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浅倉卓弥著『四日間の奇蹟』(宝島社文庫)を読まれた方、ぜひ感想をお聞かせ下さい。

第1回「このミステリーがすがい!」大賞金賞受賞作だけあって、医学あり、音楽あり、現代の医療問題あり、宗教体験(?)ありのてんこ盛りの作品だと思いました。最初はその何ともごつごつした文体に違和感がありましたが、慣れてくるとそうでもなくなりました。ただ、どうしてこれがミステリーなのかということと、アイデアは東野圭吾著『秘密』のパクリなんじゃないか(この点が選考の際議論になったそうですが)、という2つの疑問は残ってますが…。

私の感想はさておいて、お読みになった方はどんな感想をお持ちになられましたか?別に私の感想に対するものでなくとも、何でも結構です。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

こんばんわ。



浅倉卓弥著『四日間の奇蹟』は大好きな本です。
ミステリーではないですが、文章構成がすごいなぁっと思いました。
最後に一つになった時に人って不思議な生き物だっ思いました。

私は作家さんには失礼かもしれませんが、基本的に男女が出会って
一波乱がありハッピーエンドという、内容のもは好きではないし
ただ、さらっと読むのではなく考えさせられる物の本が好きなので
浅倉卓弥著『四日間の奇蹟』や『君の名残を』や『雪の夜話』が好きなのかもしれません。
そういえば、昔に流行った『ソフィーの世界』も読んでましたね。

同じ系統化なのか分かりませんが、村上春樹さんも好きです。

いままで、ミステリーは読んでなかったので、(怖いイメージがあったので)
ぜひ東野圭吾著『秘密』を読んでみたいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。そうですね、確かに考えさせられますね。それと事細かによく調べていると思いました。まだ『君の名残を』や『雪の夜話』は読んでいませんが、そのうち読んでみたいです。それと『秘密』は映画化もされましたが、ミステリーというよりこちらこそ恋愛小説だと思います。

お礼日時:2005/04/14 01:09

「秘密」は読んでいないのですが、アイデアはよくあるパターンだなぁと思いました。


なので、後半からつまらなくなりました。

前半は結構面白かったのですが。。。

この回答への補足

回答を寄せて頂いた6名の皆様!どうもありがとうございました!とても参考になりました。感想ですから、どのご回答もそれぞれ納得のいくものばかりで、ホントは皆さんに20ポイントずつ差し上げたいところなんです。あるいはマスター20ポイントと準マス10ポイントを山分け(?)してもいいんです。それともいっそ公平を期すためにポイントを付けないというのもありかな、とも思ったのですが、「お礼の意味を込めてポイント付けるように」とのこと。そうもいきませんね。そこでここは私の独断と偏見(?)でポイントを付けさせて頂きました。でも回答に優劣があるとは思ってません。ですので、今回ポイントが付かなかった方も、また機会がありましたらぜひご回答よろしくお願いします!

補足日時:2005/04/15 20:00
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

fuwa-fuwaさんはおそらく読書や映画鑑賞などのご経験が豊富な方だろうと思います。私は前半は読んでいて途中で眠ってしまいましたが、後半、先が気になって一気読みしてしまいした。が、それはこの種のアイデアを知らなかったためだと思いました。

お礼日時:2005/04/14 18:41

No.1です。


「恋愛小説」の印象を受けたのは、どこのシーンとかではなくて、全体の漠然とした雰囲気からです。
No.4様のおっしゃるように「ファンタジー小説」という感じもします。
実は、おおまかなストーリーしか憶えていなかったので、ちょっと見直して思い出しました。

まあ、くくってみてもしょうがないのですが、私の求めていた「このミス大賞」作からはちょっと離れた作品だったので、「ミステリー」と言いにくかったということです。

質問者様と同様に「てんこ盛り」の作品で、それが私には中途半端な脂っ濃さと感じました。
ひたすら理詰めで来るのもナンですが、全部不思議、奇跡、情感で責められると、「ウゲッ」という胃もたれ感があります。

謎や伏線が、小さな手がかりによって理論的な帰結をみる、そしてその過程には登場人物の心理のあやが情感をこめて描かれる、というような理屈と感情のバランスに富んだものが好みの私にとっては、脂っ濃かったです。

