピーカよりさらに高価なケーブルに出費を惜しまない事実が納得できるようになりました。

理屈だけなら無酸素銅芯金メッキ端子であれば電気信号はそのまま伝わるんじゃないかと思いますが、実際にいろいろとケーブルを使ってみると、ある意味楽器そのものやアンプ以上にサウンドに影響するものだと痛感しています。
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先様が解説いただいた通り、ちょっと理論先行のようですね。


先ほども触れた通り、楽器の世界はオーディオマニアの世界とはちょっと違う、もっとアバウトな世界なんですね、回路どうこうより、気持ちよいプレイに全力を傾注するべきなんです、それ以上の答えはありません。性能というのは平衡か不平衡かで決まるほど単純なものではありません。

ケーブルはBELDEN8412と9395にMOGAMIの2524、とのことですが、かなり細いチョイスですね。ノイズ対策以前にギターの音がアンプに半分くらいしか伝わってないんじゃないかと思います。一度モンスターのSTUDIO-PRO1000を使って大型のチューブアンプで鳴らしてみて下さい、ケーブルが如何に大切か痛感しますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
モンスターを推していますねぇw
モンスターは高すぎなので、ぼったくりな気がして買えません。
そこまでおっしゃるのでモンスターが気になってきました。SP-1000のケーブルのみで安く売ってるとことかはないですかね?
探しましたけど、なんか売ってなさそうですねぇ・・・。
あとBELDENやMOGAMIが細いというのは具体的にどういう事をおっしゃられているのでしょうか?
MOGAMIはCAJのギターシールドにも使われているほど品質が良いと認識致しておりますが、もしそれが半分しか伝えられていなかったら、それはかなりの大問題だと思うのですが。。。
でも線の断面を見たらMOGAMI2524よりCANAREのGS-6ほうが良さそうでした。。芯線太くて編シールドでしたし。。
BELDENはあんまよくない気が・・・。低音が太いというより高音が劣化しているといった方が正しい気がします。
個人的にはバランス良く出力される、Hi-Fiなケーブルがいいです。

お礼日時:2008/09/27 22:55

#1です。

お返事ありがとうございました。

>もしギターからシールド線までを一つの平衡回路にして、エフェクター又はアンプの接点(INの部分)で不平衡回路に変換するとすれば、どういう対策を施せば可能になるんでしょうか?

ピックアップそのものがホットとコールドとアースに分かれていればそのままバランス出力にすること自体はできます。
受け側の機能としてはトランスかオペアンプ1~2個で平衡受けにすれば不平衡への信号の受け渡しはでします。(ただ、トランスの場合はギターのピックアップの信号が平衡で受けられるインピーダンスの製品を知りません)
でも、それで「質問者さんにとっていい音」が保てるかどうかはわかりません。

>そうすれば単純にギターからシールド端までに受ける外部ノイズは減りますよね?(気になるほど減らなかったとしても)

必ず減るとは限りません。様々な理由で増えることもあり得ます。また外来ノイズにもノーマルモードとコモンモードがありますのでその辺は検索してみてください。
接続するコンパクト・イフェクターやアンプを無改造で使うとなると接点が2~3倍になりますので信号経路としての信頼性も低下します。

結局は実験してみるのが一番納得できるのではないでしょうか。
FET1石でソース・フォロワのプリアンプ(不平衡出力)の方が効果が高い可能性もありますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ほんとギター、というかこういうエレクトロニクスは奥が深いんですね・・・勉強します・・・。
結局は実験ですよね。確かに。音が気に入らなかったら何にもなりませんもんね。。
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/09/27 22:38

素人PA屋なので、ギター回路そのものに詳しい訳じゃないですが(回路改造経験はいくらかありますが)…



平衡回路と不平衡回路のことを学び始めた人が、よく勘違いする事に、
「平衡回路はノイズに強い」→「だから平衡回路の方が音質が良くなる」
という誤解があります。
質問者さんも、ちょうどそういうことかなと?

かくいう私も、勉強し始めの頃はそう思ってたんですが、実はちょっと違うんですよ。

ノイズというのは、実は種類も原因ももの凄く多岐にわたるモノで、ノイズ語るだけで分厚い学問書が1冊どこか数冊書けるくらいややこしいモノなんですが(私も全部は知りません(^^ゞ)

実は、平衡伝送回路で防げるノイズは、
「信号源(マイクやギター)から信号を受信する回路(ギターアンプやミキサー等の入力端子)までの間に、ケーブルに、電磁波の形で侵入してくるノイズだけ」
なんです。
それも、信号源から受信回路までの間のケーブルに流れる信号が、非常に小さい場合だけしか、実質的には十分なノイズ防止効果は無いんです。

そして、もっと大切な事は、
「平衡伝送回路は、回路そのものには音質が下がる要素ばっかりしか無く、音質を維持向上させる能力は全く無い」
んです。
つまり、平衡伝送回路は、長所は(あくまで)ケーブル中のノイズ防止効果だけしか無く、それ以外は音質を悪化させる要素しか無いんです。

