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、教えてください。
私は、最近、近所のI歯科に初めて行ったところ、多くの歯がC1,C2程度のむし歯になっているため、長期間の治療が必要と言われました。そして、以前に治療して銀歯にした歯が、むし歯になっていることを伝えられました。更に、医師はインレーはどれにするかを選択しておくよう言いました。このI歯科での診察は、初めてということもあり、なぜか不安になったので治療はしていません。

その後、昔から行きつけのS歯科に行ったところ、2~3回の治療で終わると言われました。1回目の治療は、右上の奥歯(大臼歯)を削り、その穴に石膏のようなものを詰めて、青い光をあてて固めた後に整形して終わりました。銀歯を被せた歯は、むし歯になっていない。銀歯の隣の歯がむし歯になっているとのことでした。

ここで双方の歯科のまとめ
<I歯科>
・最新の医療機器を導入(歯のレントゲンと写真を撮って、患者が治療前後を確認して、治療結果を納得できるように液晶画面で説明)
・医師が若く、技術に不安がある


<S歯科>
・医療機器は最新とは言えない
・むし歯は医師の目でチェック。レントゲンは撮らない
・治療は、ベテランのため、技術面の問題はなく、かなり上手い


以上が、歯科の相違点です。

そして、質問です。

なぜ、むし歯の判断は、歯科医により、これだけ違うのでしょうか?

そして、信用すべきはどちらの歯科医でしょうか?

最後に、S歯科の治療で使った石膏のようなものは何なのでしょうか?

以上、宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

実際にみなければどちらの意見に賛同するかは決められませんので、ここでは判断しません。



虫歯の判断は難しいですが、特に金属の入っている場合はレントゲンを見て判断する事もできません。
それはレントゲンの干渉作用という特性があり、金属付近では健康な歯でも黒い影は映る事があるからです。
これは更に歯と歯の重なった部分やその他の部分でも起き得ることです。
歯科医であれば、これは大学時代に習っている筈ですが、放射線の授業というのは材料学などと並んで実に軽んじられているんです。
また患者さんにとってもその陰が虫歯なのか干渉作用なのかは判りませんよね。つまり無知な歯医者や意図的に虫歯だと言って削ろうと考えている歯医者は虫歯だと説明する事になります。

それに金属の種類によっては歯に黒い色素が沈着する事があります。多くの場合銀を多く含んでいる金属や成分に偏りができて、銀が析出した場合に起きます。しかし人によっては金合金でも黒変する体質の人が居ます。
歯医者の中には、これを虫歯だと言う者が居ます。それが無知の所為なのか、治療費を稼ぐためなのかはわかりません。変色しているから治療すると説明するのなら理解しますが、虫歯だというのは嘘になります。
でも患者の合意を得る為に虫歯だと言う歯医者は少なくありません。

以前はまずレントゲンを撮らせました。必要がなくてもレントゲンの無い保険請求を却下された事もあります。しかし被爆の問題から、近年では国の方針も「必要があればレントゲンを撮る」という様に変って来ています。つまりレントゲンの有無で歯医者の誠意は判断できなくなりました。
レントゲンは単に診断材料の一つでしかないのです。最終的に診断を下す為には自分の目で確認するしかないのです。

青い光で固めたのは「レジン」という光で固まる材料です。でも早いから良いとも言えません。回数を重ねても良い治療もあるし、一日で済んでも再虫歯のリスクが高くなることもあります。
治療法や材料には無からず利点とリスクがあり、どれを選択するかはあくまでも医師の裁量です。

未熟な最新器材より熟達した従来の方式の方が確実で効果も高いのは常識です。これまでも多くの先端医療といわれたものが消え去っています。

確かに経験は必要ですが、年齢では判断材料にはなりませんね。
ようは自分が納得して治療出来る歯医者が自分にとっての良い歯医者です。
祖もその歯医者が別の誰かにとっても良い歯医者とは限りません。

この回答への補足

ベストアンサーは皆様の回答が素晴らしく有り難いものでした。
ですから、私の判断では決め兼ねます。
よって、これらをご覧になった方の主観にお任せしたいと思います。

補足日時:2011/01/21 00:46
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

これまでご回答下さった皆様を含めて、本当に丁寧な解説をしていただき、大変恐縮しております。

それにしても、歯の治療とは深いものですね。

私は、かかりつけの医師がベテラン、かつ技術面も文句なしのため、信頼しております。

しかし、かかりつけな医師も人間ですから…という不安があります。

一方、初めて診察していただいた歯科医は、レントゲンを撮る前にむし歯チェックをしていました。

それで、その歯科医は、大量のむし歯を歯科衛生士にC1,C2などと伝えていました。

ですから、今考えるとレントゲン云々ではないかも知れないです。

いずれにせよ、少し大きめの第三の歯科でむし歯チェックしてもらおうと思っています。

最後に、親切かつ丁寧なご説明に感謝致します。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/01/21 00:41

昔、歯科医院に勤めていました。


虫歯の進行状況はレントゲンを見ないと何とも言えませんが
C1~C2レベルの初期虫歯が何本かあったのですね。
初期虫歯の治療は、樹脂剤(CR)を充填して終わりますので
時間は掛かりません。但し、虫歯の治療は一回1本です。
隣接してる場合は双方合わせた治療になるかと思います。
最近ではレントゲンをPCに撮りいれて患者さんに分かりやすく説明してくれる
歯科医院が増えています。技術も医療の進歩だと思います。
私が勤めていた時は今のようなシステムが無かったので素晴らしい進歩だと思います。
信用有無は、質問者様だと思います。
お大事に!
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
むし歯の状況や治療方針の説明は、昔はなかったですよね。
最新の医療機器での診察をやはり信用すべきでしょうか。
もう少し検討してみます。

