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こんばんは。

ある監督が映画を製作した場合、とても大まかに言うと、
映画が完成する。→20世紀フォックスなどの大きな会社が買いに来る。→買う会社が決まったら、上映される。
という流れでいいのでしょうか?

また、映画会社がその監督の映画を「買う」という表現は正しいのでしょうか?それとも、その行動は、何か映画業界特有の言葉で表現されるのでしょうか。「入札」とか…?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

>映画が完成する。

→20世紀フォックスなどの大きな会社が買いに来る。→買う会社が決まったら、上映される。

皆無ではありませんが稀でしょう。

映画を作るには、かなりのお金が要ります。したがって、「買って」もらっていないうちから「大きな会社」が扱うようなハリウッド大作を一本とれるほどの大金持ちは少ないですし、そもそも作るにはリスクが多すぎます。つまり上映のめども立っていない映画を作るのは、下手をすると、文字通り金をどぶに捨てていることになるわけで、関わるスタッフや俳優も、みすみす上映の予定がないものに参加するのはむなしいでしょう。下手すると予算倒れで完成にこぎつけないことすらあります。

したがって、たいていは、
映画を企画する。→企画した人が20世紀フォックスなどの大きな会社に売り込む。→買う会社が決まったら、契約書が交わされ、製作に入る。→完成し、宣伝し、上映される。
という流れが一般的です。

そもそも、宣伝には膨大なお金と資料が必要ですし、宣伝がないとなかなかお客さんは入りませんし、お客さんが入る保障がないと、劇場が上映をしてくれません。この宣伝費や資料作成も「20世紀フォックスなどの大きな会社」がたいていやってくれます。ついでに言うと、予告編を作るのは、殆どの場合、本編の監督とは違う人です。

>また、映画会社がその監督の映画を「買う」という表現は正しいのでしょうか?

企画を「買う」という表現は正しいです。ただし、「20世紀フォックスなどの大きな会社」はそもそも映画製作会社ですから、どこかから買うというよりも、自分のところで企画製作を進める場合もあります。例えば、プロデューサー(製作者という意味の英語です)がいて、この人が「こんな映画を作りたいなあ。監督はAさんにお願いして、脚本はBさん、撮影監督はCさん、主演はDさんにしよう」などと考えて、AさんやBさんに交渉し、場合によっては断られて別の人に頼んだりする、ということもわりと一般的です。

逆に言えば、20世紀フォックス“ほどの”大きな会社は、「うちでやる以上は売れるものを作らなきゃ」と考えますから、初めから予算をたっぷり付けて、有名な監督や、優秀な俳優を起用するのが一般的です。一方で、監督が20世紀フォックスなどの大きな会社を通さずに自主製作のような形で映画を撮ることもありますが、この場合は、大会社を通さない素朴さや純粋さを目指している場合が少なくないので、インディーズ系の映画祭を通じて知名度を上げるなど、20世紀云々とは違う路線でもとを取ることが多いです。

>「入札」とか…?

質問者さんがおっしゃっているような件に関しては「入札」はないんじゃないかな。

ちなみに、以下のようなケースは極めて多いです。
脚本が完成する。→20世紀フォックスなどの大きな会社に売り込んで買ってもらう。→買う会社が決まったら、脚本が手直しされ、その手直しされた脚本が、監督候補や俳優候補に配られる。→スタッフとキャストが決まったら製作に入る。→完成したら宣伝してもらう。→劇場が受け入れて上映される。
という流れです。あくまでもハリウッド映画の場合ですが。
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この回答へのお礼

なるほど、なるほど。よくわかりました。
「どこかの監督が作った作品を、大きな映画会社が買う」というのは、ほとんどないわけですね。
わかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/26 19:56

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