アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

ローズマリーの赤ちゃんって
ロマンポランスキー監督の
ホラー映画みましたがものすごく退屈でした。
この監督はいまいち怖くないというか・・・
なにが言いたいのかなにが怖いのかって思ったです。
とくに悪魔らしいものも出るわけでもなく
なんかダラダラと会話するだけで全く怖くなかったですし。
怖さのポイント教えてくれますか?
ブログの記事にもしたいですし
また見直したいと思います

もしかして悪魔とかが
出そうで出ないとこに怖さかあるのですか?
ホラーじゃなく、ミステリーっぽいですよね?

A 回答 (3件)

昨今のホラーとは根本的に造りが違いますが、20世紀まではああいう「人間こそが最も恐ろしい」系の物語がホラー(あるいは怪奇映画)と呼ばれていたのですよ。

私が初めて観たのは、確か、テレビで、70年代だったか80年代だったと記憶していますが、めちゃめちゃ怖かったです。昨今は、ハロウィーンに友達とキャーキャー言いながら観るホラー映画がもてはやされますが、当時は、いわゆるドッキリ/ビックリ・シーンが少ない、じと~~っとした怪談のような怪奇物が一般的でした。

(以下、ネタバレ)
特に、金銭や名声のために大きなものを犠牲にする恐怖は、冷戦がピークに達して、権威や独裁が間近に迫っていた当時の世相を反映していましたし、そもそも才能と引き換えに悪魔に心を売るというメタファーは昔から存在するわけで、それが「(当時にとっての)私たちが今いる世界」を舞台に繰り広げられることが、経験の浅い若者であった私たちには衝撃的でした。ちなみに、ホラーは一般的に、経験の浅い若者が楽しむものです。

それから、恐怖ネタのポイントとしては、2016年の『ドント・ブリーズ』と同じですから、そう古臭いだけではないと思います。少なくとも女性にとっては身の毛もよだつことですし、作品としては大胆にタブーに切り込んでいました。特にオチの悲しさは、世相さながらに暗かった60年代末期の映画ならではです。

ミステリーっぽいといえば確かにそうですが、悪魔なしには成立し得ない恐怖ですから明らかにホラーでもありますよね。また、昨今は、悪魔や怪物を実際に詳細に見せることによって、現代ならではの技術や技巧を前面に出したがる映画が多いですが、当時はそういうことはあまり一般的ではありませんでした。

また、単に技巧を見せたり、脅かしてキャーキャー言わせるだけの映画ではまったくないので、だからこそ「映画作品」としていつまでも名作だと言われるのだとも思います。特に、誰も味方がいないとわかり、自分もそこに身を堕とすしかないという展開は、今のさまざまな傑作ホラーの原点ともなっていると感じます。

ちなみに、当時は、「集合住宅の上階にいて、外の街並みも思いきり見えているのに、そこと通じ合えない」という恐怖を見せる映画やドラマが少なくなかったように感じます。比較的新しい『異人たちとの夏』(1988年)にも通じるテーマと警鐘ですね。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

助かりました

なるほどと思ったのでベストアンサーにします。
意味がわかったら、結構ぞわっとしそうな感じですかね?また見てみたいと思います!
丁寧に詳しく書いていただいて本当にありがとうございます!

m(_ _)m

お礼日時:2019/11/26 17:14

「イージーライダー」や


「2001年宇宙の旅」など
今の人が見たら
どうってことのない映画です

ただ封切りで見たとき
時代でも映画そのものでも
時代の先端だったのです

それが今では当たり前になってきたので
こういう作品を
今見ると
なぜ、そんなに評判だったの?となるのです

当時の映画は
必ず犯人がいたり
本当に悪魔がいたりと
ストーリーに決まりのようなものが
あったのですが
この作品では
人間の思い込みや不安など
心理がメインのストーリーで
ラストにどんでん返しとか
そういうものはありません

そういう意味での
画期的な作品だったのです

他にも
当時画期的だった作品は
たくさんあります

それを見ることで
これが画期的な作品だったのかと
作品ではなく
当時の人たちの現状を知ることにもなります

封切り当時に帰って
もう一度見てみましょう
    • good
    • 1

ナインスゲートもそうだけど、ホラーと言うよりミステリーに近い。


スリラーといよりサスペンスに近いのかもね。
本当にそんな人達が居たとしたら…現実だったら?偶然では?まさか…そういう心理でしょう
キリスト教的な背景があると感じ方が変わったりするのかもってのは考えたことはあります
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!