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発達心理学で言う各発達段階での正常な発達がなされなかった場合の欠陥を大人になってから治すには、具体的にどの様にすれば良いのでしょうか?

A 回答 (2件)

No.1です。



人生の先達とは存じ上げず、失礼致しました。

Eriksonが言うには、老年期の発達課題は、自我の統合とされています。
これは、これまでの自らの人生のすべて、すなわち、良いことも悪いことも、嬉しいこと、楽しいことも、悲しい、辛いこともすべて自分の人生であったと受け入れることによって達成されていくとされます。

質問者様の補足を拝読しますと、すでにそれに近い境地に達しているように見受けられます。
現に、過去のご自身の振る舞いを深く反省され、奥様とは和解されていらっしゃるようですし。
奥様を心から好きだとおっしゃれないとありますが、長年連れ添われて、お互いなくてはならない存在と感じていらっしゃるのではないでしょうか?

お嬢様につきましては、すでに35歳ということですから、立派な大人になっていらっしゃいます。
そうだとすれば、必ずしも、お父様のおっしゃることをすべて素直にお聞き入れになるということもないかも知れません。
ある程度は、独立した人格の持ち主であるとお考えになって、接して行かれた方がよろしいような気もします。

私自身は、関東地方以外に在住しておりますので、そちらでどのようなカウンセラーに相談すればよいか、ちょっと分かりかねます。
恐縮ですが、日本臨床心理士会の「臨床心理士に出逢うには」をご紹介しておきますので、一度、このWebサイトをご覧くださればと思います。

参考URL:http://www.jsccp.jp/near/
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この回答へのお礼

再度ご丁寧なご回答を戴き、ありがとうございます。

>これまでの自らの人生のすべて、すなわち、良いことも悪いことも、嬉しいこと、楽しいことも、悲しい、辛いこともすべて自分の人生であったと受け入れることによって達成されていくとされます。

>お嬢様につきましては、すでに35歳ということですから、立派な大人になっていらっしゃいます。
そうだとすれば、必ずしも、お父様のおっしゃることをすべて素直にお聞き入れになるということもないかも知れません。
ある程度は、独立した人格の持ち主であるとお考えになって、接して行かれた方がよろしいような気もします。

戴きましたお言葉を噛み締めて、自分の人生を総括したいと思います。

また、日本臨床心理士会の「臨床心理士に出逢うには」をご紹介戴き、とても参考になります。

親身になってご回答戴き、本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/10/19 19:11

臨床心理士で、大学の教員です。



>発達心理学で言う各発達段階での正常な発達がなされなかった場合の欠陥

ここでおっしゃる「欠陥」が、具体的にどういうことを意味しているのか、分かりませんので、今ひとつ回答が書きにくいのですが、Eriksonなどが設定している「発達課題」が未達成である場合には、心理治療を受ける必要が生じる可能性が高いといえます。

Eriksonのいう発達課題とは、たとえば乳児期では、親との間に基本的信頼関係を形成することですが、これが未達成ですと、あとの発達段階での発達課題の達成も難しくなります。
何よりも、基本的信頼関係が形成されていないと、人との信頼関係が得られず、人とのつながりから感じることができる安心感が持てないことになり、身体的には成長していけますが、心理的にはきわめて不安定なまま大きくなるといえます。
したがって、普通の人間関係が形成できなかったり、人格障害などを呈することがありえます。
こういう状態になりますと、心理的、精神医学的治療の対象となることもあります。

質問の内容が、そこまで基本的な発達課題ではなく、身辺の自立や社会性の獲得ができていないという、もう少し具体的な行動レベルの問題であれば、自ら意識して努力することによって、やり直しができないわけでもないでしょう。

具体的に、どういうところに疑問を持たれたのかをもう少し説明していただくと、さらに明確に説明することも可能です。
質問の仕方によって、得られる回答のレベル、内容が異なりますので、もう一度疑問点を整理されることをお勧めします。

なお、ご自分で勉強されるには、たとえば、次のような「発達臨床」と題した本をお読みになることがよろしいでしょう。

塚野州一(編著):みるよむ生涯臨床心理学-生涯発達とその臨床的対応-、北大路書房、2004年、¥2600

この回答への補足

ご回答、ありがとうございます。

私は71歳男性で、本来なら円熟期にあって、何の欠点もないのが理想的なのだと思います。
しかし、71年の私の人生を振り返ると、私には、他人を愛する能力が不足していたし、そして今もなお、不足していると思え、この点を何とか克服して、他人を愛することの出来る人間になりたいと思っております。

具体的には、妻に対して心から好きだという気持ちになれない事と、問題ばかり起こし私の言う事を聞かない末娘を愛することが出来ない事が、克服したい私の課題です。

いろんな本を読むと、幼い頃に十分な愛情を得られなかった場合、精神的発達がいびつになり、他人を愛する能力も身に付かないと理解しました。私が正にこれに該当すると思っています。

私が育った家庭は、父親と母親との喧嘩が絶えず、幼心に、「父と母とが喧嘩せず仲良くして欲しい」と願ったものです。そして、将来自分が結婚したら、夫婦仲良く暮らしたいと思ったものです。
しかし、成長して結婚した私は、父母と同じ様に、妻といつも激しい喧嘩を繰り返す有様でした。
そのせいで、3人の子供達も、暖かい家庭を経験せず成長し、今、35歳になった末娘が、いまだに私の言う事を聞かず、自分勝手な性格で、今なお、いろいろ問題を起こします。
私は末娘を一番可愛がったのですが、本人は、可愛がってもらった記憶はないと言います。
幸い、妻とは、私が深く反省し、今は表面的には穏やかな生活を送っていますが、妻を心から好きだと言えないのが悩みの種です。

この様な過去の呪縛から逃れ、心から他人を愛する事の出来る人間になるためには、どうすれば良いのか知りたくて、質問させて戴いた次第です。

もし、心理カウンセリングを受けた方が良いなら、良い先生をご紹介戴ければ、ありがたいと思います。
栃木県の南端に住んでおりますので、東京に出て行くことは出来ます。

どうぞ、よろしくお願い致します。

補足日時:2010/10/19 11:15
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