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M4A1は、もう遅れてはいませんか?
最近は、XM8等のほうが、ジャムるのが少ないのに、なぜ、アメリカ軍はずーっとM4A1なのでしょうか?。
以前ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/XM8*現状参照)で見たことが有るんですが、兵士たちが、M4に愛着が付いてしまって、M4以外のものは慣れないと、書いてありましたが、そんなんでいいのでしょうか?

上の方(政府とかが?)が、変えてしまえばどんな良い銃にも、変えることは可能じゃないですか?

あと、M4A1カービンの、弱点を教えてください。

*注意
M4や、ユージンスト―ナーに悪口を言っているのではありません。
ただ、M4をこのまま使って言ったら、難しくなるのではないのか?
と思っただけです

A 回答 (3件)

 たしかにXM8は素晴らしい銃ですが、だからといってM4にとって代わられるとは思えません。

兵士が慣れないからという理由はちょっと疑問です。あれだけ考えられた銃ですから、操作の点では何の問題も無く兵士たちに受け入れられるはずです。

 では何がいけなくて採用が見送られたのかということですが、まず第一にあまりにも銃の持つ威圧感の無さです。XM8の流れるようなフォルムはいかにも未来の銃であり、目新しさから言えば最近にないコンセプトの銃です。でも軍用と考えればどうでしょうか。

 軍用ライフルは軍の根幹的兵器であり、兵士たちがもっとも頼るべき武器です。味方や自国民や友好国の市民には頼もしさや安心感を与え、敵には威圧感や恐怖心を与えるべき武器です。M4とXM8のどちらに銃という本来持つべき破壊的イメージを感じるかということです。

 以前UNTACで活動していた陸自の隊員たちは、道路や橋梁の補修活動中マガジンを装填していない、いわゆる裸の64式を携帯していました。長年戦火にさらされてきたカンボジアの人々はそれを見て、ずいぶんと隊員たちに好き勝手なことをして作業の進捗を邪魔したり、盗みなどをしていました。
 或る日意を決した部隊長が64式にマガジンを装填するよう命令を出しました。もちろんチャンバーには実弾を送り込むことはしなかったのですが、たったそれだけで嘘のようにまるで蛛の子を散らすようにカンボジア人たちは消えてしまいました。軍用ライフルが持つべき一つの役割がこれだと思います。

 ある地域を武力攻撃なしに治安維持しようとしたとき、XM8とM4のどちらを持つかと訊かれれば、私は迷わずM4を手にします。

 たしかにM14からM16へ移行するときにも同じようなことが起きましたが、当時の最大の問題は223口径という小口径にアレルギー反応をおこしたことであって、今回の採用劇のドタバタとは異質の問題です。

 XM8は性能的にはたしかにM4を凌いでいます。ジャム率(という言葉はありませんが)はM4の3分の1以下という高性能ぶりです。さらに驚くほどの安価で、コストパフォーマンスにも優れています。
 とはいえ政治でXM8の採用が強引に決定されることは考えられません、日本とは違ってアメリカ軍(ペンタゴン)は現場の兵士の意見を丁寧に拾い上げ、そのクレームにビビットに応えることで有名です。

 XM8採用見送りの最大圧力団体は海兵隊でした。海兵隊は戦場へ常に最優先で送り込まれる戦闘集団であり、アメリカ政府の他国への意志を最大限に反映する重要な軍です。海兵隊がXM8が嫌だと言えばほとんどそれで終わりです。建前上はこれまでに大量に行き渡ったM16A2,A3やM4シリーズの交換に掛かる費用と時間、そして操作習熟に掛かる手間を懸念していましたが、要は単に気に入らなかっただけなのです。一番気に入らなかったのは陸軍が主導権を握って採用テストを行っていたことでしょうが、これを書こうとすれば両者の諍いの原点から始まって本一冊になるので省略します。
 とにかくそんな情緒的なことで決まるものなのです。軍隊(特に陸戦専門の軍は)とは保守の権化のようなところですし、なんといってもM4には誕生後いくつかの戦場でバトルプルーフされたという強みがあります。更に言えば慣れというか愛着がかなりのファクターを占めているでしょうね。マリーンはいまだにガバや14を使っているし、ウッドランドさえもまだ現役ですからね。

 さて話しは変わってM4の欠点ということですが、M4にはたしかに大きな欠点がいくつかあります。最大のものは作動方式でしょう。XM8のようなGO(ガスオペレーテッド)方式ではなく、M4の直接噴射方式は構造は簡略化できますが、その見返りとしてボルト周りの汚れや耐久性の劣化を招いています。ジャム率の高さも大部分がそこからきていると考えてもいいかと思います。しかしこれはきちんとしたメンテさえやれば比較的確実に避けられる問題であり、兵士たちは何をさておいても自分のライフルの手入れを(戦時であれ平時であれ)行うことは身体に叩き込まれていますので、過酷なテストの結果のみで両方の銃の優劣を決めることはあまり建設的ではないと考えます。

