・デッキ A
32年前にボーナスのかなりの部分をはたいて買ったカセットデッキ
http://audio-heritage.jp/NAKAMICHI/Player/682zx. …
が、今もほぼ完全に動作します。(我が家にある最も古い電気製品です。)
・デッキ B
デッキAが老朽化で壊れたら困ると、10年前に買ったカセットデッキ
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/tc-k …
(安価なものではなくクローズドループデュアルキャプスタン 3ヘッドの中級機です。)
これも完全動作します。
(そもそもこの時点でデッキAは長寿命。)
この8年ほどはカセットは新規録音には使っていません。
(CDレコーダーを使用しています。)
しかしながら40年以上撮りためたテープ資産があります。
(残したいものは少しずつCD化しています。)
不思議なのですが、32年も前に作られたカセットデッキの方がしっかりした
良い音を出してくれているように感じます。
一般にテープオーディオは自己録再がベストと言われますが、それほど使い込んではいない、
Bデッキで録音したものも、Aデッキでの方が音が良いように感じます。
これはなぜなのでしょうか?
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
明らかにナカミチの方が「音」として一枚も二枚も上の高級機だからでしょうね。
それは、ヘッド周りの精密さ、安定した走行系、録音・再生回路の設計、使用パーツ等々・・・
特に1970年代~1980年代前半(CDが登場するまで)は録音機器と言えばオープンリールかカセットで、
特にカセットテープは取り扱い易さで普及し、次第に各社がオーディオとして高性能・高音質な路線へと競い合っていた時代。
中でもナカミチは独自の独立3ヘッド、Wキャプスタン、高品位の録音・再生イコライザー、ラインアンプ等で驚異的なワウ・フラッターと周波数特性を出しました。(オープンリールに匹敵するほど)
価格も驚異的で庶民には高嶺の花でしたね。
この時代の高級機は物量をたっぷり投入し、実に丁寧に凝った作りで音自体にもしっかりした主張があるようです。
その後、CDに押されカセットは徐々に衰退していきましたが、90年代前半まではそれでも各社製造していました。デジタル時代に入り、それまでの重厚さは薄れシンプルであっさりした感じになり普通価格帯の製品でも十分高性能なものが現れ、また、それまでは主に家庭内で録音再生して楽しんでいたものからウォークマンなどの登場で手軽に外で聴けるスタイルへと変わったのも影響しているかと。
つまり、カセットには本来のカジュアルさが再び求められたということでしょうね。
しかし、厳密に音質を比較すると80年代前半までの高級機は明らかに違いますね。
実際、私もこの頃の高級カセットデッキ(ティアック)で録音したテープを持っていて、やはり90年代前半の7~8万クラスのカセットデッキ(ソニー)で録音したものとを聴き比べると、後者も確かに水準以上の音ですが前者はもっと落ち着いた説得力のある音という印象。つまり、何というかアナログ時代の最高水準のカセットの音なのです。当時は、レコードの再生に重点が置かれ(レコードが一番高音質で、他はオープンリールの2トラ38など)、カセットは主にFM放送やレコードを気軽にテープに置きかえるという単なる録音媒体だったのが、ナカミチなど専門メーカーの登場で一挙にレコードの音に迫る、或いはそれ以上になったのです。
というわけで設計思想や回路、作り(メカニズム、仕様部品)が半端でなく当時はこれ以上のものがなく最高を目指した成果の製品であったということが、現在でも「音」として残っており、確かに証明されているからではないでしょうか。
ありがとうございます。 2トラ38も使ったことがあります。
2トラ38でも結構ヒスノイズがあるなあと感じていました。
カセットを開発したフィリップス まさか ここまで高音質化が図られるとは思わなかったでしょうね。
最近、家人がお稽古用のラジカセを通販で買いましたが、ひどい音です。
昔のウォークマンの方がマシです。
No.8
- 回答日時:
こんにちわ。
#7さんの簡単な補足になりますが
>デッキ Aは独立3ヘッドで、
一般的に、消磁、再生、録音ヘッドにわかれるのですが、
再生はテープから磁気を吸い取るものになりますが、
それ以外は、磁気を与えるヘッドになります。
これらが1ヘッド化されると、経年劣化で、(以外と短い期間で)
お互いのヘッド機能で磁気を籠らせてしまう可能性があり、
機能面として、維持しずらいものがあります。
実際、これの対策用に、消磁カセットというものも存在しており
