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1939年制作の「風と共に去りぬ」という映画、DVDで見てて思ったんです。これカラーなんですけど、この時代の映画ってモノクロじゃなかったです?
それで知りたくなりました。

カラー映画になった年(アメリカと日本)、カラーテレビが普及しだした年(アメリカ、日本)を知ってたら教えて下さい。

A 回答 (4件)

現在の主流に使われているカラー映画はカラーネガで撮影し、カラープリントで上映する方式ですが、基本的には1937年にドイツのアグファ社が最初に実用化したものです(1941年の「女たちもまた良き外交官」が劇場用では最初)。

戦争などの影響があり、アグファ、富士、コダックなど主要フィルム会社が、現行の方式とほぼ同じカラー映画方式を実用化したのは1950年代です。

「風ともに去りぬ」を含め、映画用の35mm/70mmフィルムにおいては、カラーネガ撮影・カラープリントシステムが1950年代に登場・定着するまでは、モノクロフィルムが主流でした。撮影時にはモノクロネガを使い、3色分解撮影をし、ダイ・トランスファー方式という特殊な現像・プリント方式を用い、染色技術によってカラー映画として公開していました。この方式をテクニカラー方式といいます。

これ以前のカラー映画方式としては、特殊な映写機を用いる撮影・上映方式としてマーシャル・リーおよびエドワード・ターナーによるカラー映画(1899年)、アルバート・スミスのキネマカラー(1911年)があるとされています。いずれも、上映装置が複雑なため、普及しませんでした。テクニカラーは3度ほど方式を転換していますが、一作目は1918年の「The Gulf Between」で、テクニカラー方式の最終的な方式(3色分解による撮影・プリント)のカメラ・現像方式が完成したのが1932年とされており、カラー映画のはじまりは1930年代と考えることができると思います。
16mm・8mmの分野では、カラーフィルムとしてリバーサル(ポジフィルム)がコダックより発売されたのが1935年です(これ以前にもレンチキュラー方式等実験的な方式はありますが)。

上記は「撮影した映像を機械的・化学的な手法で正確にカラー映像にする」方法の歴史ですが、1895年のリュミエールによるシネマトグラフ発明直後から、手作業によってフィルムの1コマ1コマを着色、もしくは染色する方法のカラー映画が登場しており、20世紀初頭まではこのような着色映画が作られていました。

カラー映画・カラーテレビの歴史については「総天然色への一世紀 」(石川英輔)と「日本映画技術史」(日本映画テレビ技術協会)が参考になると思います。

なお、カラーテレビに関してはすでに回答がありますが、現行のカラーテレビの表示方式のひとつであるシャドーマスクの特許・公開実験が1938年(イギリス)、戦後(戦争で開発が中断した)アメリカでのカラーテレビの試験放送がCBSで1951年で、NTSC方式として規格化され、本放送されたのが1954年です。ただ、コスト的な問題があり(当時は屋外の取材やドラマ・アニメはフィルム制作)白黒放送とカラー放送が混在していたのはよく知られているところです。日本でカラーテレビの普及率がモノクロテレビを超えたのは昭和48年(1973年)頃のようです。

http://users.ejnet.ne.jp/~manuke/zatsu/eiga/koku …

参考URL:http://www1.ushio.co.jp/tech/le/le19/19_02_05.html
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魔法使いサリーは最初白黒で途中からカラーになったと聞いたことがあります。


サリーちゃんが昭和41年の12月から43年の12月までのうち、どのあたりからカラーになったのかわかりません。(パイロット版のみが白黒だったのかも)
怪物くんは昭和43年ですが、白黒アニメだったようですし。
カラー放送はその頃、番組ごとに違いました。
一般家庭にカラーテレビが普及していなかったこともあるし、昭和47年頃までは、カラーの番組は画面の下の方に「カラー」と表示がありました。

1926年制作の映画「ベン・ハー」が一部カラーです。
http://www12.ocn.ne.jp/~lslab/cinema1920.htm

参考URL:http://cinema-magazine.com/old_page/migalogic/9- …
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 世界初のカラー映画(当時は「総天然色映画」と呼ばれていました)は、「風と共に去りぬ」より4年前の1935年に制作されたようです。


 日本初のカラー映画は、1951年(昭和26年)制作の「カルメン故郷へ帰る」で、富士写真フイルム
のカラーフイルムを使用して撮影されました。
 世界初のカラーテレビ放送は、1938年にロンドンで実験放送が実施されたようです。
 日本では、1960年(昭和35年)に、カラーテレビの本放送が開始されましたが、当時の19型カラーテレビの価格は、52万円と、大卒男子の初任給が
1万円の時代では、現在のプラズマテレビ以上の高価格の商品でした。

参考URL:http://www.geocities.jp/gen_kai_bou/chr/chronicl …
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此処のトップページから「映画 総天然色」で検索してみてください。

最初にヒットしたページに面白いことが(お望みの事ではないかと思います。)あります。
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