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今更ですが、東野圭吾さんの『白夜行』を読みました。

自分たちに都合の悪い人間を次々陥れたり殺害してきた二人ですが、
真相に近づいているのに殺されなかった人もいますよね。
なぜでしょうか?
皆さんの解釈を教えてください。


・なぜ笹垣は殺されなかったか?
  →やはり刑事を殺すとリスクが高いからでしょうか。

・なぜ篠塚は殺されなかったか?
  →大学生時代の江利子の事件は、単に江利子が「幸せになっていくこと」への嫉妬か、あるいは「利用価値のある男」として篠塚を第一候補に考えていたためと思っていました。
   (恋愛感情を持てるような女性だとは思わなかったので)
   ですが明らかに自分を疑っている篠塚を殺さないということは、本当に当時から篠塚に対して好意があったのでしょうか?
   義母の葬儀の際篠塚に見せた態度は、懐柔のためではなく本心から彼を求めていたのでしょうか?
   だとすると雪穂にとって桐原は何ですか?


ちなみにドラマは未見です。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

私は逆に原作未読です。

ドラマをみた意見ですけども・・・

なぜ笹垣は殺されなかったか?
→ふたりは時効がすぎたら一緒に太陽の下を歩こうと約束していましたけども、心のどこかではちゃんと十字架を背負って生きていくことを望んでいたのではないでしょうか。その場合、つかまるとしたら彼に捕まりたかったからかなと。
もしくはつかまりそうでつかまらないというようなスリルを味わうためにちょうどいい存在の彼を利用するため

なぜ篠塚は殺されなかったか?
→やっぱり多少なりとも好意があったからでしょうか。義母の葬儀の際笹塚にみせた態度というのが忘れてしまったのですけど、雪穂にとって彼が大事な存在であったことはたしかだと思います。ドラマ版では彼の言葉をきっかけに桐原と一緒に自首しようとしましたしね。
もし桐原と一緒にあの事件に遭遇していなくて普通の子供に育っていたら好きになっていたかも?って思いがあったかも知れません。
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この回答へのお礼

笹垣が殺されなかった理由の考察は大変面白いですね。
そう考えると、初めて二人を人間らしく感じるというか、救いがあります。

篠塚に対してはやはり好意があったのでしょうかね。。。
桐原とは恋愛感情を超えた何かで繋がっていたのかもしれませんね。

面白く読ませて頂きました、ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/10 09:28

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