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書店で、平置きされる本は、どの様に決定されるのでしょうか?

初版の最新版から、いきなり平置きされる本はありますか?
その様な、本は、どういう基準で選択されるのですか?

広告が沢山出された本ですか?

書店経営や、書店勤務した事がある方は、ご存知ですよね?
教えて下さい。お願いします。m(__)m

A 回答 (9件)

取次(本の問屋)・出版社で働いていたものです。


書店に本を送る側の立場で回答させていただきます。

初版の最新版から、いきなり平置きされる本ですと、ずばり「過去に実績のある作家の本」ですね。
いつもベストセラーランキングに顔を出す作家の本は誰もが売れるとわかっているので、作る方もたくさん作りますし売る方も積んでくれます。
それ以外には映画化・アニメ化など確実に話題になる要素があるもの。離婚したばかりのタレントの暴露本とか。
要は売れるとわかっている本ですね。
本の流通量って、取次が決めてしまうことがほとんどですが、彼らは新刊に関しては実績のある本しか量を出そうとしないのです。

それ以外のパターンですと、出版社が書店に営業をかけて、それを書店が採用してくれるパターンですか。
訪問してセールスしたりFAXを送りつけたりやり方は色々ですけど。
それで書店さんが「うちなら売れるんじゃない?」と思ってくれれば積んでくれることもあります。
基準は書店さんによりけりですので、そちらは書店の方のご回答にお任せということで。
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この回答へのお礼

御回答有り難う御座います。<(_ _)>

ところで、養老孟司先生の「バカの壁」は、ベストセラーになったと思いますが、初版の最新版から、平置きされなかったでしょうか?

養老孟司先生は、「バカの壁」以前から、良く売れる本を書く作家先生だったのでしょうか?


あと、話題になった「嫌韓流」は、多くの書店で平置きされているのを見かけましたが、著作者は、それまで無名の人だった様に思います。

「嫌韓流」なども、初版の最新版から平置きだった様な気がするのですが、気のせいでしょうか?

書店さんが、タイトルと内容からして売れそうだと判断して、平置きにしたのでしょうかね。

御回答有り難う御座いました。<(_ _)>

お礼日時:2006/08/06 20:05

私のところは、まず入荷数です。

小さい本屋さんでしたので、1冊しか在庫がないものは、入荷されたばかりの無名の5冊よりすぐ場所移動です。まぁハリーポッターのように、すぐに入荷されるのが明らかな大ベストセラー商品はVIP席でしたが。でもやはり売れる話題性のあるものは入荷数も多いので自然と平積みですね。
書店によっていろいろですよ。私はコミック担当だったので自分の好きなマイナーな作品を面陳してました。先輩に突っ込まれましたが、曲げませんでした。そういうお店もあります。
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この回答へのお礼

wyco様、ご回答有難うございます。m(__)m
お礼が遅くなり申し訳ないです。m(__)m

>私はコミック担当だったので自分の好きなマイナーな作品を面陳して>ました。先輩に突っ込まれましたが、曲げませんでした。そういうお>店もあります。

なんだか、楽しいお話ですね。(^-^)
ご回答有難うございました。m(__)m

お礼日時:2006/10/16 15:19

書店勤務です。


私どものところでは書籍担当者が先読みして、売れそうなもの、売れ行きのいいものをメンだし、平積みにしております。
また夏は閑散期でもありますので、なにかしらのフェアをするのですが、例えば児童書などはこの夏休みには力を入れますね。
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この回答へのお礼

yukappa様、ご回答有難うございます。m(__)m
お礼が大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。m(__)m

>私どものところでは書籍担当者が先読みして、
なんと、書店員さんは、そんなお仕事もあったのですね。知らなかったです。
大変、面白いお話を聞かせて頂きました。
有難うございます。m(__)m

お礼日時:2006/10/16 15:16

出版社勤務です。



ここ数年、ベストセラーを書店様が作り上げるというのが多くなってます。
書店員さんが自分で読んでみて「これは面白かった!」という本を
たくさん仕入れて自分でPOPを描き、仕掛けてくださいます。
他店では売れてないのに、その店だけ数百冊販売なんて情報が流れてから
他店でも一気に平積み展開されることも多いですよ。
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この回答へのお礼

hazuki0823様、ご回答有難うございます。m(__)m
お礼が、大変遅くなってしまい申し訳なく思います。m(__)m

とても面白いお話を聞かせていただく事が出来ました。
OKWAVEは、親切な方が多くて嬉しいです。
ご回答、誠に有難うございました。m(__)m

お礼日時:2006/10/16 15:12

No.3です。

再回答いたします。
まず「面陳」ですが、「めんちん」といいまして、棚に背表紙ではなくて表表紙が視えるように置くことです。書店員だったときには「めんちん」と口で言うだけなので、漢字でどう書くのかは「面で視えるように陳列」と言う意味だろうと私が勝手に充てました。
なお、フェアについてですが、もちろん取次ぎの方や出版社の方の「こんなフェアどうでしょう?」って言うのもありますし、店長なり、経営者なりの鶴の一声もあるでしょうし、売り場担当や棚担当の発案と言うのもあるでしょう。それぞれだと思いますよ。
書店で働くのは楽しいですよ。少なくとも私は今までの職業で(バイトも含めて)1番楽しかったですね。
ただ、意外と力仕事でもあります。
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この回答へのお礼

johnnyblues様、ご回答有難うございます。m(__)m

お礼が大変遅くなってしまいました。申し訳ないです。m(__)m

お話、とても参考になりました。書店で働くのは、私も楽しそうだなぁ~と思っておりました。
機会があれば、自分もやる事になるかもしれません。
ご回答、誠に有難うございました。m(__)m