「そんなことおかしい。高音質で高価な音響機器なんかは、どれもこれも平衡入力がスタンダードじゃないか。みすみす音質が下がる回路なんか使うのはおかしいのでは?」
はい、ごもっとも。
でも、ここで一点誤りがあります。

「高価な機材は、高音質にしたいから平衡回路にしてる」んじゃないんですよ。
「音質の落ちる平衡回路でも音質が劣化しないように、高価な部品を使ったり、特別な回路設計等をしているから、そういう機材は高価になる」んです。

それでもプロ仕様の音響機材で平衡回路を多用するのは、プロ機材ではケーブルを何十メートルも引き回す事が前提だからです。私らのような素人PAでも50mくらいはザラ。プロなら100m超も当たり前です。
こんだけ伸ばすと、ケーブルに混入するノイズは桁外れになるので、とことん平衡伝送にこだわらざるを得ないんです。

しかし、信号が十分強いか、ケーブルがごく短いモノで済む(つまり、ノイズの心配があまりない)なら、本当は平衡回路なんか使わなくて良いのです。ギターやマイク等も含め、音響(電気)信号は、ノイズ等の要因が無ければ、信号線とグラウンド線の2本だけで伝送も増幅もしてしまう方が、実は高音質で低コストで済むんです。
そういう意味で、平衡回路というのは、実は一種の『必要悪』という面があるんです。

あと、ギターやベースについては、基本的にはマイクに比べればかなり強い電気信号が出ています。その意味で、ケーブルがステージ上くらいの短い距離であれば、マイク回線ほどはケーブルに乗るノイズは大きくはありません。

え、それでもノイズが乗ってるじゃないか? 確かに、そういうことはありますね。

それでも平衡回路があまり使われないのは、ギターやベースについては、シールドに乗ってくるノイズより、ピックアップ自身が電磁波を浴びて発生するノイズや、エフェクター回路、ギターアンプ内の回路等から発生するノイズの方が、遥かに大きいからです。
先ほど説明したように、平衡回路を使ったって、防げるノイズはケーブルのノイズだけで、ピックアップそのものや途中の回路が発生するノイズは全く防げません。

実は、本体にXLR型の出力端子を装備して、平衡信号を出力できるタイプのエレキギターやベースも、有ることは有るんです。
でも、今まで説明してきたような事情と、後もう一つは、ごく普通のピックアップを平衡出力にしてしまうと、出力できる信号電圧が小さくなり、ノイズより信号電圧が下がる事による音質劣化の影響が馬鹿に出来ない…なんていう理由もあって、あんまり一般化していないという側面もあります。

これについては、特別に設計した専用のピックアップを使ったり、平衡回路を持ったプリアンプ等を内蔵すれば話は別ですが…しかし、そういうピックアップや回路が、ギター/ベース用として音が良いかどうかは別問題。少なくとも、普通に市販されている「不平衡出力が前提」の設計のピックアップは、無理に平衡化しても信号電圧低下の問題で、ピックアップそのものの音質が劣化する可能性の方が高いですね。

あとはついでに…
>簡単に言うとコールド線(-)とアースを共用するということみたいですね。
そういう配線方法になっているピックアップもあるのは知ってますが、そもそも「コールド線」というのは平衡伝送にしようとするときに「平衡回路で無理に作る信号線」という側面もありますので、一概には言えません。

>平衡回路はホット線とコールド線を常にペアの状態(しかも常に編んでいる状態)にして、アースを完全に別にするという事だと思います。
間違ってるという意味ではないですが、「本来は、ホットとグラウンド(アース)の2本で伝送するもの」に、「(わざわざ)コールドを作って、3本で伝送するようにしてのが平衡回路」と考えるのが、正解に近いです。

>あとペアにしたホットとコールドは、出力の際(フォーンジャック)にどう配線したらよいのでしょうか?
どうしても実験的にやってみたかったら(^^ゞ
ギターのジャックをステレオ3端子のものに付け替えて、
「先端端子をホット」「中間端子をコールド」「根本端子をグラウンド(アース)」
にして下さい。

その時は、シールドケーブルもマイクケーブルと同様の2芯(か4芯を2本ずつ)のケーブルとし、両端が上に書いた結線の3極端子にしておく必要があります。

この形で、普通の(平衡入力でない)ギターアンプにいきなり繋いでも、コールドとグラウンドがアンプの端子でショートして、ホット信号だけがアンプに入りますから音は出ます。でも、その時のピックアップの信号電圧は半分になるので、音が小さくノイズは増える傾向になるでしょう。

>エフェクター又はアンプの接点(INの部分)で不平衡回路に変換するとすれば、どういう対策を施せば可能になるんでしょうか?
エフェクターやアンプの前に、不平衡を平衡に変換する、言ってみれば「逆ダイレクトボックス」を置けばよいです。
「トランス式」のダイレクトボックスであれば、使えるモノもあります。

