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ブルーインパルスなどのアクロバット飛行で、長時間背面飛行をしていますが燃料をうまく供給できているのでしょうか?
プラスGがかかっている時は、背面飛行でも大丈夫?だと思うのですが、長時間水平状態で背面飛行すると燃料が供給できなくなりエンジン停止にならないでしょうか?
素朴な疑問です

A 回答 (3件)

戦闘機や曲技機は、一旦機体各部のタンクの燃料を一箇所のタンクに集め


ますが、このタンクは常に燃料が一杯になるようにしてあり、尚かつ側面・上面
からも吸い込める構造なのであらゆるG方向でも供給が断たれないようになって
います。

ここで新たな疑問が出る筈ですが、基本的にこのタンクを使い切ると供給
されなくなります。ということは当然背面飛行(inverted flight)には普通
時間制限(operation period/limit)があります。
もうひとつ背面飛行を制限する理由に潤滑の問題もあります。ジェットエンジン
の潤滑油は各ベアリングの冷却をしていますが、この冷却後にオイルを回収する
ポンプ(scavenge pump)の吸い込みラインが底面にある場合は回収出来なく
なるのでオイルを回せる時間内である必要が出ます。

この両者のどちらか短い方が背面飛行の制限時間であり、普通10秒~数十秒程度
です。(T-4にもあるそうです。短いようですが実用上は十分な時間です。)
中にはレシプロ曲技機でこの制限が無いものがある、またかの零戦にもマニアルに
この制限が無かったとも聞きますが、この種の制限が無い飛行機の方が少ないと
思います。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
背面飛行には、制限時間が、あったとは知りませんでした。
有難うございます。

お礼日時:2011/12/30 13:48

ぜんぜん問題ありません。

よくスプレー式の洗剤などで逆さにしてレバーを操作してもスプレーできるものがあるでしょう。原理はあれと一緒ですよ、タンク内の燃料供給パイプを複数上下に設けておき重力によって作動するバルブで切り替えているだけの話です。背面飛行だけではなく垂直上昇のときもこのような装置がなければ燃料が供給されずエンジンストールに至るでしょう。

燃料供給系統にはプライマリーポンプから圧力を利用して蓄圧し抜気する機構も備えています。従ってどのようなGの状態、姿勢においても燃料はちゃんと供給されます。
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この回答へのお礼

有難うございました。
よく考えたらそうですねラジコン飛行機の燃料タンクにも単純ですが、そのような仕組みがありますね。

お礼日時:2011/12/30 13:54

背面飛行が出来る機体はそういうふうに作られてますよ。


もちろんブルーインパルスなど戦闘j機(練習機)ですから、そういった状態も考慮されてます。
これはレシプロ機でも一緒。
民間機で背面が許されるのは対空類別で曲技A類の航空機だけ
これらの曲技機は当然背面飛行に対応した構造となってます。
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