お礼日時:2011/01/20 12:08

 結論から申しますとおかしいようですが”どちらも信用すべき”、もしくは”自分が信じる医師の治療方針に従うべき”、です。



 先に誤解のないように申し上げますが、同じ程度の虫歯でも、口腔予防や今後の経過、患者の虫歯の罹りやすさや進行しやすさ、受診の程度(定期的に検診来院するのか、痛くなった時だけ来院するのか)、仕事や家庭環境(小さい子供がおり頻回の来院が困難など)への配慮など総合的に考慮するかしないか、また医師の治療傾向(方針)やどの程度の傷病から治療介入するかによって様々な治療方針が立てられることになります。これが結果として患者を混乱させてしまうことにもなるのですが・・。
 
・口腔予防を前面に考え、ブラッシング指導や虫歯抑制のためのプロトコルを重視し、虫歯のリスク検査などの結果も考慮したうえで軽度の虫歯は経過観察としてその進行傾向を見ながら処置するかどうかを検討し、必要と判断された時点で処置に入る予防重視型医師

・実際には定期的な来院が望めない患者が多いため、来院中に可能な限り多くの虫歯を治療し修復する処置優先型医師

・主訴解消や短期間での治療のニーズに重点を置き、重度なものから処置し、軽度のものや患者が希望しないものは経過観察(放置)とし、再び何か症状など問題が生じてから対応することを考える主訴解消型医師

 ・・など千差万別です。かぶせの段差があるだけでも虫歯や歯周病の原因となるということで段差を虫歯という表現を使って新しくすることを勧める医師もいれば、段差があるためにブラッシングが難しいが、しっかりブラッシングを頑張ってもらってやり直さず様子を見ましょうという医師もいることでしょう。したがってどれが絶対的に正解というものはなく、あとは患者自身が担当医と治療方針を良く協議して納得できる所で治療すべきであるとしか申し上げられません。

 レントゲンにつきましては、これが絶対的であるとは申し上げませんが、処置の根拠となりますのでこれは撮影したほうがよいと思います。被ばく量は極めて低く、レントゲンにより虫歯の有無、程度を知ることはそれを超えて有益と考えます。もちろんレントゲンではっきりしないこともありますが、いずれにしても虫歯があるのかないのか自分で分からないところを削られたいですか?ちなみに最近ではレーザー光を使って数値で虫歯の程度を判定するディアグノデントという診査器もあります。私としては診査・診断・科学的根拠に基づいた計画的な治療を希望しますが・・・。

  なお、石膏のようなもの、とはおそらくレジンと呼ばれる光を当てることで固まるプラスティック素材で、見た目が重視される前歯の治療に良く使われますが、近年では性能の向上により臼歯にも使われます。これに対してインレーは金属を用いた詰めもので、型をとって制作するため日数がそのぶんレジンによる治療よりかかります。ただしレジンでも型をとって制作したものを口の中でひっつける間接法ではインレーを同じ日数となります。

 レジンによる治療の利点は比較的歯を削る量が少なくて済む、見た目が白く審美的であることですが、反面物理的強度が弱く、破折や摩耗、長期になると変色などを起こすことがあること、また口の中で固める方法ゆえに詰め方によっては歯と歯の間がゆるくなりがちで物が挟まりやすい傾向にあること(これを避けるためには本来くさびなどを用いて歯と歯の間を広げてから詰めなくてはなりません)、また口の中の湿気や水分による影響を受けやすく、影響を受けた場合には接着不良により再度虫歯の原因等になることです。なお歯と歯の間がゆるくなるのを誤魔化すために隣の歯とひっつけて詰めてしまうケースがあります。この場合フロスや歯間ブラシが入らなくなり虫歯や歯槽膿漏のリスクが上がってしまいます。コストは安く済むが、適切に処置しようとすると手間がかかるため敬遠して簡便なインレー法を選ぶ医師もいるかもしれません。

逆にインレーは比較的歯を削る量が多く、金属色で審美的でない半面、物理的強度に優れ、破折や摩耗もほとんどありません。模型上で制作するため精度的にも優れており、歯と歯の間の接触圧を適正に調整しやすい利点があります。型どりや金属のコストがかかるため敬遠し、レジンによる治療を優先する医師もいるかもしれません。

 ここからが大切ですがどちらの修復法にも長所短所があり、一概にどちらがいいとも悪いとも言い切れませんし、どちらの方法にしても適切に行わなければ良好な経過にはなりません。逆にどちらの方法にしても適切な診断の元に選択され、適切に処置が行われれば共に良好な経過を取ります。
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この回答へのお礼

丁寧かつ親切なご回答ありがとうございます。

内容がとてもよく理解できました。

双方の歯科医の判断は、各々の考え方があり、どちらも正しいと言えるというですね。

それと、ご回答者様がおっしゃるとおり、科学的根拠がある方が安心できるかも知れませんね。

ただ、私としては、本当に治療する必要があるかをいまだに迷っています。

よって、その他歯科(規模が大きい病院がベスト)でで診察してもらおうかと考えています。

その結果を考慮して決めたいと思います。

つぎに、治療方法ですが、レジンだったのですね。

俗にいうCRですよね。

私は、インレーよりはレジンで治療してほしい派です。

インレーであれば、審美的な理由でセラミックが理想ですが、金銭的な理由により無理です。

ですから、必然的にレジンでの治療を選択します。

レジンの治療は、今まで何度かうけていますが、特に問題がないように思えます。

最後に本当に理解が容易なご解説ありがとうございました。

なんとか安心して治療が受けられそうです。

以上です。

お礼日時:2011/01/19 22:14

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