単二電池

以前同じような質問がありましたが。 (「厚みや手厚いとは?」2012/2/24)
24で指していて、もっと手厚い将棋を心がけるべきだとのアドバイスをもらいました。

ものの本より、
下図で、「位を奪還するには合わせの歩が有効」というので、
▲7六歩△同歩▲同銀△8三銀▲7五歩となって、先手陣は形が良い。
金銀4枚の厚みも相当である。
という解説があります。
手厚い将棋というのはこのようなことを指すのでしょうか?
よろしくお願いします。

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・v玉v金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂v金 ・ ・ ・ ・ ・|三
|v歩v歩v銀 ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・v歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 歩 ・ 銀 歩 ・ ・ ・ ・|六
| ・ 銀 桂 金 ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 

A 回答 (1件)

図の解説の「厚み」とは、「守りの堅さ」ということですね。


「手厚い」とはちょっと違います。

ある局面で、20手後に相手玉に迫れる手順が見えたとします。
その過程においては、相手の受けの応手とその対策を考えます。
それとともに、相手が受けずに自玉に迫る手順があるかどうかも検討します。
その結果、相手が受けの応手で対抗しても、攻めの応手で対抗しても、こちらの方が相手玉に迫るのが早いと判断すれば、その手順を選びます。

ただし、「こちらの読みに間違いがなければ」の話です。
相手の応手が、自分の考えた応手ではなく、その結果、予定では有利になるはずの状況が不利になってしまう、ということがあってはなりません。

また、「明らかな優位」というわけではなくて、「指しやすい程度のリード」と判断できる場合もあります。
それでも、その手順を選ぶかどうかです。
やはり「読み抜け」のリスクはあります。

読み通り上手くはまれば、リードを得られたり勝ちに結びつくような局面が現れますが、そうでない場合は不利になってしまう、それでも自分を信じてやってみますか?ということです。

将棋は相手玉を詰ませるゲームですから、より早く相手玉を詰ませれば勝ちです。
従って、攻めなければなりません。
しかも相手より速く。
その意味では、先ほどの自分の読みを信じることが大切なのですが、独りよがりになりやすい、という欠点があります。

一方、最低でも不利になる局面にはしない、という考え方があります。
つまり、優劣不明ならよし、という考え方です。
この考え方では、相手の出方が重要になります。
何を狙っているのか、を察知しない限りこちらの応手は考えられません。
相手の立場になって考えたときに、どうかということです。
相手の狙いを潰すのです。
従って、1手1手を慎重に考えなければなりません。

この指し方だと、一気に悪くなることはありません。
逆に一気に良くなることもありません。

その中で、ほんの少しのリード、ちょっとした相手のミス、このようなことを最後まで間違えずに続けられれば、最終的には1手違いでも勝てることになります。
一気に勝つことはないし、勝ちに入るのも遅いけれど、一端勝ちに入れば絶対逃さない、という指し方ですね。

このような将棋を「手厚い将棋」とか「腰の重い将棋」と表現します。
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この回答へのお礼

懇切丁寧なご回答、ありがとうございます。
では、そのような将棋を指すのはプロ棋士ではどなたがおられるのでしょうか?

お礼日時:2012/11/30 21:39

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