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日本で1日働いて稼いだ日給を、東南アジアなど物価の安い国で使えば大金になります。しかし、東南アジアでも、同じ条件、労働力で一日働いたお金を日本に来て使うと、たいした金額にはならない。東南アジアでは一日働いた、その日当でも十分普通の生活ができるのに、その通貨価値を、海外ではどうして低く価値の金額に代えられてしまうのでしょうか?どこの国の通貨は高くて、どこの国の通貨は安くしようとはどのような決め事の上でなりたっているのでしょうか?

A 回答 (3件)

お金はその国の中では通貨(ものを売ったり買ったりするための物指し)ですが、外国の通貨からみれば、それも商品です。



ただ普通の商品と違うのは、どの通貨が物を売り買いするときに便利化という点が選ぶ基準になることです。

たとえばアメリカドル(米ドル)、石油でも何でも世界中で米ドルを通貨として(つまり価格の物指しとして)使用し、1バレル=○○ドルとして表示しています。これは世界中どこに行っても通用する単位です。
しかし、日本に住んでいる私たちは日本円を使っていますので、日本円で米ドルを購入しなければ石油を買うことができません。ほかの通貨もそうです。ですから米ドルを売っている市場(為替マーケット)で、みんなが米ドルを買おうとすると、ほかの通貨に比べて米ドルがどんどん値上がりします。これだけだと米ドルの人気が上がって価格が高くなるだけです。
しかし、たとえば日本だと車を輸出していますね。世界中で人気のある日本車を売って、代金としてもらったお金は、やはり米ドルのことが多いです。
でも日本では米ドルは使えませんよね。工場の人に日本円で給料をはらわなくてなりません。
そうすると、自動車会社は同じ市場(為替マーケット)で、円を買ってドルを売りに出します。
世界中の国がそうやって、自分の国から輸出して売ったお金を米ドルから、自国の通貨に戻すことをしてます。
そうすると今度はどんどん米ドルが売られるため、人気が無くなり米ドルが安くなってしまいます。
もちろん、売るだけ買うだけということはありませんから、米ドルを売る量、買う量のどちらが多いか少ないかで、米ドルの価格が変わることになります。

この米ドルそのものを売ったり買ったする動きが、日々の為替相場というもので、今日は1ドル=110あたりだということになります。

東南アジアの国は自分の国で作れないものがたくさんありますから、ほかの国から買うものはいっぱいあります。自動車・液晶テレビ・パソコン・飛行機など自分の国では作れません。
そうすると自分の国で作ったものを外国に売り、売ったお金を米ドルでもらうことで、外国からいろいろ買いたいと思うわけです。
しかし、自分の国で作れるものは安いものばかりなのでたいした金額になりません。
またほかの国から見たときも、わざわざその国を通貨を買ってまで、その国から欲しいというものが見つかりにくいのです。
そうすると、その国はほかの国から買うばかりで、米ドルを買ってばかりいますので、米ドルを買ったその国の通貨が溜まり、その国の通貨は買ってくれる人が見つかるまで、溜まりに溜まって、価格が落ちていきます。
ほかの国から見ると米ドルが値上がりする代わりに、その国の通貨がどんどん下がっていくように見えるのです。

ちなみにユーロは、ヨーロッパの国々がそれじゃ米ドル(つまり米国)が得するばっかりなので、ユーロという貨幣を作って、ヨーロッパの中だけでも米ドルに頼らなくてもいいようにしようとして生まれました。
しかしこれは、ちゃんとほかの国輸出できるだけの経済力があるからできるのです。
東南アジアの経済力が弱い国でそれを行うと、何にもかうことが出来ないので、テレビも無い、石油も無いから電気もないという生活になってしまいます。
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1.それぞれの国が各国それぞれの政策で価値をばらばらに決める。


2.後は市場の原理(神の見えざる手)で決まります。
物の価値はすべてこの原理(神の見えざる手)に収斂していきます。
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決め方については下記参照。

一言で言うとレートを決めるのは市場です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%BA%E6%9B%BF% …

価値に差が出るのは、簡単に言うと国全体の経済力の差です。
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