プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

対中飛車の陣形です。
攻め方は相手の隙を上手くついて桂馬を両方共はねて5筋から潰していきます。
攻めにくい時は香車を上げてそこに飛車を入れて端攻め桂馬や角もたしていきます。
24では2級レベルです。アドバイスなんかもお願いします!!

「【将棋】自作の陣形です。弱点みつけてくだ」の質問画像

A 回答 (1件)

まずまず有力な駒組だとは思うのですが、ちょっと違和感もあります。

わざわざ玉を相手の飛車筋に置くこともないかなと。玉と左金を一路右にずらしてはいかがでしょうか。5八の玉を4八に、7八の金を6八に置いたほうが良いかなという気はします。それでも駒組にかかる手数は変わりません。

一つ目のメリットは、玉が4八の方が終盤のピンチに3七から右上方面に遁走しやすいことです。こういうバランス型の陣形は、玉の守りが堅くならないので攻められたら、広い方に逃げ出すことが重要になります。穴熊などとは対極の思想ですから、その点で5八より4八がいいかなと。それでも右側から攻められたら左方面に逃げ出すこともできます。

二つ目のメリットは玉と金が一間とびで横並びの形は桂馬に弱いことの対策強化です。この駒組は将来相手に桂を渡す可能性が大なので、特に敵の桂打ちを警戒する必要があります。元の構えは4六と6六に桂を打たれると王手金取りになってしまいます。すなわち4六と6六がウイークポイントとなっているのです。その2つの弱点をそれぞれ銀一枚で守っているだけですから少々心もとない。銀頭を歩で叩かれると崩されやすいのです。また5四に控えて桂を打たれるのも嫌な筋です。5四は敵の勢力圏ですから、5四に桂を置かれるのは防ぎ得ない。5四に桂を置かれて、4六と6六を同時に2つとも狙われる筋は怖いです。桂を持っていても3八、5八、7八に自分の駒があると、それが邪魔で桂を打てません。それが改良型にすることで格段に桂打ちに強くなります。4六と6六の弱点が王手金取りにならない分緩和されているといえます。また5四に控えて桂を打たれても5八に桂を打って対抗できる形となります。改良型では、5六の一点だけが弱点ですが、そこは3枚で守っている地点ですので、そう簡単には桂は打たれないでしょう。

三つ目のメリットは、将来5六に飛車が走られた時に王手にならないことです。将棋は王手がかかるかどうかで勝敗が分かれることがあります。少しでも王手をかけられる可能性を減らしておきたいのです。

四つ目のメリットは、5七の地点を玉と金の2枚で守って強化していることです。5七の地点は飛車、角、桂馬といった飛び道具系で狙われやすい位置です。この地点を玉一枚だけで守っているのは少々心もとない。そこで左金を加勢させたいわけです。その分、8七、8八は空白地帯となってしまいますが、これは背に腹は替えられないので仕方ないし、いますぐ攻められる可能性は少ないといえます。角交換になって8八に角を打ち込まれても6八の金を7八とよって角を殺せる形にしておけば十分と考えます。その為には2九の飛車は絶対的な生命線となりますが、それはこの形ではそういうものです。

以上のように改良型には種々のメリットがあります。もっともこういう陣形は相手の駒組や攻め筋に応じて弾力的に変える必要があるので、形にこだわりすぎてはいけませんが、まず最初の駒組目標としては改良型を目指した方が良いと思います。後は実戦経験を重ねて、経験値を溜めるしかありません。こういう駒組は棋書で取り上げられることはほとんど期待できないからです。現代将棋は、玉の堅さ重視で、玉の広さ重視のバランス型の作戦は少数派といえます。しかし少数派だからこそ、こういう作戦をものにできれば頼りになる武器になるのです。定跡をなぞっているばかりでは面白くありません。是非ともオリジナル戦法を確立していただきたいと思います。
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この回答へのお礼

こんなに丁寧に回答してくれるとは思ってもみませんでした。
とても参考になります。ありがとうございます!!

お礼日時:2012/10/14 12:03

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