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こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいています。もしよかったら教えてください。近畿大学の過去問らしいのですが、適語挿入の問題です。
(1)I remember how it happened as clearly as if it (   ) only yesterday.
解答は were だということですが、過去のことだから仮定法過去完了のhad been になるということではないのでしょうか?そのへんの違いが分からなくて頭が混乱しています。
もうひとつあります。
(2)「彼が今何をしているか分かればよいのだが。」
 正答例 I wish I knew what he was doing. (立命館大)
これは I wish I knew what he is doing. ではないのでしょうか?

どうぞよろしく教えてやってください。お願い申し上げます。

A 回答 (7件)

はじめまして。



ご質問1:
<(1)I remember how it happened as clearly as if it (   ) only yesterday.
解答は were だということですが、過去のことだから仮定法過去完了のhad been になるということではないのでしょうか?>

回答:
wereが正解になります。この疑問を解く鍵は以下の2点にあります。
(1)yesterdayの品詞を取り違えているのだと思われます。
(2)as if節は、happenedの時制とは関係ありません。

解説:
1.このyesterdayは副詞ではなく、名詞として用いられています。yesterdayを名詞で用いると、昨日という概念を表す抽象名詞になり、時制は関係なくなるのです。
例:
Yesterday is(means) the day before today.
「昨日とは、今日の前日のことだ」

2.「昨日」でもいいですし、名詞だとわかり易く明記するために、「昨日のこと」と訳すと、ここはきれいな訳になります。

つまり訳は「それは、ほんの昨日のこと、であるかのように」となります。

3.as clearly as if「あたかも~のようにはっきりと」は節を従えた副詞句で、動詞rememberにかかっています。happenedとは関係ありません。

4.how it happened「それがどのように起こったか」は間接疑問文で、名詞節としてrememberの目的語Oになっており、単純なSVOの第3文型なのです。

5.従ってご質問文の意味は
(直訳)「それがどうやって起こったのか、まるで昨日のことのようにはっきりと、覚えている」
となります。

6.as if節は、直説法、仮定法どちらの用法も可能ですが、ここでは仮定法(仮定法過去)が用いられています。

仮定法過去は、「現在の事実と反対のことを仮定して述べる」用法です。

7.この例文では、
It is not only yesterday.
「それは、ほんの昨日のこと、ではない」
という「現在の事実」が存在しています。

それを仮定法にすると
as if it were only yesterday
「まるで、ほんの昨日のこと、であるかのように」
となります。

8.従って、ここはwereが正解となるのです。


ご質問2:
<(2)「彼が今何をしているか分かればよいのだが。」
 正答例 I wish I knew what he was doing. (立命館大)
これは I wish I knew what he is doing. ではないのでしょうか?>

回答:
I wish I knew what he was doingが正解になります。

理由は仮定法でも時制の一致が起こるからです。和訳「今何をしているか」に惑わされないことです。

解説:
1.例えば、通常の副文では、従属節内のできごとが主節の時制と同時制の場合は、時制の一致が起こります。

例:
I know what he is doing.
「彼が何をしているか、私は知っている」
I knew what he was doing.
「彼が何をしているか、私は知っていた」

この時、主節が「知っていた」と過去形の訳になっていても、従節の「何をしているか」は過去形の訳にはなりません。過去形の訳「何をしていたか」になると、さらに前の時制(大過去)had been doingになってしまうからです。

2.ご質問文のknewは仮定法過去時制ですが、その従節の時制もそれに合わせて過去時制にする必要があります。

その理由は、従節は主節の付属要素なので、その付属要素を含めたI knew what he was doing 全てが、wishの目的語となる仮定の内容になるからです。つまり、従節も仮定法の時制の影響を受けるということです。

