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何故だかわかりません。
基本が抜けているみたいです・・・。

説明を解りやすくお願いできますか??

1)Die Leute waren sehr aufgeregt.
2) Naturlich war ich furchtbar aufgeregt, weil ich sie ja schon einmal gemacht hatte und durchgefallen war.


1)も2)も動詞aufregenの過去分詞だと思います。
しかしながらhabenではなくseinになっています。

友人に説明してもらったら
再帰動詞で再帰的用法がないのでseinになる・・・とのこと。
そのようなことを恥ずかしながら今まで聞いたことがありませんでした。

どこか上記についてきちんと説明しているサイトをご存じの方いらっしゃいませんか?
もしくはこのような基本が抜けている私にわかりやすく説明・・というより教えてくださる方いらっしゃいませんか??

どうぞよろしくお願いします!!!!

A 回答 (1件)

ドイツ語の文法について説明しているサイトはちらほらありますが、体系的に充実しているものや、懇切丁寧に説明してあるものはまずないので、あまり期待しない方がよいでしょう。

趣味でドイツ語をやっている人のサイトもたくさんあるので、説明が適切でないものもありますし、中には、大学である程度ドイツ語関係を専門にしている人のサイトでも、不適切な解説が見受けられます。ドイツ語圏で製作されている、ドイツ語のみの文法サイトならかなり充実していますが、これだと説明文もすべてドイツ語になりますので、敷居が高いと思います。やはり、しっかりした文法書を1冊か2冊手元に置く方がよいでしょう。

質問に挙がっている二つの文は、文法的には「状態受動」という形になります。「再帰動詞で再帰的用法がないのでseinになる」という御友人の説明は間違いです。

aufregenという動詞は、haben支配の他動詞です。他動詞の中には、sichを目的語にとり、再帰動詞として使われるものがありますが、aufregenにも再帰動詞としての用法はあります。

まず単純に他動詞としての用法を見ると、

Der Film regt mich auf. その映画は私を興奮させる。

これを現在完了にすると、

Der Film hat mich aufgeregt.

これをさらに再帰動詞としてのsich aufregenを使って書きかえれば、

現在形 Ich rege mich über den Film auf. 私はその映画に興奮する。
現在完了形 Ich habe mich über den Film aufgeregt. 私はその映画に興奮した。

となります。
さて、これらの文は能動態ですが、受動態の文もあります。その場合、「動作受動(Vorgangspassiv)」と「状態受動(Zustandpassiv)」の2種類があります。動作受動は、werden+過去分詞で、動作の要因となるものは、vonやdurchで表します。

現在形 Ich werde von dem Film aufgeregt. 私はその映画に興奮させられる。
現在完了形 Ich bin von dem Film aufgeregt worden.  私はその映画に興奮させられた。
(注:werdenの過去分詞は、本動詞として使われる場合はgeworden、受動態助動詞として使われる場合はworden、受動態の現在完了形は、sein+worden)
過去形 Ich wurde von dem Film aufgeregt.  私はその映画に興奮させられた。

上の文は、「興奮させられる」という、動作を受けることを表現します。それに対して状態受動は、「~している」という「状態」を表現します。状態受動は、sein+過去分詞で作りますが、あくまでも「状態」であって「変化」ではないので、vonを使って動作の要因を加えることはできません。

Ich bin aufgeregt. 私は興奮している。
Ich war aufgeregt. 私は興奮していた。

×不可 Ich bin von dem Film aufgeregt.
(もし、映画との関連を表したい場合は、別の言い方になります。)

それで質問の二つの文ですが、

1) Die Leute waren sehr aufgeregt.

これは、過去完了形ではなく、「人々は非常に興奮していた」という過去形の状態受動です。

2) Natürlich war ich furchtbar aufgeregt, weil ich sie ja schon einmal gemacht hatte und durchgefallen war.

durchgefallen(落第した)とあるので、sieというのはたぶんPrüfung(試験)か何かのことでしょう。aufregenは、今、「興奮する」と訳していますが、よい意味の興奮も悪い意味の興奮も指します。よいニュースを聞いて興奮する場合にも使えば、怒ったり、不安でイライラしたりする場合にも使います。この場合は、「私は、それ(試験か何か)をすでに一度やって落ちていたので、当然ものすごくハラハラしていた」というような意味です。これも状態受動です。

先述のように、ネット上にあまり詳細な説明はありませんが、いくつか挙げておきます。

下のPDFの3ページ
http://uno.law.seikei.ac.jp/~satomura/lektion22. …

下のサイトの「状態受動」の項目も簡略です。京都大学と書いてあるのですが、先日、別の項目で不十分な解説が見つかったばかりなので、このサイトだけに頼るのは勧められません。
http://www.harada.law.kyoto-u.ac.jp/hdg/08_passi …

ドイツ語のサイトだと、下のような解説になります。
http://www.canoo.net/services/OnlineGrammar/Wort …

ほかに、日本語のサイトで非常に詳しく解説しているところがありますが、普通の文法解説を越えたかなり専門的な内容で、かえって混乱すると思うので、割愛します。
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この回答へのお礼

助かりました

大変詳しいご説明、助かりました。

状態受動については知っていましたが、いつも挙げられる例がgeschlossenや geöffnet、gekochtなどで
実際にも多数の動詞が状態受動になりえると日本語で考えてみてもちょっと思い当たりませんでした。

それにしてもご丁寧に、わかりやすく、本当にありがとうございました。
リンクも多数挙げて頂き、これらも拝見させていただきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/06 16:06

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