若干効果があります。。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83 …
といいたいところですが、現在もう取り扱っていません
http://blog.goo.ne.jp/finavinx/e/651ecb878bc84df …
こんな方法もあるのですが・・・
ただ、この消磁カセットがあれば、デッキBの音質が復活する可能性も
あります。
ただ、3ヘッドにはかなわないので、それなりの音質ではあるのですが・・・
>一般にテープオーディオは自己録再がベストと言われますが
ちなみに、子供のころ、こういうおかしな現象に悩まされていました。
市販のテープを買って、再生すると、音程が下がってずれている
(他のレコーダーで再生しても同じようにずれて、逆にそれで録音したのを
他で再生すると、逆に音程があがってずれる)
きれいに半音ずれてくれるので、いつも困ってました
でも、故障でもないようで・・・
後に、音程ずらせるカセットレコーダーというか・・
これで、何とか補正して聴いたものです。
(注:これは2ヘッドです。)
消磁カセット 今も持っています。時々使います。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8& …
その昔はこれを使っていました
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g13 …
テープ速度
4.76と言われたり四捨五入で4.8だったり メーカーによって基準が少し違っていたようですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/onchikappa/9447339.html
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
>不思議なのですが、32年も前に作られたカセットデッキの方がしっかりした
良い音を出してくれているように感じます。
・デッキ Aは独立3ヘッドで、特に再生ヘッドは大きくて理想的な位置にあります。
・デッキ Bは、3ヘッド構成なのですが、録音ヘッドと再生ヘッドは一つの筐体に合体したツインヘッドとなっています。カセットのテープ裏からヘッドにテープを押し当てるパッドの位置(←カセットテープでご確認ください)からズレている為、ヘッドタッチを補う機構を付けてサポートしているのではなかったでしょうか。
デッキ Aはデッキ Bに比べ、テープ磁気から発電した時点でそのシグナルの品質に差があっても不思議ではないでしょう。良いものを良いままで出力する、できて当然でしょう。
尚、録音ヘッドは再生ヘッドほど位置やサイズにシビアではありません。
また、2ヘッドは高音再生に不利な点はあるのですが、録音にはむしろ有利なので、カセットテープにダビングする場合は、もっぱら2ヘッドデッキを使ってましたよ。
ついでに、
>一般にテープオーディオは自己録再がベストと言われますが
これは、テープ速度の違いによる再生時の音程と所要時間がずれる問題があります。
アジマスとかトラックのズレによる音質への影響は、特に2ヘッドデッキに当てはまります。3ヘッドデッキでは元々録音と再生が別ヘッドなので自己録再でもその影響をうけます。『自己録再がベスト』は必ずしも当てはまりません。
2ヘッドデッキ=下 というイメージが未だぬぐい切れていません。
また録音後、すぐにそのモニターができる安心感は3ヘッド機に勝るものがありませんね。
No.6
- 回答日時:
はじめまして♪
良い製品を大切にお使いのようですねぇ。
音の違いは、簡単に言えば価格の差ですよぉ。
6~7万台は中級機、10万クラスから高級機、16万以上はもうハイエンドの超高級機ですから。
格の差が大きいのです。
それと、もう一点が再生時のアジマスエラーによる影響です。
中道では完全独立型の3ヘッド構成としていて、再生ヘッドのアジマスを左右信号の位相差を元に自動調節を行なえます。
これにより、他機で録音したテープでも、記録されている状態に合わせて再生する事が可能なため、自己録再にも負けない音が得られるのです。
あとは、SONYのヘッドとサウンドチューニングとか、、
他にもSONYは下位機の手抜きがヘタというのも良く知られています。
(安価な量販機種では、よく、無償保証期間が終わると壊れる、これを「SONYタイマー」なんて言った時代も有った。爆笑)
もっとも、中道などは下位機というモノは他社製品から見たら高額で、その割には、、という最も好ましく無い事が多かった。(大量生産よりも、一つずつ丁寧に造って行く、という精密メカの職人技が得意なメーカーでしたからね。)