例:
I wish I knew what he will do tomorrow.(X)
I wish I knew what he would do tomorrow.(O)
「彼が明日何をするか、知っていればなあ」

he was doingと過去時制でも、意味は「彼が何をしているか(わかればなあ)」という現在形のような訳になります。

3.また、wishで使われる仮定法過去の用法も、上記の説明と同じく、「現在の事実と反対のことを願望して述べる」用法になります。

つまり、願望に反する現在の事実が存在するわけで、ここではI don't know what he is doing「彼が何をしているか私は知らない」という事実が存在します。それを「知っていればなあ」と述べるのが、wishを用いた仮定法過去の用法になっているのです。

4.一方、従属節が不変の真理、現在も変わらぬ習慣・事実であれば、仮定法の従属節の中の時制の一致は起こりません。

例:
I wish I knew that the sun rises in the east.
「太陽が東から昇る、ということを知っていればなあ」
I wish I knew that he is a teacher even now.
「彼が今も教師だと、知っていればなあ」

これは直説法でも同様です。
例:
I knew that the sun rises in the east.
「太陽が東から昇る、ということを知っていた」

5.what he is doingは動作であり、不変の真理ではありませんから、ここでは主節に合わせて時制の一致が起こり、what he was doingとなるのです。

長くなりましたが、以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

Parismadamさん、詳しいご説明をありがとうございます。回答いただく方によってさまざまな見方が出てくるのでとても刺激され、うれしく思います。(1)の文に関してはおかげさまで納得できてきた気がします。まことにありがとうございます。

(2)については、実はまだもやもやしています。仮定法過去時制の従属節の時制がそれに合致して過去時制になるというのは知りませんでした。「従属節は仮定法に支配される範囲には入らない」と理解していました。でもおそらくnativeの人がしゃべる時は仮定法を言おうという「頭」になっているために従属節の時制も一致させるのが自然な発想なのだろうなという想像はできます。

関連して、
To hear him speak English, you would think he (   ) an American.という文は問題集などでよくみかける表現ですが、ネットで検索してみると、括弧に入る語がis になってたりwasになってたり、はたまたwere になってたりしています。実際の運用としてはどれでもOKということなのでしょうか?

お礼日時:2007/09/07 11:29

No.6です。

早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問:
<To hear him speak English, you would think he (   ) an American.という文は問題集などでよくみかける表現ですが、ネットで検索してみると、括弧に入る語がis になってたりwasになってたり、はたまたwere になってたりしています。実際の運用としてはどれでもOKということなのでしょうか?>

1.ネット上の例は、例え100万件ヒットしても実際の英語使用例の1%にも満たない数ですし、使用者が例えネイティブでも正しい英語を使っているわけではありませんから、正しい英語の基準としてはあてになりませんので、個人的には信用していません。

2.このご質問文の主節はwouldが使われていますが、このwouldは仮定法の帰結の用法で、婉曲的な推量表現になります。

3.仮定法ですから、通常は従節内の時制も仮定法のwereになり、現在の事実と反する内容が隠されています。
「彼の英語を聞くと、アメリカ人だと思うだろう(実際はアメリカ人ではないが)」
となります。

4.ご質問にあるような、解答の多様性は、主観によって使い分けられます。下記のように用法が分類されます。

(1)is:現在形を使うと、事実と反する可能性が少ない=事実に100%近いこと、実現の可能性がある、ことなどを示唆します。

この例では、例えば聞き手が、彼をアメリカ人ではなくイギリス人だと思っていて、「彼の英語を聞くと、実際に彼がアメリカ人だと思うだろう(実際アメリカ人なんだよ)」と言っているのです。つまり、このisには「実際に」のニュアンスが暗示されています。

(2)were:ここでは仮定法過去になります。この時制を使うと、内容が100%事実と反することを示唆します。

この例では、例えば彼の英語がまったくアメリカ発音だったりする場合、「彼の英語を聞くと、まるで彼がアメリカ人だと思うだろう(実はアメリカ人じゃないんだよ)」と言っているのです。つまり、このwereには「実際は違う」のニュアンスが含まれています。

