第78期名人戦について

Question

6月26日　毎日新聞夕刊より

渡辺の封じ手を開け、「4ニ玉です」と読み上げた。渡辺が着手し、立会の塚田九段は定刻の午前9時まで待って再開を告げた。

1、わかり易く解説頂けないでしょうか

2、渡辺明王将に、どのようなペナルティがあったのでしょうか？

3、渡辺明王将は、何に着手したのでしょうか？定刻の午前9時まで待ったとありますが、何の待ち時間だったのでしょうか


御教授下さいますよう、御願い申し上げます。

rei零号機 · Accepted Answer

記事はこれですよね（途中の部分）
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両対局者は朝、近くのホテルから移動して対局室に入室。記録の福田晴紀二段が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。41手まで進んだところで立会の塚田泰明九段が渡辺の封じ手を開け、「4二玉です」と読み上げた。渡辺が着手し、塚田九段は定刻の午前9時まで待って再開を告げた。
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午前９時が定刻（この場合、第３局の２日目）なので、その時間に間に合うように、
・前日までの棋譜の再現
・封じ手の開封
・封じ手の着手
・そして、定刻を待つ
という手順になります。ですので、
渡辺３冠は何もペナルティはおかしていません。
渡辺３冠が着手したのは前日封じた「封じ手」です。開封の結果、封じ手は４二玉でしたので、
４二玉を着手したという事になります。
名人戦の場合（というより、２日制の対局は全てですが）は、２日目はこのような
所作で進むという事です。

torayoshi · Answer

将棋の質問をするには、あまりにも将棋界のことを知らなさすぎます。

1.将棋名人戦は2日制のタイトル戦です。
つまり、一局を2日がかりで指します。
1日目はどこかで対局を中断しなければなりません。
定刻（だいたい午後6時半ごろ）近くに手番となった方が1日目の対局を、
ここで中断（1日目終了）する意思を立会人に宣言します（これを「封じ手」という）。
これで一局の1日目が終わります。
「封じ手」はその場で指さずに専用の用紙に書き込み、封筒で厳重に保管されます。
では、なぜその場で指さないのか。
それは対局相手に指し手に対する考慮の時間を与えてしまい、不利になるからです。

2.ペナルティーはありません。「封じ手」のルールです。

3.「封じ手」を着手しました。
2日目、対局を再開するにあたって、立会人が1日目の封じ手を読み上げ対局が再開されます。
「封じ手」は1日目の指し手だから、２日目の開始時間前に読み上げます。
開始時間になってから読み上げると2日目の指し手になってしまうからです。
開始時間の定刻前に「封じ手」を読み上げ、この時点で本当の1日目が終了します。
それから開始時間の定刻になって初めて2日目が始まり、対局が再開されます。
だから立会人は定刻になるまで「待った」のです。
2日目の対局は先手番の豊島名人の手番から行われます。

むらさめ · Answer

前日の対局の最後は、指し手側が駒を動かす訳ではないです。
この場合、前日最後に挑戦者渡辺明王将が、もし、「4ニ玉」　と指して対局が中断すると、王将の豊島将之名人が一晩考える時間できてしまいます。
封じ手は、この有利不利を無くすために、前日の最後の渡辺王将の指し手(実際に盤上では駒を動かさない)を、記録が渡辺王将の指し手を聞き、書き留めてそれを一晩保管しておきます。
翌日、対局の再開の再開手順としては、No.1さんの回答にある通りです。

raizo-ichikawa · Answer

1.名人戦の決勝は両者持ち時間が９時間ずつの２日制です。
　１日目の終了時に手番だった棋士Ａは、次の差し手を書いて封筒に入れて立会人に預けます。これを封じ手と言います。
　２日目の開始時間に立会人が開封し次の差し手(封じ手）を読み上げ、棋士Ａはその手を指し(着手）します。
　封じ手をしないと、棋士Ａは翌日の開始まで次の手を考える事が出来るので、棋士Ｂにとっても不公平にならない様に出来た制度です。

2.ペナルティなどありません。封じ手を読み上げられたら、その手を指すだけです。

3.封じ手に着手したのです。
　報道カメラマンなどの写真撮影の時間が数分用意されているので、それを待ったのだと思います。

第78期名人戦について

記事はこれですよね（途中の部分）

将棋の質問をするには、あまりにも将棋界のことを知らなさすぎます。

前日の対局の最後は、指し手側が駒を動かす訳ではないです。

1.名人戦の決勝は両者持ち時間が９時間ずつの２日制です。

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