どちらのメーカも、シリーズ等の上位機種はとても評判が良かったものです、今回は中道のフラッグシップとまでは言いませんが、量産機の最上位機に相当する物ですし、KA3ESはESシリーズの最下位機、こういうのを、同じ土俵で比較しちゃぁ、ダメダメでしょう(笑)
だから、「価格の差」という判断で良いのだとも言えるのです(^o^)
Aデッキのメーカーの400とか500シリーズ
その販売価格を考えると他社の中上級と比べた優位性をスペックでは感じませんでした。
アジマスというところをいじることに魅力を感じました。
No.5
- 回答日時:
ナカミチは独自性を追求するあまり販売単価が高くなる傾向がありました。
他社以上に妙なこだわりを持っていたメーカーと言ってもいいです。
そのおかげで会社としての命脈は絶たれました。
682ZXですが
他社比で価格的にも高級機です。(例 ソニーTC-K777ES 82年発売 168000円)
ナカミチのデッキとしても内容的にエントリーモデルとの位置付けではありません。
700系、1000系をハイエンドと考えるとアッパーミドルクラスです。
682ZX発売の一年後に以下のような本当の「エントリーモデル」が発売されています。
http://audio-heritage.jp/NAKAMICHI/Player/bx-1.h …
またナカミチは同じフロントフェイスながら2ヘッド⇔3ヘッドや内部部品、機能面で差別化した
兄弟機を出すことは当時のデッキマニアの間ではつとに有名でした。
http://audio-heritage.jp/NAKAMICHI/Player/bx-2.h …
上に挙げた二機種とも(当時の)他社比で割高感がありました。
同じ機能と性能ならば他社製品は1~2万円安いプライスタグがついてました。
またナカミチは販売店に定価販売を強要していたなんて「事件」もあったりで割高感はなおさらです。
他社比割高なのはテープトランスポートやイコライザーの調整を職人の経験と勘に頼っているためだ、
微妙な部分での調整は他社より時間をかけているので「量産」向けではない、
などと当時は販売店でも言ってましたしカタログにも書いてあったことを覚えています。
それだけに所有する満足度ではこれらに勝る機種はありません。
TC-KA3ESですが
ソニーが最後まで販売を続けていた「高音質型カセットデッキ」としてはエントリーモデルですね。
KA5ES、KA7ESといった上位機種の存在と6万円台といった価格から制約が多すぎ
構成部品の簡素化、低コスト化で末弟機として差別化が図られています。
テープトランスポート部のメカはKA5ESよりワンランク落ちてます。
ですので発売当時の6万円台のデッキとしては文句なしの音質ですが
決して他社比、同社比で上位機種を上回る性能、音質ではありません。
物価上昇分、人件費の高騰を考え合わせると81年発売の22万円台のデッキと
89年発売の6万円台のデッキを比較するのは無理が多すぎる気がします。
時代が進み、技術が進んでも価格差を詰められない面は存在します。
つとにアナログ分野では価格差がそのまま音質差につながっていると私は感じています。
この質問、妙に気になりました。
他の方への回答で疑心暗鬼を抱かせてしまわれたのならば申し訳ありません。
デッキBが6万円で作れることもそれはそれですごいですね。
35年前の6万円デッキ ロジックコントロール機は無理でした。
ガチャっとピアノキー そんなデッキでしたね。
No.4
- 回答日時:
>>電子回路が32年も壊れずにもっておりこと自体が不思議です。
良いパーツを使って製品が作られており、さらに良い環境で使われていたからではないでしょうか?
あるメーカの元技術者の人が言うには、「問題あると思える設計の部分について先輩に質問したら、あえてそうしている」なんて返答がきたとか。
デッキAは、そんな寿命を意識した設計をせずに、「長く使える良いものを」という思想で設計された製品なのではないでしょうか?
また、カセットデッキは、大電力を使う部分が回路に無いと思いますので、余裕をもった回路設計をして、良い部品を使えば、電子回路は長期間壊れずに使えると思います。
ちなみに、私は30年以上も前のパイオニアのミニコンポ(明菜がCMに出ていたころのもの?)を使っています。
これまで使ったカセットデッキは数年で故障していました。回転系のトラブルです。
それに比べここまで耐えているのが不思議です。
内部パーツを見てもそれほど高級なパーツが使われているように見えません。
その後のオーディオでは使用パーツを誇るような記載がありますね。
No.3
- 回答日時:
>32年も前に作られたカセットデッキの
>方がしっかりした良い音を出してくれ
>ているように感じます。
>これはなぜなのでしょうか?