(3)was:仮定法過去のつもりでしょうが、正確にはwereになります。会話などの口語ではwasも仮定法過去の用法で使われているようです。用法は(2)と同じです。

(4)ちなみに、このthinkと本質問のknowでは動詞の性質が違いますし、ここでの仮定法と、本質問のwishでの仮定法では用法が違いますので、従節内の時制に関する比較では、適切な比較にはなりません。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

返事遅くなりまして失礼しました。ほんとにありがとうございました。仮定法についてまた研究すべきポイントが増えたと感謝しております。これからも機会ありましたらどうぞよろしくご指導ください。ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/13 15:38

断っておきますが


私は専門家でもなく単なる理系の大学生ですので悪しからず

I remember
how it happened

as clearly as

if it (were) only yesterday, [ I would remember how it happened(clearly).]

で、このif節って
それが起こったのが昨日だとしたら、ハッキリ覚えていたってわけですよね。

ここでもしもwereがhad beenだったら
it (were) only yesterday,

it (had been) only yesterday,

それが起こったのが昨日【だった】としたら・・・

ってことですよね。

○太平洋戦争がおきたの=1941年
×太平洋戦争がおきたのは=1941年だった
(が、今は定かではない)

となると、それが起こったのが昨日だとしたら?ってのが
それが起こったのが、
(過去のある時点は)昨日であって、今は定かではない。

って解釈になりませんでしょうか?
ある事象が生じた時間というのは時間経過によって動くってことは
論理的にありえないですよね。

従って、(had been)を使うと
人間世界の常識では意味不明の文になると思いますが?


私の思うのは・・・・
メアリーが殴った = 昨日 ではないので

if the time it happened is(was) yesterday.
→仮定法→
if the time it happened were yesterday.
(それが起きたのは昨日だとしたら?)
であって

if the time it happened had been yesterday.
それが起きたのが(昔は)昨日だったとしたら?

で・・・
話の次元がおかしくなりませんかね?
ってことを言いたいです。
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この回答へのお礼

widowwさんどうもありがとうございます。多くの人にたくさん教えていただいて感激しています。私の問題集の解答には「主節it happened とas if 節の出来事が同時なので仮定法過去を用いる。主節の動詞が示す時よりも前の事柄を表す場合は仮定法過去完了を用いる」と書いてありますが、それでは理解不能でした(この問題集の解答の説明は適切なのでしょうか?)。考えるほどに混乱してしまう私はちょっと頭が弱いのかもしれません。でもおぼろげながら分かってきた気がします。じっくりと考えてみます。どうもありがとうございます。

お礼日時:2007/09/07 10:39

ちなみに(1)文は、仮定法と決め付けて考えずに、as~as ifの構文(比較を含んだ「あたかも」の意味)で、その時制が過去になっていて、それをrememberと覚えておけばいいと思います。



これで疑問点がクリアになるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

jayoosanさん、ありがとうございます。手元の『ロイヤル英文法』に、

I love her every bit as much as if she were my natural daughter.(私は彼女を実の娘とまったく同じように愛している)

というのがあって、この表現は自分としては納得できます。この文を変形させれば(1)の文になるという発想をすれば、おかげさまですんなり納得できそうな気がしています。ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/07 11:42

学校ではあまり教えませんが、明快な文法の法則が仮定法には


あります。このような従属節中の仮定法は時制の影響は
一切受けません。ですから、had been はマチガイです。
先生に聞けば教えてくれると思います。
実は私も最近本を読んでいて知ったことです。
TOEIC満点対策なんとかかんとか、というタイトルの本です。
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この回答へのお礼

komimasaHさん、ありがとうございます。従属節中の仮定法は時制の影響を受けないという規則は自分としては分かっていたつもりだったのですが、どうも自分の頭の中では完全には分かってないみたいで恥じています。(「あとになってから前のことをふり返る」場合は「仮定法過去完了」かな?と単純に思った次第です。)
『TOEIC満点対策なんとかかんとか』という本は、正確な書名が分かるとありがたいですが、この情報を頼りに私も書店で探してみることにします!ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/06 21:00

