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素人ですが専門家の方のご意見をお伺いいたしたく・・・。

「慣習的に行われていることと,法律とが合致しない場合,どちらが優先されるか?」という質問です。
(こういう場面はしばしばあります)
以前は「当然法律が上だ」と思っていたのですが,最近「それはおかしい,国民の大多数がやっていることなら,それは法律自体がおかしいのだ」と思うようになりました。

本日の新聞に掲載された「強制連行西松訴訟判決」を見て,その意を強くしました。
高裁は「時効は認める(法は成立する)が,損害賠償は必要」と判決しています。

これなど法律(時効)よりも,正義(慣習)が上だ,ということではないでしょうか?
この考え方がなければ,とうてい理解できません。
ただし一般的には,慣習を立証することが難しいから法律で決められる(裁かれる)ことが多いのではないでしょうか?
専門家の方のご意見をお伺いします。

A 回答 (11件中11~11件)

慣習とは、ある社会において、長年にわたって認められてきたならわし・風習です。



上記の例では、慣習を元に法律の適用を修正したものではなく、権利の乱用という法律上の規定をもって法律の適用を修正したものです。

法律は日本全国において適用されますが、慣習は法律の下で、その地域においてのみ通用する規則ともいうべきものです。

ただし、法律上、「別段の規定ある時は慣習に従う」などと慣習を優先させる条文がもうけられているものもあります。

この回答への補足

有難うございました。

>慣習を元に法律の適用を修正したものではなく、
>権利の乱用という法律上の規定をもって法律の
>適用を修正したものです。

このことは新聞には書いてありませんでした。
しかし,「権利の乱用(の阻止)」というのは,個人又は組織に対して適用されるものであり,「時効の成立」という”法体そのもの”がこの適用を受けるというのはおかしいような気もするのですが・・・素人考えです。

補足日時:2004/07/10 22:59
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