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日記文学が始まったきっかけはなんですか?やはり土佐日記でしょうか。土佐日記からなぜ蜻蛉日記やその他の日記文学が生まれたのかも気になります。参考文献などのリンクやタイトルでもかまいません。些細なものでもなにかありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

私的な日記は古代からあった。


世界的に有名なカエサルの「ガリア戦記」も日記形式の記録だ。

日本では平安時代初期から、貴族や仏僧が日常を記録したり、旅の記録を作成し、互いに見せ合ったりすることがブームとなった。
ただ、それらの日記は漢文だったので、漢文の素養がないと理解が難しかった。

女性たちも、貴族・仏僧の日記流行に影響されて日記を造り始めたが、彼女たちは仮名文字を使っている。

そういう中で、大人気を博したのが紀貫之が女性を装って仮名文字で書いた「土佐日記」という旅日記だ。今でいう「紀行文」のジャンルで、見知らぬ土地の風物も解説してくれるので大人気となった。

仮名文字なので女性たちにも大人気となり、それが和歌で鍛えられた才能ある女性たちを触発して「蜻蛉日記」を嚆矢に女流日記文学が全盛を迎え、さらにはエッセイの世界的名著となった「枕草子」や、同じく世界的大作小説となった「源氏物語」などの女流文学を産み出すことに繋がっていった。
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