東野圭吾の著作はすべて読んでいてとてもファンなのですが、同じネタなら圧倒的に東野作品の文章力・構成力に軍配をあげますね。(浅倉ファンのかた、ごめんなさい。批判ではなく個人的好みです。)
知らなければ、また違った印象をもったかもしれません。
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この回答へのお礼

再びご回答頂き、重ねてお礼申し上げます。

そうですね。確かにhiro-2005さんのおっしゃる様に、全部不思議、奇跡、情感で責められると、脂っ濃さを感じますね。特にラストはおいおい、そうくるか、という感じでした。

もっとも、死を目前に迎えた人間(真理子)が慌てふためき、やがて落ち着きを取り戻すという心理の動きは、読後に何か安らぎのようなものを感じました。

お礼日時:2005/04/14 18:36

確かに、かなり拍子抜けしましたね。


これはミステリーじゃなくてファンタジーだろ~!と思ったし。
ちょっとこの非現実的な展開は三流っぽくてガッカリでした。
ミステリーと名を打つなら、現実的な展開にして欲しいです。
それに、帯に書かれているほどの感動作ってわけでもなかったし。

ただ、何がこの小説の凄さかって言うと、著者の文章力には脱帽って感じですね。
とにかく文章が素晴らしい小説。それが私の感想でした。
緻密で美しい表現力。これに尽きるかな…。
文体が違和感があったと質問者さんはおっしゃってますけど、
私には心地良かったですね。

「秘密」のパクリとは読後に知りましたけど、その非現実性が美しい作品を
三流ファンタジーに仕上げてしまったのかと残念でした。
書評で褒めてあるほど内容は凄くなかったですし。
ミステリーを読む人が求めるものって、リアリティーが全てだと思うんですけどね。
「このファンタジーがすごい」なら、納得だったかも。
でも、賛否があったけど、この作品が大賞に選ばれたのは、
ストーリーよりも表現力とか構成とか描写力だったのかなと思いました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに私もMcLarenSLRさんがおっしゃる様に、内容が途中から非現実的なものになっていくのはちょっと辟易しました。

文体に違和感があったのは、最初の方だけです。その前に読んでいたのが村山由佳著『天使の卵―エンジェルスエッグ』で、その直後に読み始めたからかもしれません。しかし、施設に着いた辺りから、特に夕方の礼拝堂に行く行列の描写辺りからは素晴らしいと思いました。そしてかえってその重厚感溢れる文章が、その後の展開にふさわしいと思いました。

ファンタジー――。なるほど、そう思えば納得できます。

お礼日時:2005/04/14 18:27

私もこのミスで話題になった時に読みました。


#1の方と同じく、ちょっとミステリーというには弱いんじゃないか?
というのが率直な感想です。

ミステリー好きな私としては物足りない作品でした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

末尾の解説で、書評家の茶木則雄氏が「『このミステリーがすごい!』と謳いながらもあまりミステリー的ではない本書を選んだことへの賛否…があったことは、紛れもない事実である。」と書いています。

私もどうしてこれがミステリーなのかは未だに分からないのですが、そのことが実はミステリアスなのか!?などと思ったりします。

お礼日時:2005/04/14 01:18

「このミス」で話題になったときに読みました。


「秘密」も読んでいたので、アイディアがそのパクリではないかとすぐに気づき、ちょっと興ざめでした。

人の心がミステリーと考えれば確かにミステリーなのでしょうが、私の印象としては恋愛小説かな。
「ミステリー」を期待していたので、ちょっと残念でした。
でも、これは好みでしょう。

テレビで明らかにやらせ(演出)とわかっているのに見てしまう、そしてばかばかしいと思いながら気がつくと涙が出ている、というのに似ていました。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

>私の印象としては恋愛小説かな。

そうですか。実を言うと、この本を知ったのはここ「教えて!goo」のこのカテで、質問:「読み応えのある、感銘を受ける恋愛小説をご紹介下さい。」http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1314196 …
でご回答頂いた方からなのですが、私には誰と誰の恋愛の小説なのか、よく分かりません。如月敬輔と岩村真理子の、でしょうか。確かに彼女にとって如月は初恋の人であり、千織の体に乗り移った後それらしき描写もありますが、それにしては描写の場面も少ないため、恋愛そのものはテーマとしては希薄なような気がするのですが…。詳しく教えて頂けませんでしょうか?

補足日時:2005/04/14 00:51
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