 現実的に世界各国でM4を採用している軍や特殊部隊が多く見られますし、最前線で起きたM4を含むあらゆる兵器や装備類の不具合は必ず軍に報告されその対応や問題解決も速やかに行われて、次の改良にフィードバックされています。それでも時間的に解決できない場合は、後述するように個人的に解決しています。

 直接噴射の問題にしても弾薬の燃焼火薬の改良によってかなりクリーン化されていますし、M4用のごGO方式も開発されています。ただしこれはH&Kが開発していますので、ちょっと面白いですね。

 次に問題なのがマガジン設計です。これはM16の代から続く根の深い問題で、マガジンの形状、特にリップ部分がまずかったようですね。ベトナム時代からの習慣で今も迷信めいて続いていることに、マガジンに実弾をフルロードせずに10パーセント前後減らして装填するということがありますが、いまではそこまでの必要性はないようです。さらに最近メーカーが(これもH&Kですが)新設計のマガジンを開発したこともあって、ジャム率が驚異的に減ったようです。

 ただまだ軍には完全に行き渡ってはいません。そこで現在イラクで展開中の兵士たちの中では、米国内の家族や友人にこの新型マガジンを市中のガンショップで手に入れて、送って欲しいというリクエストが多くなっているというのもこのマガジンの優秀さが分かるようです。

 あとはコレクティブストックの問題もありましたが、これも米国内のメーカーが様々な形態のものを開発し、軍に納入しているようです。M4に関しては(というかM16全般ですが)、毎年米国内の大小の銃器メーカーが盛んに新コンセプトの改良型やパーツを開発供給しているのが大きな強みです。M4は日々進化しているのです。

 さて最後にXM8に関する問題点も(個人的意見ですが)ちょっとだけ。

 まずサイトマウントとキャリングハンドルを兼用している、レシーバー上のスロープ状のバーですが、開口部分があまりにも大き過ぎます。砂漠地帯や都市部では問題ないかも知れませんが、熱帯のジャングル地帯ではここに木の枝のような異物が差し込んでくることが懸念されます。アンブッシュを受けたときなどに、とっさに反撃する必要性が起きたときなどに問題がありそうな気がします。
 アイアンサイトの不完全さや、バッテリー作動の光学サイトに頼り切るのも気になります。大きな売りであるモジュラーシステムも、キャンプなどで外す分はどうでもいいかもしれませんが、砂漠地帯の砂礫の上や泥水の上などで分解せざるを得ない状況のとき、もしモジュラーパーツを落としたらなどと考えると、これもちょっと考えてしまいます。

 長くなりました。お許しを。
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5.56mmの小口径高速弾そのものが時代遅れとなりつつあります。


7.62mm等の大口径ライフル弾に比べストッピングパワーが劣ります。
さらにM4の場合バレルが短いため初速が低下します。
口径を6.5~6.8mmの中口径化して威力を向上する試みが行われています。
あと構造上の問題として銃を構えたままでハンドルを操作して装填が出来ない事、閉鎖不良の際にはフォワードノブを押さなければならない点でしょう。XM8やSCARは解決済み。
兵士がなんと言おうと換えるときは換えるでしょう。M16の時も大賛成ではなかったことですし。
言っときますけど私はストーナー信者ですのでこれからもM16系を使い続けますよ!(エアガンを)
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正式採用の銃器を変更するというのは容易ではありません。


単純な性能だけでは計れない物があります。
現場レベルではM4は実用レベルに達していると判断されているということでしょう。

整備だって、機種が変われば位置から練習し直しです。
練習ぐらいはいいかもしれませんが、いざ戦闘が始まった際に、いくら精度が良くてもメンテナンスができないと
意味がありません。例えば故障して部品交換するときとか、部品がなかったらいくら高性能でも役立たずです。
ジャムは少ない方がいいですが、肝心なのはジャムがおこっても対処可能かどうかです。
M16系統は汚れやすいですが、クリーニングキットを付けて定期的にメンテナンスしていれば問題ないようですし。
特に今は紛争時ですから、そんな時期での変更はよけいな混乱を招く可能性もあります。

まあ、ほかにも政治的なグログロした理由があるのかもしれませんが、変えないなら変えないなりの
理由というのも考えられると言うことです。
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