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Windowsでは最初から入っているMicrosoft OfficeなどのプログラムはCドライブのProgram Filesに格納されていますが、Linuxは標準で入っているモジュール(gcc、make、opensshなど)はどこに格納されているのでしょうか。
コマンドはwhichで場所が分かるのですが、その他の関連ファイルの場所が知りたいです。
(ライブラリファイルはlibにありそうですが、例えばバージョンについてのファイルとかその他もろもろは
ソースでインストールをするときはオプションでインストール先を指定できますが、標準はどうなっているのかが分かりません・・・findでいちいち探さないといけないのでしょうか。)

以上、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

Linux の標準的なパッケージでは、


・プログラムは /usr/bin/
・ライブラリ(Windowで言うdllにあたるもの)は /usr/lib/
・マニュアルは /usr/share/man/
・関連ドキュメントは /usr/share/doc/
と言うディレクトリ構成になっています。

ちなみにディストリビューションによって違いはありますが、パッケージを rpm で管理しているディストリビューション(Fedora, Ubuntu など)では、
・rpm -qa
でインストールされている全パッケージの名称が分かり、
・rpm -ql openoffice.org.-writer-3.3.0-20.2.fc14.i686
とパッケージ名称を指定すると、関連ファイルのインストール先ディレクトリが分かります。

※もっとも、最近の Fedora, Ubuntu では、GUIのパッケージマネージャが入っていて、それを起動してパッケージ内容を表示させることができますので、そのほうが簡単でしょう。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
最近Linuxを始めたばかりで、どうしてもWindowsに置き換えて
考えてしまうのですが、ファイルシステムからきちんと
勉強します。

お礼日時:2011/03/09 00:10

モジュールという言葉の定義がわかんない。


Linuxで普通モジュールと呼ぶ場合、gccとかopensshを指したりしない。

Windowsは小規模な個人向けOSであるMS-DOSから育った都合で
HDDの管理はユーザーがやりたいようにやらせろという思想になっています。
ゆえに、OSが使うファイルは一部のディレクトリーに押し込まれ
ソフトウェア開発者は好き勝手に専用ディレクトリーを作るようになっています。

ただ、MS-DOSはルートでのファイルエントリー数の制限が厳しく
その問題を回避するために、Program Filesが設けられた経緯があります。

ですから、Program Filesの下というルールづけはあるものの
設定ファイルはそれぞれのディレクトリーに散乱し
効率的な設定バックアップが困難で…参照も困難なものでした。

そういった混乱をとりまとめたのが悪名高いレジストリーです。
泥縄の設計思想に見えます。


これに対して、サーバーや共有のコンピューターとして育ったUNIXは
HDDの中で個人が利用する場所を/homeなどの下に規定し
ルートディレクトリー上での自由は、管理者にこそあります。

新参者のMS-DOS,WindowsとはUNIXやLinuxの管理ルールは大きく違いますが
UNIX40年の歴史から、磨き上げられたルールは、合理的なものです。


その特徴が、/binや/usrのようなディレクトリーの運用ルールで…
基本的には実行ファイルは/bin、/usr/binなどに置かれ
管理者用コマンドは/sbinや/usr/sbinに置かれます。
またOSベンダーなどが提供したものではなく、管理者やユーザーによるものは
/usr/local/binに保存したりします。
この辺は、ディストリビューションによって差異があります。

そしてUNIX系OSの特徴的な設計として、設定ファイルはすべて
/etcの下に集約されるようになっています。
その上で、ユーザー個人の設定は/home/vaiduryaのような
ユーザーのホームディレクトリー下に保存されます。

ですから、最小限の設定のバックアップは
/etcと/homeだけ保存すれば良いわけです。

もちろん、MySQLなどを利用したソフトでは
/varにdatabaseが保存されていたりもしますし
Sambaでも/varに共有ディレクトリーが作られる場合があります。

そういった標準の割り当てはLinuxのディストリビューションによっても
それなりに違いがあったりするので、注意すべき場合があります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

>これに対して、サーバーや共有のコンピューターとして育ったUNIXは
HDDの中で個人が利用する場所を/homeなどの下に規定し
ルートディレクトリー上での自由は、管理者にこそあります。

きっとこの「自由」という感覚が理解できたら、UNIXの良さが
もっと分かるのだろうなぁと思います。

お礼日時:2011/03/09 00:15

ディストリビューションは?


ちなみに、インストール先なんて、普通は「物による」のがLinuxの一般的な認識だと思いますが。
(rpmなどのパッケージ管理があれば、ほぼ決まっているというか、文化的なところもあったり…)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
確かに「物により」ますよね。
まだ一般的な認識が分からないので少しずつ勉強します。

お礼日時:2011/03/09 00:13

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