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99式艦上爆撃機、99式艦上攻撃機の乗組員の役割について教えて下さい。

1.99艦爆は二人乗りなので先頭が操縦士、後方が射撃手(後方の機銃も担当)?

2.99艦攻の場合三人乗りですがどうなるのでしょうか?映画「トラトラトラ」でみると、先頭が操縦士、中央が射撃手、後方が通信士のようにみえます。

3.99艦攻は雷撃、水平爆撃ともに乗務員の基本的な役割は同じなのでしょうか?

A 回答 (2件)

追加質問にお答えします。


99艦攻の中央席は雷撃攻撃の場合戦果の確認以外することがありません。
従って専ら航法士の役目となります。 そのためこの席は指揮官、編隊長の席になる事が多いのです。

真珠湾攻撃やミッドウエー攻撃時、源田参謀が登乗し写真撮影したり、ミッドウエー再攻撃の必要な事を母艦に進言したのです。

雷撃も編隊単位で行うのが効果的ですが日本の通信機器の性能が良くないので僚機に手信号などで連絡する場合、これを受ける役目もありました。

急降下爆撃では引き起こしの時、遠心力で血液が足の方に下がり脳に届かなくなるので、貧血失神状態になることがあります。
これは急降下角度が垂直に近いほど、速度が速いほどひどくなるので飛行服に下半身を圧迫してそれを防止する工夫をするそうです。
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この回答へのお礼

たびたびの御回答ありがとうございます。
的確でわかりやすい御説明により、ずっとモヤモヤとなっていたことがスッキリしました。これからはいろんな資料、文献を納得しながらみることができます。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/05/01 19:12

99艦爆は急降下爆撃機です。


99艦爆の二人の乗員中先頭の乗員は操縦士兼爆撃手です。  後方の乗員は偵察、通信、急降下中の高度を操縦士に確認する、後方機銃の射手を兼ねます。
急降下中は操縦士は爆撃目標を注視してコースの維持につとめていますから高度計を確認することは難しいのです。  高度が下がりすぎると引き起こしが遅れて海面に激突しますから安全な高度で爆弾を投下、引き起こししなければなりません。 この為に余裕のある後方乗員が知らせるのです。

99艦攻は水平爆撃機兼雷撃機です。 陸用爆弾を搭載すれば水平爆撃、魚雷を搭載する時は雷撃機の役目をします。
先頭の乗員は操縦士兼雷撃の場合の雷撃手です。
中央の乗員は水平爆撃の時の爆撃照準手、偵察、指揮官を兼ねます。
後方の乗員は通信、偵察、後方機銃の射手が役割です。 
航法士の役目は手ての空いている乗員の役目です。
ちなみに戦闘機は一名なので母艦に帰投する場合、一旦予定の集合場所に艦爆か艦攻が待ち受け誘導して帰投します。
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この回答へのお礼

早々の御回答ありがとうございました。
的確な御説明でだいぶクリアーになりました。

99艦爆の先頭の乗員で操縦士兼爆撃手で後方が急降下中の高度を操縦士に確認するですか。なるほど納得です。急降下爆撃は高度も重要な要素で操縦、目標捕捉しながら高度までとはいかないですね。

99艦攻の雷撃では操縦士兼雷撃手、水平爆撃時は中央が爆撃照準手ですか。映画「トラトラトラ」でも、鹿児島で雷撃の練習するシーンで確かに先頭が雷撃を発射してました。水平爆弾も赤城内での練習で中央が照準をあわせてました。

99艦攻の雷撃では中央の乗務員は偵察、指揮官となるのでしょうか?もしよければ教えて下さい。

ちなみにうちの祖父は戦時中、鹿児島・鹿屋におりまして急降下爆撃機にのれる機会があったけども私用でのれなかったそうです。その時たまたまのることができた戦友はほとんど失神状態になったといってました。それくらいすごいんでしょうね。

お礼日時:2005/04/26 22:19

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