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芥川賞はだれでもなれるのですか?


火花というものを読んでみたのですが・・・・
だらだらとした文章に神谷さん神谷さんのオンパレード・・・


こんなものラノベとか普通の小説のほうがよほど優秀ではありませんか?


やっぱり!又吉というお笑い芸人が書いたということでの贔屓だったのですか?

A 回答 (4件)

まず最初に……


>こんなものラノベとか普通の小説のほうがよほど優秀ではありませんか?
とおっしゃりますが、芥川賞は純文学を対象としており、対象が違います。質問者さんが言っているのは、日本ミステリー文学大賞の受賞作よりも恋愛小説の方が良いというのと同じです。日本ミステリー文学大賞ならば、ミステリー小説が対象であり、恋愛小説と比較するものではありません。なので、火花と比較するならば、他の純文学でなければ意味がないです。まあ、最近の純文学は大衆文学との境界線が曖昧なものが増えているようですが。

そして続いて、選考についての話ですが、Wikipediaによりますと……
「芥川賞は今日以後新人の登竜門ではなく、新人の地位を安定させる底荷のような賞と合点した」(50年以上前の当時の選考委員が発言)
「むろん芥川賞・直木賞などは、半分は雑誌の宣伝にやっているのだ。そのことは最初から明言してある」(70年以上前に賞の設立者が発言)
……とのことですから、最初から作品の良し悪しが選考基準として重要視されていなかったようです。なので、芥川賞受賞作=良作と思うのが、そもそもダメなのです。そして、最初の選考委員の発言から察するに、今回の選考委員は、又吉さんにこれからも純文学を書いてもらって、純文学界を盛り上げてもらおうと思われたのではないでしょうか。なので、まあ、贔屓と言えば贔屓かもしれません。

まあ、面白い純文学を読みたければ、他にも「三島由紀夫賞」「川端康成文学賞」「谷崎潤一郎賞」などなどなど、いろいろあるようなので、そちらから探してみたらどうでしょうか。
また、「ラノベとか普通の小説のほうが」とおっしゃられているので、質問者さんは普段はラノベや大衆文学を読まれていると思いますので、無理に純文学を読まずとも良いのでは?「ダ・ヴィンチ」や「ピカソ」よりも、「尾田栄一郎」みたいなもので、人に好き嫌いがあるのは仕方がないですし。ちなみに私は、「蹴りたい背中」「蛇にピアス」を話題性で読んで以降は、純文学には手を出さずにラノベばかり読んでいます。
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新人発掘の賞ですから、誰でもなれると言えます


 ただし、文芸春秋社からなんらかの形で発表する必要があります(文學界という雑誌に発表するか、出版するか)

芸人だからという理由での選考ではないでしょう
人によって感じ方は違うので、他のほうが優秀かどうかは判りません
選考委員会が選んだんですから

他のラノベや普通の小説が、文芸春秋社から発行された物でなければ、選考の対象にはなりません
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芥川賞は、新人賞なので、そういう意味では誰でもなれるんでしょうね。


ただ、新人賞のわりには、古井由吉さんのような「難解な短編」の気配が強くなり、ある意味直木賞より敷居が高くなって来ています。
さらに最近は、本離れが進んでいることもあり、直木賞と共に注目度が落ちてきているような気がします。
「火花」は書店でも在庫切れ状態で、まだ未読なので、作品の出来に関してはわかりません。
でも、以前の選考なら、芸人というだけで、候補からも外されたでしょうから、威厳より話題作りという点もあながち否定出来ないところだと思います。
これだけ騒がれて売れているのですから、書店にとっても、結果オーライといったところでしょう。
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新人発掘のための賞ですから、それなりに。


そこそこ完成された作品より、将来、もっと良い作品が書ける可能性を重視します。
直木賞と対で、選考の基準となる作品のタイプが違いますが、審査員がわりあい古いタイプの人間で、それが必死で新しい文体の作品を選ぼうとするなら、たまに空振り三振もあるでしょう。
話題性がある作品ということで、作者が微妙なレベルの有名人というのも、大きなポイントだったでしょう。
 出版社の後押しもあるようですし。

昔の賞レースのような「今回、該当作品なし」という判断が、いまこそ必要な時代になっていると思います。
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