プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

最近自分で石鹸を作り始めました。
ヒノキの香りがとても好きなのでヒノキのアロマオイルを30滴ほど入れたのですが、全く香りが付きませんでした。
後から分かったのですが、ヒノキは香りが付きにくいし、もっとかなりの量の精油を入れないと匂いわないと。
精油って物によっては高価ですしそんな何十滴も入れたらアッという間に無くなってしまいますよね。
それにとても高価なセッケンになってしまう。

それで思ったのが市販の安価なセッケンの香りについてです。
箱から出した瞬間、封を切った瞬間、ものすごい香りがしますよね。
あれってどうやって香りを付けているのですか?
化粧品でもそうですが、使われているいわゆる「香料」とはどういった物なのでしょうか。

A 回答 (2件)

以前香料関係の研究開発の仕事をしていました。



香料の原料にもいろんなものがあります。とてもここには書き切れません。

ある1つの特定の匂い用の香料の中にも、かなりたくさんの成分が入っています。香料の各成分は、単品で匂いを嗅いだらかなり強烈な匂いがするものが多いです。そういうものを少量ずつ混ぜ合わせ、バランスを取りながら、特定の匂いを作り上げるんです。かなりの経験と才能(センス)が必要で、3~4年程度じゃ一人前にはなれません。

その道のプロは一種の芸術家のようですね。(元々は化学者なんですけど。)

ただ、石鹸のようなメジャーなものについては、もう代表的な配合表が知られていますから、原料さえあれば簡単に作れますよ。成分的には石鹸自体の成分によって悪影響を受けないようにということから、化学的に安定性が高い物質が多く使われています。(香料開発者になるには化学的知識がある程度必要です。)

今は手元に資料がないからわからないんですけど、たしかイオノンという化学物質がよく使われていたような記憶があります。単環式セスキテルペンに属するケトン化合物です。フローラルっぽい香りだったと記憶しています。(もちろんそれ以外にもいろんな成分が入ってますよ。)

花の香りというのはけっこういろんな成分が知られていますので、比較的容易に作れます。例えばバラの香りなんかはほぼ入門編のようなものです。

香料関係の入門書は2000円前後で買えると思いますので、お求めになってみるといろんな面白いことが見つかるかも知れませんよ。

ちなみに、papapanさんが興味を覚えているヒノキの香りに関しては、私もチャレンジしてみたことがありますけど、価格的に商品化するのは到底無理という結論に達しました。(経験不足の未熟さ故に安価な原料からうまく匂いが作れなかったということだけかもしれませんけど。)
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この回答へのお礼

大変詳しくありがとうございます!
化学物質が使われてるとわかり「そうだろうなぁ」と納得しました。
自分で物を作り始め少しだけ香りにも興味を持ってきました。
入門書が2000円で買えると知りもっと知りたい気分です。
とても参考になりました。

お礼日時:2003/05/23 16:01

エッセンシャルオイルを使った石鹸の作り方です。



http://www.natural-life.net/aroma/cosme/soap.htm

参考URL:http://www.natural-life.net/aroma/cosme/soap.htm
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。
教えて頂いたサイト初めて知りました。
お気に入りに登録しましたので後でゆっくり見たいと思います。

お礼日時:2003/05/23 16:03

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