お礼日時:2006/10/16 15:09

 まず、日本の本の流通システムは、再販売価格維持制度で、(国によって違います)かつ委託販売制です。


 委託ということは、返品ができるということで、買い取らないということは、当然仕入れにも影響します。
 一部岩波とかは完全買切りですので、最近は、私の会社でもほとんど仕入れません。
 また、新刊の仕入れは、書店にとって、受動的な配本システムで、問屋と出版社との仕入れ数によって、全国の書店がランク分けされていて、刷部数で来る冊数は決まっています。
 刷部数は、出版社が、実績や、映画化するなどの要素によって決めていきます。
 以上の要素で、既刊は、書店の販売意向によって、注文により、平積みにされます。
新刊は、ほとんど配本部数によって決まるといって間違いありません。
 新刊はいくら注文しても、ランク以上の配本は望めない状態で、それが売りたい本が売れないという大きな弊害となっています。
 バカの壁については、新潮新書の新創刊の銘柄でしたので、ビートたけしさんの本とかと一緒に、全国で平積みになっていたのではないかと思います。バカの壁以前は、養老さんは、ベストセラー作家ではありませんでした。
 謙韓流は、形態が、ムックだったこともあり、取次ぎだけの勝手な配本と実績配本になったはずで、当店などは、初版は一冊も入ってこなかったように記憶しております。ネットで火がついた形だったと思います。
 以上、ご参考にしてください。
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この回答へのお礼

cr6150様、ご回答有難うございます。<(_ _)>
お礼が大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。m(__)m

丁寧なご回答、大変参考になりました。
cr6150様のような親切な方がいて、大変嬉しいです。
有難うございました。m(__)m

お礼日時:2006/10/16 15:05

#2です。

再び失礼していただいたお礼に補足させていただきます。

「バカの壁」については初めから平積みだったかは私はわかりません。誰か書店員の方ご記憶にありませんか?
ですが、養老孟司先生は脳関連・エッセイストとして大変著名な方です。Amazonで検索すると著書として検索結果207件とでました。
これだけ本が出せるという事実で養老先生の人気のほどがお分かりいただけるかと思います。

「嫌韓流」は発売前からネットでものすごいほど話題を呼んでいました。あれだけ話題になれば売れないと思う方がどうかしてますね。
発売直後に平積みされていたのを見れたのならラッキーかもしれませんよ。私は買おうと思った頃には売り切れていました。

ちなみに面陳とは本棚に本の表紙を正面にし、立てて並べることです。
棚の前に平積みにするのと同等のディスプレイ効果があります。

>最初から平積みにされるほど、発行された本が、予想外に売れなかったりしたら、出版社は、赤字で大変な事になりそうですね。
筆舌に尽くしがたいほど大変な事になります…。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/gp/search/ref=nb_ss_b/25 …
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この回答へのお礼

御回答有り難う御座いました。<(_ _)>

面陳についても教えて頂き有り難う御座います。

お礼日時:2006/08/12 01:26

元書店員です。


平積みされる本とは売れると思った本です。
売れっ子さんの本でしたら当然平積み。売れて無かった作家さんでも芥川・直木などの世間的に話題の賞を取れば平積み。嫌な話ですが、ある程度売れていらっしゃる作家がお亡くなりになったりすると平積みです。後は映画化・ドラマ化が報じられれば平積み。
我々(書店側が)が気づかなくても何かあると出版社や取次ぎから「映画化が決まりました。今なら在庫ありますからご注文をどうぞ」とか連絡がきますしね。あとは書店員の勘とか趣味の場合もあります。「この本面白いんだけど無名なんだよなぁ」なんて本を平積みや面陳にして売れるとすごく嬉しいものです。
また、例えばその書店で企画したフェアとかをやっていれば当然関連本は平積みにしますよね。
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この回答へのお礼

御回答有り難う御座います。<(_ _)>

興味深いお話、有り難う御座います。
書店員さんの裁量部分も少し、あるのですね。(^-^)

ただ、「面陳」が何を意味するのか分からなかったです。
一応、広辞苑で調べたのですが、そこに載っていたのは、ここで使われている意味とは違う気がしました。

>その書店で企画したフェア

これは、書店の店長さんが決めるのでしょうか?

書店の仕組みも色々あって面白いですね。
私は、本が好きなので、本屋さんで、働いてみるのは、どうかな~と時々、思います。実行に移した事は、今までは、無いですけど。

johnnyblues様、御回答有り難う御座いました。<(_ _)>

お礼日時:2006/08/06 22:57

こんにちは


書店で働いているものです。

初版の最新版から、いきなり平積みにすることはありますよ。もともと有名な人の本とかは、たくさん売れるので。あとは今は映画化とか多いですし。映画→本という場合もあります。

出版社の方がこういう本が今売れそうですよ、お勧めですよ、っていう広告やFAXが送られてくるので、それを参考にして、多めに自分で発注すれば、必然的に平積みになります。

出版社の方が新刊を勝手に多く送ってくる場合もあります。それで、平積みにしてみて、売れなかったら返品ということもしています。

まぁ、簡単に申しますと基準は担当者の気分次第・売れ筋次第です。
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この回答へのお礼

御回答有り難う御座います。<(_ _)>

最初から平積みにされるほど、発行された本が、予想外に売れなかったりしたら、出版社は、赤字で大変な事になりそうですね。

そういう事は、かつて起こらなかったのでしょうか?

>売れなかったら返品ということもしています。

返品すると、お金を丸々返してもらえるのでしょうか?

御回答有り難う御座いました。<(_ _)>

お礼日時:2006/08/06 19:55

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