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エイブラハム・リンカーンは純粋な白人だったのでしょうか?

と言いますのも、奴隷解放宣言をするに当たってうちの母は、リンカーン自身にも黒人の血が混ざっていたのではないかと理解しているようなのですが、私自身は彼は白人である、という事実程度しか認識しておりません。
アメリカでは未だ純粋な黒人の大統領は誕生していないようですが、ルーツに黒人が含まれる可能性は確かに十分考えられると思います。

何かご存知のことがあれば教えてください。

A 回答 (4件)

アメリカでは一般人の間でも自分のルーツ探しが意外に盛んで、また建国して250年足らずの若い国であるだけに、ほとんどの人が自分の先祖を特定する事ができます。

歴代アメリカ大統領の先祖探しも行なわれていて、全ての大統領の出自が明らかになっています。
結論からいうと、リンカーンには黒人の血は混ざっていません。
リンカーンは奴隷解放を宣言しましたが、これは南北戦争中に北軍によって制圧された旧南部諸州の黒人だけに当てはまり、当初から北部に属していた諸州の黒人奴隷制はそのままでした。
リンカーンが奴隷解放を宣言した最大の理由は奴隷制に批判的だった国際世論と北部諸州の都市市民層・インテリ層の北部政府への支持を取り付けるためで、彼自身が特に奴隷解放に関心があったわけではないようです。
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2と3の方の回答でいいと思いますが、補足するなら、独立宣言を書き、第三代大統領となった、トマス・ジェファーソンに、黒人の子孫がいるという話と混同しているのかもしれません。


ジェファーソンは南部の大農場主でしたから、白人の正妻の他に、黒人の妾が何人もいました。ジェファーソンと黒人の妾の間に生まれた子供の子孫が、ジェファーソンとの血縁関係を確認する訴訟を起こし、話題になったことがあります。
なお、南部の農場主が、自分の所有する黒人奴隷に子供を生ませるのは、普通のことでした。生まれた混血の子供は、あくまで奴隷として扱われます。
そういう事情ですから、リンカーンに黒人の血が混じっているなんて言うことはありえません。
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この回答へのお礼

ご回答者有難うございます。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。まとめてのコメント失礼します。

英雄的に認識されがちなリンカーンですが、実際には黒人差別の意識があったということで大変驚いております。
母とふたりで、非常に興味深く回答拝読させて頂きました。
全員にポイントを発行出来ないのが心苦しい限りです。
本当に有難うございました。

お礼日時:2005/10/15 01:59

『奴隷解放』に先立つ3年前の1862年,リンカーンは解放黒人の代表を前に,次のように宣言した。



 「なぜ,諸君らの人種の人々が(ハイチやニカラグア,コスタリカなどに)移住させられねばならないか。
…諸君とわれわれとは人種が違うのだ。われわれ双方の間には,他のいかなる人種間に存在するよりもより幅広い違いが存在する。
 それが正しいか,間違っているかを議論する必要はない。
…たとえ諸君らが奴隷であることをやめても,諸君らは白人と平等に位置づけられことからは,なおはるかに遠いのだ。
…この広大な大陸の上では,諸君の人種のだれ一人も,われわれ白人種のだれ一人とも平等に扱われはしないのだ。
 諸君らは,最良の人間としてあつかわれるところへ行け」

 しかし,肝心の棄民先(ハイチ、ニカラグア,コスタリカ等)からリンカーンの申出は拒否され,黒人を所払いするという「奴隷追放政策」は挫折した。
 そこでやむをえざる黒人の国内措置として,『奴隷解放』が宣言された。
 しかし,それは解放黒人を「第2級市民化」(国内棄民)に固縛するための,『有色人種の年季奉公制』という制度がワンセットになっていた。

実は黒人嫌いです。
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 こんばんは。



 リンカーンが大統領になる前の本職は、弁護士でしたから、当時としては、白人の職業だったと想像できますね。
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