店員も客も斜め上を行くデパートの福袋

私のジャンルを問わず一番好きな小説は池波正太郎の「剣客商売」です。あと、「忍者丹波大介」「火の国の城」を読みました。また、マンガですが、「鬼平犯科帳」「仕掛け人 藤枝梅安」は現在出版されている分はほとんど読んでいます。で、池波正太郎で他におすすめの小説を教えてください。「真田太平記」は第1巻の最初のちょっと読んでやめました。いまいち引き込まれなかったからです。我慢して読んでいけば、面白くなるのでしょうか?他の作者でも、おすすめの時代小説はありますでしょうか?「御宿かわせみ」の第1巻を最初のちょっと読みましたが、これも挫折しました。我慢して読んでいけば面白くなるのかなぁ?

A 回答 (6件)

こんばんは。



『剣客商売』は読まれたとのことですが、『黒白(上・下)』『ないしょないしょ』は読まれましたか? どちらも剣客商売の番外編ですので、もし未読でしたらオススメです。他の池波作品では『おとこの秘図(上・中・下)』がやたらめったらおもしろかったおぼえがあります。といっても、池波作品はどれもおもしろいってのが私の感想ですけど。

>「真田太平記」は第1巻の最初のちょっと読んでやめました。
>いまいち引き込まれなかったからです。
>我慢して読んでいけば、面白くなるのでしょうか?
我慢して読んでいけば面白くなります。少なくとも私にはおもしろかったです。でも、我慢して読むもんじゃないですよ。気に入らなければ読まずにおいといて、またいつか気が向いたときに読めばいいんです。小説なんて腐るほどあるんですから、今これを読んどかないとなんて考える必要はないと思います。

#2さんが書いておられる山田風太郎の明治物は私も超オススメです。個人的に山田風太郎にハマるきっかけともなった『幻燈辻馬車(上・下)』が私のイチオシです。

#3さんオススメの隆慶一郎『一夢庵風流記』にも激しく同意します。隆作品は『影武者徳川家康(上・中・下)』『捨て童子・松平忠輝(上・中・下)』『花と火の帝(上・下)』など、長編は特にハズレなしだと思います。くれぐれも「峰隆一郎」とお間違えなく。

#5さんオススメの藤沢周平は私も好きです。ただ、池波ファンからするとちょっと暗くて地味すぎるかなって気もします。池波作品のあっけらかんとした明るさとは対照的に、武家社会のしがらみの中で生きる人々の哀感のようなものが描かれたものが多いですから(私見です)。しかし、藤沢周平は開高健と並んでジャンルを超えた次元で美しい日本語を書く作家だと思いますので、文章そのものを味わうという意味でははずせません。

とりあえず、その他印象に残った時代小説を挙げておきますので、暇が許せば手にとってみて下さい。
○井上靖『おろしや国酔夢譚』
○皆川博子『笑い姫』
○米村圭伍『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』
○金重明『算学武芸帳』『戊辰算学戦記』
○C・W・ニコル『勇魚(上・下)』
○藤井素介『海鳴りやまず 八丈流人群像』
○羽田雄平『峠越え』
○乙川優三郎『霧の橋』
○藤田雅矢『糞袋』
どれか一冊となると藤田雅矢の『糞袋』を押します。時代小説でウンコって!

以上、敬称略で失礼しました。ほな。
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この回答へのお礼

番外編は二つとも読みました。黒白はすごく面白かったですね。もっと剣客商売を書いてほしいですが、池波先生は既にお亡くなりになられているのが残念です。。。『おとこの秘図(上・中・下)』ですね。これはまだ読んでないので是非読みたいです。#2さん、#3さん、#5さんのおすすめまで感想をいただいてありがとうございます。すごく参考になります。『糞袋』これも絶対読みます!通勤時間が片道2時間なので暇はいくらでもあるものですから。。。また、楽しみが増えました。さっそくブックオフにあさりにいってきます。どうもありがとうございました!

お礼日時:2004/06/05 08:39

皆様のお勧めは私も好きです。


藤沢周平も好きな作家です。
用心棒シリーズ、蝉しぐれ、残日録、たそがれ清兵衛・・・などは映像化されています。

参考URL:http://www.kosho-mori.co.jp/artsidewalk/writer/c …
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この回答へのお礼

藤沢周平は面白いと聞きますね。是非読んでみたいと思います。「蝉しぐれ」を良く聞きますね。「たそがれ清兵衛」は映画を見ていまいちでした。私の大好きな「剣客商売」もテレビのはいまいちでした(数回しか見てませんが)。映像にするのは難しいって事でしょうかね?どうもありがとうございました!

