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6振動、8振動、12振動などかありますが、
振動数が多なるにつれて精度が高くなるのは何故ですか?
6振動で日差数秒なんて高精度を出せないもんなのでしょうか?
振動数が多いが精度が悪い物もあるのでしょうか?

あと秒針の動きなんですが機械式でクォーツの様な動き(1秒刻み)
にする事は可能ですか?出来るとしたら1振動?謎
その逆も出来ませんか?

A 回答 (1件)

> 6振動、8振動、12振動などかありますが、


> 振動数が多なるにつれて精度が高くなるのは何故ですか?
・駒の原理により、テンプを高速に回転運動させた方が、遠心力が強く働く。(実際は回転ではないが)
遠心力が強く働いた方が、姿勢が変わって、重力方向が変化しても回転速度が落ちにくい。

> 6振動で日差数秒なんて高精度を出せないもんなのでしょうか?
・置き時計や掛け時計ならば、理論上は可能。
腕時計の場合、常に姿勢が変化するので、姿勢抵抗がテンプに掛かるため難しい。

> 振動数が多いが精度が悪い物もあるのでしょうか?
・いくらでもあります。
機械式時計の場合、部品それぞれの精度が大切です。
また、潤滑油の善し悪しも重要です。

高級時計の場合、歯車の小さな一つ一つの歯(ギザギザ)も時計職人によりヤスリで磨かれ、ツルツルに仕上げられます。
歯車の小さな一つ一つの歯の引っ掛かりは極限まで取り除かれています。
歯車軸にも最高の潤滑油が規定量のみ使用されています。

だから、時計の精度は、振動数だけで精度が決まるものでもありません。

日本では1秒間に8振動以上の機械がハイビートと呼んでいます。
ハイビートのメリットは高精度が出しやすいこと。
デメリットは、可動部分が激しく動くため摩擦が多く耐久性が低くなることです。
逆に、ロービートは精度は落ちますが、耐久性は高くなります。
つまり、ハイビートの時計をベストの状態に保つには、定期的なオーバーホールが重要になります。
ハイビートでもオーバーホールをサボれば、摩耗した金属クズが軸受けなどに溜まり、精度はロービートよりも落ちることもあるわけです。

> あと秒針の動きなんですが機械式でクォーツの様な動き(1秒刻み)
> にする事は可能ですか?出来るとしたら1振動?謎
> その逆も出来ませんか?
・1秒毎に秒針が進むような機構を備えた機械式時計もあります。
「ステップスイープセコンド」
秒針は1秒毎に進みますが、中身は、普通の機械式時計と一緒です。


http://www.chrono24.jp/doxa/jump-sweep-second--i …

余談ながら、
最新の機械式時計はセイコー社の開発した「スプリングドライブ」。
腕の動きでゼンマイを巻き。
ゼンマイのほどける力で、針(時分秒)を動かす。
同時に、ゼンマイのほどける力で超小型発電機を回して発電。
この電気でクオーツ回路を動作させて、調速を行っている。
世界でセイコーだけしか作れないスプリングドライブはモーターも電池も一切使っていないクオーツ式機械時計です。
http://www.seiko-watch.co.jp/gs/manufacture/spri …
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