これ何て呼びますか Part2

 皆さんの心に残る、または強い影響を受けた小説についてお聞きしたいです。
 自分はまだまだ読書経験が浅いので現代小説(恩田陸や重松清、浅田次郎など)以外の小説(太宰治など、いわゆる古典小説)が読めません。時代背景の知識が不足しているためかイマイチ理解ができません。
 可能ならば現代小説の中から挙げていただきたいのですが、該当する作品がないとされるならばそれ以外でも可能です。その際には、なぜ現代文学には該当するものがないのか、などをお聞かせ願います。欲を言えば現代小説以外の小説の読み方や楽しみ方、現代小説にはない良さなどもぜひ教えていただきたく思います。
 欲張りで申し訳ありませんが、ぜひよろしく御願いいたします。

A 回答 (4件)

小説の場合、背景知識よりも、


文体が読みやすいかどうか、ストーリーに興味を持てるか、
その世界に馴染みを持てるか、登場人物に共感できるか、のほうが
重要だと思います。

古典的名作は数ある小説の中から、消えずに残った作品でしょうから、
時代を越えて普遍性があるということなのでは?
時代や国や文化を越えて、共感できる部分がある。

太宰治も『人間失格』などなら別に時代背景は関係ないのでは。
でも「こんな主人公、嫌いだ」と感じる人には読めないだろうし、
それはそれで良いと、個人的には思います。

国語の教科書に出てくる小説ですが、
夏目漱石の『こころ』を読んだことありますか?
好みに合うかどうかは別として、
憧れ、恋愛、友人関係、罪の意識・・・・・・・
別に時代背景は関係ないと思います。
電話がなくて、郵便ハガキで友達に「遊びに来いよ」と連絡したりしてますが(^^;

かの有名なドストエフスキーでしたら、『貧しき人々』ではなく
『白夜』を推薦します。
ロマンティックで読みやすいという人も多い一方、
「なにやってんだよ、おまえ」「いいのか、それで」など突っ込みどころ満載です。
私は『電車男』を読んだことがないのですが、
ロシア版電車男とブログに書いている人を見つけて、笑いました。

文化的背景をよく知らないがゆえに、
「へー、都会人は夏になると別荘に行くのか」とか、
「なるほど、ロシアも白夜になるのか」とか、
「貧乏そうなのにアパートには女中がいる」とか、「お茶をよく飲む民族らしい」など、「へ~」と思って読みましたよ。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
先日、太宰治の「走れメロス」と「恥」を読んでみたところ、やはり背景知識ではなく文体や物語の展開が自分に合えば面白く読めるのかなと思いました。前者は文体は少し難しいと感じましたが、物語の展開がわかりやすかったので楽しく読めました。後者はやはり心の描写がメインなのでその時代の流行や慣習などが把握できていたほうが「面白い小説」として読めたのかなと思います。
「こころ」は教科書で読んだので1冊まるまる読んだわけではありませんし、学校教育の一環でしたので楽しいとは思いませんでしたが、そのうち読んでみたいと思います。
大変参考になりました。改めて御礼申し上げあます。

補足日時:2009/09/15 16:26
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こんにちは。



村上春樹の小説で、
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
というのがあります。
“世界の終わり”と“ハ-ドボイルド・ワンダーランド”の二つの世界を作品内で行き来しながら語り継がれていくもので、密接な関係にありながらも不思議なそれぞれの世界が独特の空気で織り成されていきます。
世界観としてはゆるいファンタジー+SF+現実と言うところでしょうか。理解出来ないとしても、雰囲気を味わえる所が作者の妙だと思います。

楽しみ方に関してですが、“読書”全体として考えるとします。
オススメされたものを読みつつ、先ずは“読書”という事に慣れましょう。そうすると、自然と次にどんな本を読もうか考えます。
本屋に行ってベストセラーを読むのも良いですし、ジャケ買いならぬ表紙買いをするのも良しです。
タイトルに惹かれて買うのも良しですし、いっそ店員にオススメを聞くのも良いですね。隠れた名作をオススメしてくれたりしますよ。
そうしてくれば自然と読めるようになってきます。エッセイであったり、伝記であったり。タメになる系のものだってありですね。

要するにオススメして貰うだけではなく、慣れてきたら“良い本に出会うための考え方を自分に創る”と言うのがねらいです。
中にはつまらなかったり、タメにならなかったりするものもあるかもしれませんが、それは考え方を創るのに必要なことです。無理して全部読み進めなくても良いですが、いつかもう一度手にとってみると捉え方が変わっていることもあります。人間と似てますね。作者の味が出るのでそれはもっともなことですけれども。

なので、何でも読んでみましょう。ありとあらゆるものが本にはそろっています。人の数どころか星の数ほど。
でも必ずその内に、輝いて見える星が見つかるはずです。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
まずは一度手にとって読んでみるということが大事なんですね。確かに最もだと思います。何でも読んでみようと思います。

補足日時:2009/09/15 16:53
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梨木香歩の「裏庭」「からくりからくさ」


井上靖「孔子」
パウロ・コェーリョ「アルケミスト」「第五の山」
いろいろ読んできましたが、わたしの人生哲学の糧となったのは、これらの作品です。いずれも現代小説、文庫で手に入ります。
ちなみに今読みかけなのは、ユゴーの「レ・ミゼラブル」
わたしも古典の類は苦手ですが、この本はテーマや描写が趣味に合いそうで、わくわくしています。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
自分も趣味に合うテーマや描写を見つけて読書に励みたいと思います。

補足日時:2009/09/15 17:03
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サウンドノベル というジャンルになりますが


『うみねこのなく頃に』
は読み応えがあり、物事の考え方を見つめ直すきっかけになり
いろいろと考えさせられました。
また視野も広がりました。
これは、BGMや登場人物の立ち絵と共に
文章を読んでいくスタイルのゲーム(読書)です。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます
サウンドノベルですか。あまり馴染みがないのですが、図書館などにおいてありますでしょうか?

補足日時:2009/09/15 17:08
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