
『ベルサイユのばら』の最後のほうで、オスカル
が血を吐きますよね。私はてっきりオスカルは
その病気で亡くなるのだと思っていましたが、戦死
してしまいました。そこで疑問なのですが、オスカルは
一体なんの病気だったのでしょうか。肺病(結核)
かな、とも思うのですが、吐血のあと、アンドレと
結ばれるので違うのかなぁ、とも思うし・・・。
私が見落としているだけで、原作に描かれている
のでしょうか?今手元にないので、どなたか詳しい
方いらっしゃればお願いします。
(戦死するのであれば、池田理代子先生は、何故
オスカルの吐血の場面を描いたのかも不思議に思って
いるくらいです。)
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ベルばら、なつかしいですね~♪
当然!肺結核だと思います。
肺結核は、ロマン派の文学や演劇において、ロマンチックな病気だったからです。
抗生物質がなかった当時としては不治の病で、熱のため頬が赤く、目が大きくうるみ、痩せて肌は白くなる。つまり美しくなるわけです。
そして若い人がかかりやすく、若い人ほどかかったら急激に病気が進行し、若死にすることになったわけです。
『椿姫』や『不如帰』のヒロインも肺結核で死んでいますよね。
すぐには思い出せないけど、ほかにもたくさん小説があったはず・・・
オスカルは「吐血」ではなく「喀血」したはずです。喀血は肺から吐くので、鮮やかな赤い血が出ます。。。
要するに、「美しき死の宣告」なんですよね。
オスカルは自分が喀血した時点で、死が逃れられないことを悟ったわけです。だからその後、一直線に死へ向かっていくわけです。
バスチーユの戦闘でたまたま銃弾に当ったわけではない、運命づけられた死・・・を描きたかったから、作者はオスカルを肺結核にしたのだと思います。
早々のご回答ありがとうございます。そうでした、結核は吐血ではなく喀血ですね(^^;)訂正していただきありがとうございました。肺結核で亡くなるヒロインて多いんですね。nako007さんお詳しいです!成る程・・・「美しき死の宣告」なんだかオスカルに合っている気がします(悲しいですけれどT T)。オスカルの死は運命であった、と考えると、タイトルとも合って何故喀血の場面があるのか分かる気がしますね。ただひとつ気になるのは、肺結核であった場合、アンドレにも感染する可能性があるであろう事をオスカルは知っていたのかどうかという事です。。。マンガに対してナンセンスな疑問かも知れないのですが・・・。
No.3
- 回答日時:
>アンドレにも感染する可能性があるであろう事をオスカルは知っていたのか
なるほど、go_go_rainbowさんはそこに引っ掛かったわけですね!
時代設定を考えれば「知らなかった」ことになると思いますよ。
肺結核が空気感染することが知られてからは、非常に恐れられました。だから『不如帰』の悲劇になったわけです。
ハンセン病ほどではないけれど、患者の家族まで人に避けられたりした話は、確か『塩狩峠』にも出てきます。
でもこの当時は、そういう認識はなかったはずです。
デュマ・フィスの『椿姫』はフランス革命後かなり経ってから書かれたものですが、高級娼婦であるヒロインをとりまく男達は、彼女が肺結核であると知っていて、愛人にして囲ったりしてるわけですからね。
というわけで、オスカルが自分の病気を隠したままアンドレと結ばれたとしても、彼に対して不誠実と考える必要はないと思います。細菌の存在すらわかっていなかった時代ですから。
nako007さん、再度の書き込み感謝致します。『椿姫』の例を出していただいて、非常によく分かりました。まだフランス革命の時代は、肺結核に対しての認識がなかったのですね。ようやく胸のつかえがとれました。考えてみれば、今の時代でさえ結核やハンセン病に対して誤った認識を持っている人々もまだいますもんね(><)それにしても前から気になってはいた作品でしたが、『椿姫』『不如帰』など読んでみたくなりました。ありがとうございました!
No.2
- 回答日時:
平民議員に対する王室の対応に、オスカルは命令違反を犯し、
反逆罪に問われたオスカルは今までの貴族としての館に住めなくなり、
市民軍の中で生きていくことになりました。
本来、環境の良い貴族の生活に馴染んでいたオスカルはやはり平民と違って「お嬢様」でした。
不衛生で栄養状態も劣悪な平民と同じ生活で、身体をこわしたわけです。
そんなオスカルの身体状況を表わしているわけです。
そこを描写して、肉体にも精神的にもギリギリの状況を表現し、
たとえそんな中でも最後までアンドレとの愛を守って、信念を貫き果敢に戦死していく姿を描いたのですね。
早々のご回答ありがとうございます。たしかに最後のほうのオスカルは免疫力が低下しているように見えますね。果敢に戦死するための複線としての喀血・・・静養したほうが良いのに、それをしないで危険を侵してまで戦いに挑む事で、どうせ死ぬならフランスのために死のう、とオスカルは決意したのかもしれない、とtoyotomoさんのご回答を拝見して思いました。
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