【大喜利】【投稿~10/21(月)】買ったばかりの自転車を分解してひと言

モーツァルト時代の協奏曲のカデンツァは作曲家本人ではなくベートーヴェンなど他の作曲家や演奏家の手によるものが演奏されます。そのため何通りもあり、カデンツァ集という楽譜が出版されていることも知っています。
①一般的に用いられるそれらの協奏曲の総譜やパート譜にカデンツァは含まれますか。または全くの空白になっているのでしょうか?
②地方のオケで大物ソリスト招待の場合、前日あるいは当日のゲネプロまで一緒に練習することは無いと思いますが、カデンツァでは何を演奏するかはその日に聞くのでしょうか。指揮者っていくつものパターンが頭に入っているんですか?

①は大きな楽器店の楽譜売り場で見れば分かることでしょうが、コロナ禍で地方在住のため確認できません。ご存じの方、教えて下さい。

A 回答 (3件)

No.2 です。



上手く載せられるかどうかわかりませんが、たとえばモーツァルト作曲・ピアノ協奏曲第20番・ニ短調K.466 の第1楽章のカデンツァは、下記の38ページ目(印刷の p-40)の最後の小節(365小節目)です。
単に「フェルマータ」の付いた音があるだけ。
この曲のカデンツァは、ベートーヴェンも作っていますね。

https://imslp.eu/files/imglnks/euimg/4/45/IMSLP5 …

下記の内田光子さんの演奏では 11:50 のあたりから(ベートーヴェンのカデンツァですね)。カデンツァの次の366小節が始まるのが 14:15 あたり。この演奏では指揮者がいないので、トリルが出てきたあたりからオケがそわそわしていますね。
多分、コンサートマスターが楽器を構え、合図を出していると思います。



この曲の下記の出版楽譜には、ベートーヴェン、ブラームス、ライネッケによるカデンツァも収録されていると書いてありますね。
(これはピアノ独奏者用の楽譜で、オーケストラ部分がもう1台のピアノ用に書かれている)

https://www.gakufu.co.jp/products/piano/PNC/PNC1 …
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この回答へのお礼

動画もリンクして頂き、ありがとうございました。
実際には、何を弾き出すか分からないケースもあるんですね。

実は「神童」というコミックで、主人公の女の子が代弾きをすることになって、トイレに籠って1時間で暗譜した後、いよいよ指揮者と一緒にステージに向かうシーンで、
指揮者「カデンツァは?」
女の子「ベートーヴェン」
という会話が交わされて、読んでいて一番ハラハラした場面でした。しかし、直前にそんなことってあるのかなぁ、と思った次第です。

なんと、コミックではベートーヴェンと言いながら即興を披露して大喝采というストーリーになっています。演目はモーツァルトの20番でした。偶然ですね。

ちなみに実写版では和久井冬麦ちゃんが吹き替えを担当していましたが、実写版では肝心のその会話シーンが無い上に、即興シーンもなく、さらにサウンドトラック盤では第1楽章がカットされているのでガッカリでした。

お礼日時:2021/05/23 21:00

>①一般的に用いられるそれらの協奏曲の総譜やパート譜にカデンツァは含まれますか。

または全くの空白になっているのでしょうか?

「カデンツア」「カデンツ」って、単に「終止」という意味です。通常は一連のメロディの最後に(階名で)
・シ(トリル、フェルマータ)→ド
あるいは
・レ(トリル、フェルマータ)→ド
などと書かれているだけです。
「空白」なんてありません。

そこに「お好きなようにフィニッシュをしてください」という意味で「フェルマータ」が書かれているだけです。
その意味で、体操競技の「鉄棒」や「吊り輪」の最後の着地のときに「3回半ひねり月面宙返り」をするのと同じようなものです。

原則は「即興演奏」なのですが、現代の演奏家はほとんどが「過去の大家の作ったもののコピー」ですね。
本来であれば、それは「カンニング」です。
ソリスト自体が、そういった「即興演奏技術」を身につけるべきだと思いますけどね。最近では、若手を中心に「自分なりのカデンツア」を用意するソリストも増えているのではないでしょうか。

>②地方のオケで大物ソリスト招待の場合、前日あるいは当日のゲネプロまで一緒に練習することは無いと思いますが、カデンツァでは何を演奏するかはその日に聞くのでしょうか。指揮者っていくつものパターンが頭に入っているんですか?

カデンツァは、本番前のリハーサルではふつうは弾きません。時間の無駄ですから。
全部を弾くのは本番が初めてのことが多いです。
カデンツァの終了は、基本的には「次第に盛り上がって、トリルが始まったら終わりの合図」なので、それで終止することが分かります。
ソリストから「そろそろですよ」と指揮者にアイコンタクトを送ることも多いと思います。
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私も楽譜を見たことがないので、間違っているかも知れないけれど、カデンツァの部分は空白になっているのでは。


ベートーヴェンなどのように作曲者がカデンツァを書いている場合には、勿論楽譜にも書かれているでしょうが。
カデンツァの部分というのは、ご存じの通り独奏者が1人で演奏するのだし、カデンツァに移行する部分は楽譜に指示があるわけだし、指揮者も独奏者もお互いにわかっているので、特に問題にならないのでは。
カデンツァが終わる所では、聞き慣れた旋律が登場してくる。たぶん此処がカデンツァの終わりの合図だよ、と言うのを作曲者が指示しているので、私のような演奏家でなくたってわかるのだから、演奏のプロがわからないはずがない。
カデンツァの最初の部分と、終わりの部分は作曲者が支持をしているので、間違うこともないし、混乱することもないと理解しているのですが、どうでしょうかね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
実際には、何を使うのか事前に打ち合わせて、練習の際に合わせておくのだと思っていました。

お礼日時:2021/05/23 21:05

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