ただ、そんな余分な回路をアンプ前やエフェクター前に置いたら、どれほど音質が劣化するか…一度やってみても良いかもしれませんね。すごい音が悪くなりますよ(^^ゞ

>そうすれば単純にギターからシールド端までに受ける外部ノイズは減りますよね?
確かに、シールドが受けるノイズは減ります。そこは請け合います。
でも、ピックアップ本体や回路が発生するノイズには全く効果がない事。
平衡不平衡変換での音質劣化と、信号レベルが下がる事によって相対的にノイズ量が増える事…で、『どっちが得かよく考えてみよう』というのが問題ですね。

すべての質問に答えてませんが…何かございましたら補足下さい。
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この回答へのお礼

とても詳しいご説明ありがとうございます!!
わざわざ時間を割いてくれて本当に感謝致します。
でもとても難しいですね・・・熟読して理解を深めたいと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2008/09/27 22:35

何故、そこまでしてギターにノイズ対策する必要があるのでしょうか?



仮にギター本体を完璧なバランス状態にできたとしても、アンプのノイズは気になりませんか?アンプは周囲の電気製品のノイズも拾いますが、スタジオの蛍光灯や換気扇、エアコンはどうしますか?
ケーブルは良いものをお使いですか?3m3000円とかの普及品を使ってませんか?ケーブルも外部のノイズを拾いますよ、最低限でもモンスターケーブルは使わないと意味がないです。
エレキギターのアースは人間です。プレイヤーが弦やブリッジに触れている限りノイズは出にくいように設計されています。過去50年間、これが一番合理的な方法として支持されてきたという事実から目を逸らしてはいけません。ギターから手を離せばノイズが出るのが当たり前なのです。それが気になるなら、volを下げるかキルスイッチでも付けておけば演奏中のノイズも防げます。
世界で一流と呼ばれるギタリストだって、そんな細かなノイズのことを誰も気にしてはいません。むしろスイッチの切り替え音やフレットノイズすら、彼らの味わいの中に含めてしまっています。
質問者さんが電気技師や楽器職人なら、ノイズ対策を徹底的にこだわるのも悪くはありませんが、プレイヤーはそんな些末なことよりもプレイそのものにエネルギーを費やした方がいいと思いますね。
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この回答へのお礼

現実的にはかなり無理があるみたいですが、もしするとしたならばどうなるのか?そこが気になりました。

と事前に書いた通り、もし平衡回路するならばどうなるのか?(どういった回路にしたらいいのか)という事を知りたかったんです。
ノイズが気になるとかの問題じゃないんです。理論的に一番ノイズを防ぐと思われる回路を作るにはどうすればいいのかが知りたくて。
単純に平衡、不平衡では平衡に利があることは確実であって、なぜギター含めその他の機器も不平衡回路で作られている事が謎で仕方がなかったんです。
http://www2.famille.ne.jp/~teddy/balanced/index. …
このHPを作っておられる方の意見と全く同意なのです。なぜ性能の悪い不平衡回路が世の中に出回っているのか。(語弊ありますがとりあえずここではそうさせてください)
なぜ性能の良い平衡回路じゃないのか。それだったらギターからシールドを含めた部分まででも平衡回路には出来ないかと思ったんです。

ちなみにシールドは自作です。BELDEN8412と9395を使用していて、MOGAMIの2524で新たにシールド作成するところです。
あと、一応初心者ギタープレイヤーですが、プレイよりも電子回路とかそっちの方が興味あります。笑

お礼日時:2008/09/27 20:08

ギター本体にボリュームやトーンが必要無く、アンプもバランス受けにするなら意味はあるかもしれませんね。


引き回すケーブルをバランスにしてもイフェクターやアンプの回路はアンバランスになっていますので必ずバランス受けからアンバランスに変換するモノとその後もバランスにするならさらにアンバランスからバランスに変換するモノが必要になります。間に入る電子回路が増えれば入力と出力に1つずつ余計なモノがはいっていくことになります。電気楽器のようにちょっとした音質の変化が問題視されやすい製品ではそういったバランスとアンバランスの変換をしてくれるモノは音質への影響を考慮して省略されることが殆どです。
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この回答へのお礼

>ギター本体にボリュームやトーンが必要無く、アンプも
>バランス受けにするなら意味はあるかもしれませんね。
やはりアンプ不平衡回路で作られているのですね。う~ん、そこが一番謎です。。

>バランスに変換するモノとその後もバランスにするならさらに
>アンバランスからバランスに変換するモノが必要になります。
もしギターからシールド線までを一つの平衡回路にして、エフェクター又はアンプの接点(INの部分)で不平衡回路に変換するとすれば、どういう対策を施せば可能になるんでしょうか?
そうすれば単純にギターからシールド端までに受ける外部ノイズは減りますよね?(気になるほど減らなかったとしても)

お礼日時:2008/09/27 19:52

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