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Illustratorの色の校正をデフォルトでONにするには


イラレCS5を使っています。

CS5では普通にaiファイルを開くデフォルトで
色の校正がオフになっており、イラレ上で見える画像の色と
RGBのbmpファイルで出力したときの画像の色が違って見えます。

これを同じにするために
表示→校正設定→モニターRGB
にチェックを入れる必要があります。

しかしながら、この設定はaiファイルを保存して、
また開いた時にリセットされてしまうため、
毎回、色の校正を設定しなおす必要があります。

これをデフォルトで色の校正にチェックを設定するにはどうしたら良いのでしょうか?

検索してみるとphotoshopに関しての回答ページが見つかりました。

http://questionbox.jp.msn.com/qa5802810.html

しかし、イラレのものに関する回答ページは見つかりませんでした。

どなたか設定方法を知ってらっしゃったら教えて下さい。

A 回答 (2件)

部分的な解説は色々と密接に関わっていて難しいのでまとめて説明します。




ADOBE製品は、特定のカラースペース(カラーマネジメントファイルの指定)で作業するのが大前提にあります。ここをおろそかにすると表示カラーが一致せず、モニタ表示や印刷、他のソフトでの表示などに悪影響します。
通常の編集でのカラー設定は、最終成果物(何に使うのか)を考え、適切なカラーマネジメントファイルを指定してから編集することになります。
指定したあとは、カラーマネジメントプロファイルの切り替えは色味が変わってしまうので慎重に行わなければなりません。

●カラーの同期
まず、基本となるカラースペースは作業用カラースペースと言い、画像編集作業全般の基本とすべきものです。編集者がこのカラースペースを足がかりに作業していくようなものです。
WEB作業が主体ならsRGBを設定するために「Web・インターネット用-日本」を選択します。
 メニュー→編集-カラー設定 設定-Web・インターネット用-日本

●基本が出来たところでここからが重要です。ここで3種類の指定方法があります。
 メニュー→編集-プロファイルの指定

○このドキュメントのカラーマネジメントを行わない:
Windows環境のカラースペース(モニタ用が多い)。
(CMYKモードはWindowsにはないので作業用スペースが当てられる。)
ここを正しく使用するにはWindowsのモニタでカラープロファイルを指定しておく必要があり「モニターRGB」となります。
Windowsで指定がなければsRGBを指定したことになります。
 デスクトップの何もないところの右クリック プロパティ-設定-詳細設定-色の管理
だからといって、ここを選択するとややこしいことになります。下記※1

○作業用○○○:
作業用RGBまたは作業用CMYK。ファイルのカラーモードで切り替わる。
先ほどのカラーの同期での作業用カラースペースが当てられます。
ここはsRGBが標準です。

○プロファイル:
「ファイル付けのカラープロファイル」です。ファイルと共に保存され、他のソフトや再編集で使用する時に参照されます。最終的にこの設定が表示や編集に優先されます。
この指定は「この画像はこのカラースペースを使用して編集されています」というもので、他のカラースペースとの入れ替えはせず、いったん指定したあと固定して使用します。
「モニターRGBで保存する前の状態に戻せるのでは」という問については、元のカラーが分からなくなった場合は戻せないと大変なことになると思いますのでそういう使い方はしません。いったん決めたら入れ替えない方が無難です。
ここを指定することによって、他の作業用スペースなどはまったく指定しなくても正しく表示できます。



要は、「カラーの設定は最初に正確に指定してから編集作業に移りましょう」、と言うことで、「あとからプロファイルだけを切り替えるのは控えましょう」、切り替えた場合は色の変化の保証はしませんよということです。
その後に、最終印刷物の用紙の色をシミュレートするのが校正設定です。
RGBでも使用できますが、モニタのみで使用し印刷物の色を考慮する必要がないなら使う意味はないのでプロファイルの指定だけで十分です。


カラーに関して、
「カラーマネジメント(カラー管理方法)については、このファイルでは○○のカラープロファイル(カラー指定ファイル)を使用しているので、○○のカラースペース環境(カラー再現域名)である」
というような使い方です。

※1
Windowsでもカラーマネジメントは行われていて、Windowsのモニタでカラープロファイルを指定しておくと、ファイルをsRGBとみなすWindows環境での表示はsRGB色がモニタ上で再現されます。
指定しないとモニタが正確なsRGB表示だと見なされsRGBカラーと同値となります。さらに進んでここでモニタのキャリブレーションをsRGBに合わせないといけないということになってしまいます。
モニタカラーがsRGBであるのかないのかでイラストレータの挙動が変化します。
モニタのキャリブレーションを正確にsRGBに合わせることができれば、カラープロファイルは校正設定も含めてすべてオフにすることが出来ます。
結局は余計な設定が少しでも入ったから色が違っていたという単純な結果です。
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使い方や考え方を間違えるとそういうことなりますので、通常はプロファイルの指定を利用します。


プロファイルは、編集する際には何を表示しているのかを常に頭に入れておかなければなりません。

編集中のカラー値を変化させずに、別のカラーシステムで表示した状態を見ることができる校正モードは、単なるプレビューでしかありませんので設定を保持する意味はありません。

作業用カラースペースで編集するのなら、カラー設定で作業用スペースでモニターRGBを選び、プロファイルの指定で作業用スペースを選択します。
この場合、ファイル付けのカラープロファイルは保持されますが、校正モードと違い再編集する時にプロファイルの指定は自動で切り替わりませんので注意が必要になります。

ファイル付けのプロファイルのカラースペースで編集するのなら、プロファイルの指定でプロファイルからモニターRGBを選択します。
この場合、元のファイル付けのカラースペースは破棄され、モニターRGBで保存されてしまいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

とりあえずカラーシステムの保存の仕方は分かりました。

しかしながら、最後に書かれているデメリットの意味がよく分かりませんでした。

「元のファイル付けのカラースペースは破棄され、モニターRGBで保存されてしまいます。」

これはどういう意味なのでしょうか?

モニターRGBで保存したとして、後からプロファイルでsRGBに設定すれば、
モニターRGBで保存する前の状態に戻せるのではないのですか?


それと「ファイル付けのプロファイル」というのが何のことを指しているのか
分かりません。

もう少し平易な言葉でご回答いただいても構いませんでしょうか?

お礼日時:2011/12/10 19:08

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