カセットデッキは機能的・技術的には80年代前半ぐらいですでに「完成」しており、それ以後は個々の製品のグレードは、それぞれのモデルの物量投入の度合や作り込みのレベルの高さに準拠します(またそのことは、価格という指標に反映されます)。
したがって、NAKAMICHIという高級ブランドの20万円超の製品と、その他のメーカーの10万円未満との製品とでは、(両者が完動品である限り)前者が優れていることは火を見るよりも明らかでしょう。
オーディオ機器というのは、昨今市場に出回っているネットワークプレーヤーやUSB-DACなどのデジタルアイテムを別にすれば、技術面で30年前と現在とで大きく変わっているわけではありません。だから「技術の進歩により、30年前の30万円の製品よりも、今の10万円のモデルの方が音が良いはずだ」ということは、まずありません。
私もPIONEERの最後期のカセットデッキを保有していますが、何回かの修理を経ているものの、いまだに清新な音を響かせてくれてます。スレ主さんも末永く使われてください。
Aデッキを買う前のデッキは約10万円のフルロジック機でした。
4年程度の使用で音がだれてきました。またドルビーCが発表される直前の機種でもありました。
30年も前の電気製品がほぼ完全に動くことに不思議すら感じました。
(20年ほど前と15年ほど前に一度メーカーでオーバーホール調整しました。10年ほど前の時点では(まだメーカーはあった。)もうオーバーホールは受けてくれませんでした。
そもそも15年以上使ったものをオーバーホールしてくれたことが奇跡だとは感じました。
(5万円ほどかかった記憶があります。)
No.2
- 回答日時:
凄い物をお持ちなのですね! 32年前のNAKAMICHIと言えば高価すぎて手が届かない誰もが憧れるデッキブランドです。
写真を拝見しただけでも感動しました!!それに比べてソニーの方は技術は新しいのでしょうが、チャチく見えますね。10年前でもカセットテープの役目は殆ど終わっていましたので、昔のようにカセットの音質に拘って作られていないのではないでしょうか。
Aデッキの方が音質が良いとのことですが、技術的なことや論理的なことは全く分かりませんが、NAKAMICHIの方がアナログのテープ音源を忠実に表現している気がします。やわらかくて温かい音が伝わってくるようです。
すみません、何の回答にもなっていませんが、32年前のNAKAMITICHIのデッキを現役でお使いだということに感動して思わず書き込んでしまいました。
ちなみに私は、カセットは20数年前のSANNYOのCDラジカセで聴いています^^;
どうかいつまでも大切に使ってください!!
Aデッキはまだ駆け出し時代当時のボーナスの大半をつぎ込んで買いました。
BデッキはいくらなんでもAデッキはこれ以上使えなくなること。
ドルビーCまでついたデッキが絶滅する懸念を感じ10年ほど前に買ったものです。
意外にもAデッキがここまで持ってしまいました。
場所が邪魔なので一時は中古オーディオ店(古書店本屋系のところなく)に売ろうかともしましたがそこのお店では買い取ってくれませんでした。(PSEマークがないから?)
No.1
- 回答日時:
メーカの製品へのこだわりの差ではないでしょうか?値段をみても、デッキAのほうがずーと高価ですので、「金に糸目を付けずに作った製品」っていうことでAのほうが音が良いのではないでしょうか?
私も、昔、2台目のビデオデッキを購入したとき、「新製品だから性能が良くなっているだろう」と同じメーカのものを購入したら、操作性が悪くなっているし、再生した映像も悪くなっていたのに驚いたことがあります。
また、つい最近も、同じメーカのHDDレコーダの買い増しをしたら、性能も操作性も凄く悪くなっていて、驚かされました。
同クラスの製品でも、前製品よりも、値段が下がっていたりしますけど「値段相応の性能」っていう面もあるんじゃあないかと思います。
特に昔の、アナログ系、メカ系が駆使された製品は、そういう「価格相応」っていう面が強い気がします。
デッキAはその会社の中ではどちらかというとエントリーモデルでした。
わざわざ2ヘッドにグレードダウンしたモデルもありました。
http://audio-heritage.jp/NAKAMICHI/Player/681zx. …
この価格帯でわざわざ3万円差の2ヘッドデッキを作る理由が理解できませんでした。
電子回路が32年も壊れずにもっておりこと自体が不思議です。
VHSビデオデッキは2000年以降は信じられないような低価格になりましたが画質機能は劣化しましたね。
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