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ビル火災やトンネル火災の際に出る煙に対応して、逃げる際にかぶるフード(透明フィルム製)がよく売っていますが、これは効果があるのでしょうか。たとえば「けむりフード」とか、「スモークカットフード」とか、「防煙マスク」とか。
素人考えですが、火事の最中の煙は、熱くてあっという間に溶けてしまうのではないかなどとも思います。火の元から離れていれば、ある程度は使えるのでしょうか。
火事の経験からいうと、無いよりあった方がよいとか、そんなもの役に立たないとか、ご意見お聞かせ願えませんか。

A 回答 (6件)

1)ネット上でいくつかの防煙マスクを調べてみましたが、みな「耐熱性」とあるので(まあ当然だが)、ある程度の熱には耐えるものと思われます。


もし煙がフードが溶けるほど熱いなら、人間も避難するどころではなく蒸し焼きになるでしょう。

2)火災の時の煙は一般の空気より熱いのは確かなので、たいてい室内の上の方(天井の方)に昇ります。
したがって煙を避けるには中腰などなるべく低い姿勢になって逃げるのが効果的です。

3)火事の時に怖いのは一酸化炭素です。これを吸い込まないようにするには上記の姿勢の他に、ハンカチやタオルを濡らして口に当てて逃げることです。
これによってだいぶ煙や有毒ガスを吸わずに済みます。

4)3階建て以上の建物は階段を「階段室」として防火扉で囲うことが法令で定められています。したがって階段の中には煙が入ってこないのです。
火事の時にはすぐに避難階段の中に逃げ込むと有効です。もちろん屋内階段でなく、屋外階段ならさらに安全です。

5)火事で煙が濃いときはほんの少し先も見えなくなります。防煙フードを装着しても、上記のように避難しないと、廊下の先も見えずにうろうろ迷い歩くことになりかねません。

6)火事の時には廊下などにものが散乱する恐れがあります。これらを乗り越えて避難するには「軍手」や「靴(外履き)」が必須です。宿泊施設などでは靴はすぐに履けるようにベッドサイドに置いておく方がいいのです。
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この回答へのお礼

いろいろなアドバイスをありがとうございます。
煙があまりに熱ければ、たしかに逃げるどころではないですね。
参考になりました。

お礼日時:2012/05/21 22:33

専門家です。



有効かどうかでいえば「かなりの確立で有効」といえます。

現代の火災で怖いのは火ではなく煙です。煙は火災の初期から発生し、比較的低い温度(火点に炎が見えない火事でも)でも多量に発生します。また現代の建築物や製品から発生する煙は、一酸化炭素だけでなく様々な有毒ガスを発しており、一定の濃度に達すれば一息で致死量に達しますし、そうでなくても目が痛くて開かなくなる、喉や鼻が痛くて息が出来ない、軽く吸っただけで麻痺症状を引き起こす、など火災で死亡する原因の多くは、煙を吸ったことによる逃げ遅れ、なのです。

また現代建築物の火災の怖さは「火が見えないのに煙に巻かれる」という部分にあり、実際もし炎が見れるような場所にいえるなら、直ちに避難行動に移れるのですが、火点から遠い場所や違う階などに居た場合は、煙が進入することで気づくことが多いのです(だから早めに知らせる為に火災報知設備が設置されているのです)

この時点で防煙フードなどを利用できれば、ほぼ確実に非難することが出来ます。火災の最中の煙が暑いといってもそれは火点の近くだけで、建物内に広く充満した場合には熱いものではありません。その代わり吸えば最悪死んでしまうのです。

ですので、非難する際は「煙を吸わないこと」が一番重要で、それを防ぐ防煙フードはかなり効果があるといえます。
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この回答へのお礼

有毒ガスの観点たしかにそうですね。これが燃えたらどんなガスが発生するのか、不安になるようなものが、ビルのあちこちに置かれたりしますね。良い勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2012/05/21 22:39

熱に関しての問題なら他の回答者さんと同意見です。


消防士では無いので火中に飛び込む必要も無ければ、そういう物でもありません。
火に囲まれてしまえば、マスクの有無なんてどうでも良いレベルです。
質問者様の防災用品は煙対策です。

この質問から察するに、たぶん質問者様も「焼死」と聞けば「炎に焼かれて全身大やけどで死亡」というイメージをお持ちでは無いでしょうか。映画「タワーリング・インフェルノ」みたいな。

意外と「焼死」の直接的な死因は火災の際の一酸化炭素等の有毒ガス中毒で、焼ける前に死んでしまっていたケースがかなりあります。炎上している範囲の拡大には時間がかかりますが、煙の充満は驚くほど早いのです。そういう四方に散った煙はたいした熱は持ちません。
ですから逃げるにも救助を待つ時間を稼ぐにもこれらのマスクはそれ相当に有効だと思います。(脅かす気は無いですが、一酸化炭素中毒は死亡するリスクだけでなく、助かっても後遺症のリスクがあるやっかいなもの。)

ですので私からの回答としては、
まず、目の前に火炎が見えるならまず逃げる。(自宅で鍋に火がついたばかり程度なら消火器で消しても良いが、炎が天井まで達していたらもう無理です。)
その際、(持っていればともかく)マスクを探してうろうろなんてしてはいけない。

次にホテルなどで火災に遭遇し、煙で避難が困難の場合はマスクをして119番。落ち着いて部屋の番号を言えれば救助まで間に合うはず。このマスク等が生死を分かつときはそんなときじゃないかな。一酸化炭素はそれすら待ってくれませんから。
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この回答へのお礼

二酸化炭素中毒の後遺症の人は、見た目には健常者ぽいのに、重大な脳障害をおっていたりしますよね。それをふせぐという点では、このフードにプラスして、酸素缶みたいなものでももっていると違うのかしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/21 22:37

フィルム状など樹脂系ですと、耐熱温度はせいぜい200~300℃くらいでしょうね。



一方の火炎は1000℃以上です。
全く耐久しませんね。

でもご心配無く。
人間の耐熱温度は、樹脂よりはるかに下だから。
フィルムがあっと言う間に融ける状態だと、人間は死んでしまいます。

たとえば、サウナの100℃は入れても、お湯の100℃はムリでしょ?
もし大丈夫なら、釜ゆでの刑は成立しませんしね。
人間に限らず生物は、身体の芯まで50℃くらいに温まってしまうと、タンパク質などが固まり、死んでしまいます。
ゆで卵と同じ様なモノで、温泉卵状態だと、生物はもう生きていられないんですよ。

でも耐熱系の樹脂は、100℃のお湯に浸けても耐久します。

あくまで人間が火災の中で活動出来る環境で、フィルムが耐久すれば充分。
たとえ人間が死んでもフィルムは大丈夫!なんて言う必要は、全く有りませんからね。
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この回答へのお礼

なるほど、なるほど、たしかにそうですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/21 22:35

>火事の最中の煙は、熱くてあっという間に溶けてしまうのではないか


そんなところには端から行けません。

使い方と、逃げ方を根本的に間違っています。
http://item.rakuten.co.jp/bousaikan/407271/
150度以上のところで貴方は何か出来ますか?
フード以前に着衣が溶けて生きていられません。

火が見えるようなところで悠長にかぶってはいられないでしょうし、火があるところは結構クリアです。
火の無いところの方が煙が濃いのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2012/05/21 22:34

考えなくて良い。


けむりフードなどは耐熱性が100度以上の物が多い。
普通の人間はそこに達するまでに死ぬ。
走って逃げられるような温度なら充分だということだ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
100度だとたしかに熱すぎますね。

お礼日時:2012/05/21 22:34

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