アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

最近、レコードを聴いて楽しむようになりました。
しかし、レコード屋さんに行くと「USオリジナル盤」と書いてあるものと「US盤」と表記されているものがあります。
「US盤」と書いてあるものは、いわゆるリイシュー(再発盤)ということなのでしょうか?
また、日本盤と書いてある物はリイシューというのでしょうか?
さらに、ヨーロッパ盤と書いてあるものとドイツ盤と書いてある物に違いなどはあるのでしょうか?
質問が多くてすみませんが、詳しい方よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

No.1の回答者です。

回答へのコメントを見て>

リイシュー版(自分は使わない言葉です)と一括りにした言葉に随分とご執心ですが、それも色々とあるのです。

まず、質問主さんが仰った、廃盤となっていた作品が、再び販売される場合、普通は復刻盤と呼びます。

廃盤にも2つありまして、レコード会社がアーティストとの契約で販売期間を定めていて、契約期間が過ぎ販売権を失ったことで、権利的な問題で販売が行われなくなった物。

もう一つは、レコード会社の商業的な判断で、売れ行きの悪い作品の再プレスを行わないことで、事実上、市場流通分しかモノが存在しなくなった場合も廃盤と言います。
(どちらも絶版品ともいいますね)


まずは、レコード会社が権利関係の時効などで販売権を失っている状態で、アーティストと販売に関する再契約、あるいは元の配給会社の倒産などで販売権が宙に浮いている作品など、別の配給会社とアーティストが新契約を結んで同内容の商品が販売再開された場合は、収録内容自体は変わっていないので、このように復刻盤と呼称します。(プレス時期が違うだけ)

それとは別に、単に売り上げが伸びず初回プレス後に増版が行われず、事実上の廃盤で期間が開いた後に何らかの人気再燃で作品を求める声が高まった場合など、権利関係が消滅していない場合などの廃盤から再版に戻る場合もありまして、初回当時のまま再版する場合もありますし、再版記念で装丁を改めたり新曲のボーナストラックなどの特典が追加されて販売することがあります。
この場合、一旦、廃盤扱いになったものの再版なのですが、内容が変わっていなければ実質的に復刻盤だけど2次プレスになりますし、収録内容が変わったけど販売者が変わっていない場合などは、そのプレス分と初回盤に差異が生まれているので、そこで初回盤がオリジナル版と呼ばれるようになったりします。


〇〇版というのも、そもそもが特に業界内の共通認識として厳密に定義が決まってるわけではなく、各国の配給会社が便宜的に付記している場合がほとんどなので、US盤と書かれている物は、米国プレス仕様ということはわかりますが、それが何版目のプレス品なのか、あるいは初回プレスしかないけど内容が変わらずひたすら増版されている物なのか、あるいは貴重な初回盤なのかの区別はつきません。
たまに、プレス時期の日付が記されていて、初回販売分ではないとか分かる物もありますが。

配給会社の事情が伝わっていて何次プレスなどがファンの中に知れ渡っていれば別ですが、普通は2次プレス3次プレスなどとは分かりません。
そういう情報は関係者から徐々に広まっていくマニアや熱心なファンならではの知識でしたが、インターネットの普及で、そういうマニアがプレス情報なども共有するようになったことで、このアートワークは〇次プレス盤だ、〇〇国盤だなどと簡単に見分けられるようになったという事です。

私も自分の覚えてきた知識に基づいて回答していますので、言葉足らずの部分や知らないだけの事情があるかもしれませんので、これが絶対な定説だなどと厳密には捉えないでください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、リイシュー版(レコードを買う際の表記に書いてあるので使っていました)というのは、
色々あるということがよくわかりました。

「初回盤がオリジナル版と呼ばれるようになったりします。」
「普通は2次プレス3次プレスなどとは分かりません。」
これも、オリジナル版以外は、インターネット等で調べてみなくてはわからないということですね。
奥が深い!

お礼日時:2019/09/02 23:06

ちょっと違った方面から。



レコードレーベルには本拠地というのがあります。デッカならイギリス、ドイツ・グラモフォンならドイツ、ロックやジャズの場合はアメリカやイギリスに多く存在します。
で、その本拠地でプレスされて売り出されたものをオリジナルということがあります。

なお、US盤という場合はUK盤と対応した言い方でアメリカでプレスされたレコードを呼ぶバイが多いと思います(UK盤はイギリスです)。最近はわかりませんが、35年くらい前のオーディオ全盛期の頃は、US盤はレコード盤が薄くて反りやすい、日本国内のものは盤は厚いが盤室が柔らかくい、UK盤が一番品質が良い、という都市伝説に近い話が広がっていました。当時のロックファンはありがたがって、ディスクユニオン、新宿レコードなどの輸入レコード店や銀座のハンターなどの中古レコード店に通ってUK盤を買いあさったものです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
その本拠地でプレスされて売り出されたものをオリジナルということがあります。
>なるほど、そういう解釈で売り出されるものもあるのですね。

都市伝説も含め、色々勉強になります。
レコードの世界にはドラマがありますね笑

お礼日時:2019/09/03 20:04

音源販売で国表記が多い理由は、国によって収録曲やボーナストラックなどの特典が違う場合、また、アルバムのジャケットのアートワークやデザインなどでも、その国だけのヴァージョンがあるので〇〇盤という表記は必須なのです。



次にオリジナル盤とした場合は、再販プレス盤からアートワークが変わったとか、その販売当時の技術でリミックスしたアルバムだとか、初回盤はボーナストラックがあったけど再販版からは本編収録のみになったとか、背帯の装丁が変わったとか、(同じ国の)同名アルバムタイトルでいくつかのヴァージョン違いがある場合などです。

ヨーロッパ版というのは、さらに違ったもので、世界的な音楽マーケットでは欧州流通と米国流通というのが2大市場でして、欧州ではウケるけどアメリカではサッパリとかその逆とか、インターネットの無い時代など特に。どこのマーケットを意識して活動するかというのがアーティストの重大な生命線でして。
だからといって、ウケる方面だけ作ればいいという訳にはいかず人気が高くないアメリかにもファンはいるので、ヨーロッパ版は主力で力を入れて先行発売するけど、後発でもアメリカ版も出した(その際、多少の差異があったり)というような場合に、欧州版、米国版になります。

質問主さんの言うドイツ版はヨーロッパ版と関係なくて、一番最初の「その国」のヴァージョンである事に価値や意味があるアルバムです。

ちなみに、表記は無くても普通に国内盤・輸入盤という括りをコレクターはします。
差は国内盤だと歌詞・和訳、ライナーノーツによる批評などが日本人向けにある場合が多いのに、輸入盤では歌詞カードのみなのが多い。

結構、意味が細かいんです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変勉強になります。
「US盤」とだけ書いてある物は「再販プレス盤」ということなのでしょうか?

質問主さんの言うドイツ版はヨーロッパ版と関係なくて、一番最初の「その国」のヴァージョンである事に価値や意味があるアルバムです。
>なるほど、ではドイツ盤は再販プレスというわけでなく、その国での初版ということになるのですね。

となると、再販プレスというのは、リイシュー(廃盤になったレコードが、改めて再発売される)ではなく本でいうところの二版や三版ということでしょうか?

お礼日時:2019/09/02 21:35

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!