お礼のレスとは全く関係ないですが、最近読んだ本は、なかにし礼の「赤い月」「兄弟」です。これらは時代小説ではありませんが、かなり面白かったですよ。

お礼日時:2004/06/04 01:27

 面白さでいうと、「剣客商売」>「鬼平犯科帳」>「仕掛け人 藤枝梅安」は同感です。

あの粋な感じと、明るさは楽しいですよね。ただどれも面白いので、ぜひ浮気せず、全部小説を読んでみればいかがですか?(マンガはさいとうたかをのですよね? 梅安は小説とイメージが違うぅ…。こんな恰幅のいいオッサンか?)

 同じ明るさですと、「男振」(おとこぶり)も主人公がさわやかでカッコいいです。「忍者丹波大介」に通じるものがあります(「丹波大介」がハードボイルド寄りになると、司馬遼太郎の「梟の城」になるかも)。
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この回答へのお礼

「男振」ですね。是非読んでみたいと思います。池波正太郎は一番好きな作家だから、まずこれから読んでみます。「忍者丹波大介」は、まぁまぁという感じだったのですが、その次の「火の国の城」がなかなか面白かったです。あと書き忘れましたが、「その男」も読みました。これもなかなか面白かったです。1,2巻はかなり面白かったですが、3巻がちょっと史実の部分が入ってきていまいちでした。
ちなみに、マンガはさいとうたかをのです。ゴルゴ13が好きなので、マンガの剣客商売等を読んでみたらすごく面白かったので、小説を読んだ訳です。マンガより小説の方が面白いですね。

お礼日時:2004/06/03 19:39

隆慶一郎氏の「一夢庵風流記」 前田利家の甥の前田慶次郎が主人公の本です。

マンガにもなった本ですとてもおもしろいと思います。
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この回答へのお礼

マンガはジャンプで連載していたやつでしょうか?あの頃はあまり興味がなくて、さらに面白いと感じなかったので途中で読むのをやめてしまいましたが、今読めば面白いんですかね。マンガと小説で面白さがぜんぜん違うって事もありますし、「一夢庵風流記」を是非読んでみたいと思います。読むのがたくさんあってどれから読むか迷いますね。まずはブックオフに行って100円コーナーをあさって来ます。情報、ありがとうございました!

お礼日時:2004/06/03 19:33

白石一郎著「十時半睡」シリーズはいかがでしょうか。


飄々とした黒田家の総目付をしている十時半睡老人が、
藩内で起きる様々な難題をうまく裁くお話です。
NHKのドラマで島田正吾が十時半睡役を演じていました。
講談社文庫で6巻出ていますので、是非お読み下さい。

また明治物で山田風太郎の明治小説集があります。
警視庁草紙は特に面白いですね。
警視庁草紙、幻燈辻馬車など文庫版全14巻あります。
http://www.kct.ne.jp/~putcher/zatudoku/hutarou/m …

余談ですが、時代小説は、最初からすぐに話に引き込まれていくことは少ないですね。
最初は設定が細かく書かれていますのであまり面白くありません。
そこを我慢しますと話はスムーズに展開していきます。

参考URL:http://www2.plala.or.jp/TokyoWalk/edo/hansui/,ht …
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この回答へのお礼

二つとも全く聞いた事は無いですね。是非読んでみたいと思います。巻数が多いので嵌ればすごく楽しめそうですね。やはり最初は我慢ですね。「御宿かわせみ」と「真田太平記」も我慢して読んでみようかと思います(もっと後ですけどね)。情報ありがとうございました!

お礼日時:2004/06/03 17:54

基本的に僕は時代小説あんまり好きじゃないのですが、


唯一読破したのが、
司馬遼太郎の「梟の城」です。
何巻も続く長いものでもないし、
さほど読みにくくもなかったので、すんなり入れました。
内容も忍者の話で、
最後にちょっとオチみたいなのがあって、楽しめましたよ。

僕はこれしか読んでいませんが、
司馬遼太郎を推す人は多いと思いますよ。
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この回答へのお礼

司馬遼太郎ですか。「梟の城」は聞いた事ある気がします。是非読んでみたいと思います。ちなみに、司馬遼太郎は「燃えよ剣」を読みました。新撰組副隊長、土方歳三の話ですが、まぁほどほどだなという感想でした。剣客商売と比べてしまうとどうも。。。史実ものはあまり面白く出来ないんでしょうかね?情報、どうもありがとうございました!

お礼日時:2004/06/03 17:52

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