もし文脈から判定に迷うようでしたら、最初は例外や訳をあまり考えず実際の英文によく出てくるパターンを覚えてしまってもいいかもしれません。


のちのちそれを応用するときに、違いをわかるようになるからです。

□現在・未来に関する仮定
条件節(if節):動詞・助動詞の「過去形」 did, would, shouldなど
 + 
帰結節:助動詞「過去形」(would, might, could)+動詞「原形」

□過去に関する仮定
条件節(if節):「過去完了」(had+過去分詞)
  +
帰結節:助動詞「過去形」(would, might, could)+現在完了(have+過去分詞)

(逆にいうと、条件節には現在完了はないと最初は覚えてしまってもいいと思います)

次に
wishは、実際にはそうではないが、「そうであったらという願望」を現すときに使います(これがこれからの望みを/も表すhopeと違うところ)。

現在・未来に対する現実と逆の願望:wish+動詞・助動詞の過去形
過去に対する現実と逆の願望:wish+過去完了形

質問の文は、問題であるので英文はそのルールに沿っています。
(一応試験の問題なので、日常英会話で起こるいろんな言い回しはあえて入れないとすると、正解に見えます)
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この回答へのお礼

jayoosanさん、ありがとうございます。投稿した問題は4~5時間いろいろ調べまくって結局要領を得なくて困っていたものでした。回答していただいて感謝しています。これからも修行したいと思いますのでどうぞひきつづきご指導下さい。ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/06 20:51

(1)については were が正解ですね。


文法的規則から言えば、had been が正しいのですが、
実際にどちらが使われるかというと were になるでしょう。
直説法・仮定法というときの「法」を考える際には、
文法そのものの規則とともに、≪話者の心的態度≫が問題になるからす。

ここでは、「昨日のことのように覚えている」という大意ですが、
話者の心的態度としては
It is not long ago. It is only yesterday.
(遠い昔じゃありません。たった昨日の話なのです)
     【ともに強調構文の前半とお考えください】
でもそれは現実じゃないから、
as if it were only yesterday
(まるで昨日の話であるかのように)
となります。

had been は文法的には正確ですが、ふさわしくはありません。
たとえば、次の2文を比較してみてください。
1) It is only yesterday. (たった昨日の話なのです)
2) It was only yesterday. (たった昨日のことでした)
この両者に、何かニュアンスの差を感じませんか?
ある程度、文脈にもよるでしょうが、
どちらに感情がこもっているかといえば、1です。
2は、事実を述べている感じがするのに対し、
1は「たった昨日のことなのに…」と、現在の思いを込めて
述べているからです。
そんなわけで、「まるで昨日のことであるかのように」というときは、
1のような時制の使い方をするわけです。
____________________________________________
(2) について
この日本語に相当する英文としてみる限り、質問者の方のお考えどおり、I wish I knew what he is doing. だと思います。
「正答例」というのは、問題集の解答か何かですか?
厳密な文法からすれば、what he is doing になります。
(cf. I wish I were taller than he is.)
what he was doing は、ネイティブの会話で現実には見られるかも
知れませんが、文法としては誤用だと思います。
とくに日本語で文意が示されている限りにおいては、
質問者の方のお考えでよいように思います。
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この回答へのお礼

Shimopyさん、さっそくのご教示どうもありがとうございます。
(1)も(2)も『厳選英文法・語法・英作文演習』(美誠社・北山真、大木美能里・川森安美 共著)という問題集に載っているものです。
(1)は I remember how it happened as clearly as if it ( ) only yesterday. (has been, is, were, would be から適語を選ぶ)
となっています。この出題のされ方だと、were 以外はデタラメなために消去法で正答を選ぶのは容易ではありますが、had been が選択肢にあったとしたら迷います。
(2)は「並べ換え問題」で、「日本語」と「並べ換えるべき単語」が与えられておりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/06 20:43

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