
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
逆に「不倫を法で裁く」というのがどういうものなのかを検討すると見えてくると思います。
世界的に、不倫が違法だった時代や場所は結構あるんですが、面白いことに「男性は不倫してもOK」でも「女性は不倫するとアウト、間男もアウト」という社会がほとんどでした。
なんでそうなっていたかというと「相続するのに、夫の実子であることが最大の条件」だったからで、長男相続ではない地域でも「男子が相続すること」には変わりなかったのです。
ということは、次のようなことになります。
夫:不倫しても自分の子供だからOK、本妻が子供を産めずまたは女児しか生まなかったときに、不倫相手に男児が居れば相続できる、この場合不倫相手は妾とか側室となる
妻:不倫していたら身ごもった子供が夫の子供かどうかわからないから不倫事体アウト(昔は避妊もDNA鑑定も無かった)地域によっては「確実に夫の子供を産む」ために、処女を証明しないと結婚できなかった
間男:夫に隠れて、自分の子供が財産を盗むのだから盗人と同じ、一番罪が重い
です。農本社会は「自分の子孫が田畑を相続すること」が重要だったので、妻の不倫は重罪だったわけです。
ところが近代になり、経済や財産、わかりやすく言えば「人が生きるためにどんな労働をするか?」が田畑の相続と分離したので、不倫を問題視しなくてもよくなりました。
また、田畑と仕事が分離したので、女性が働いて稼ぐこともできるようになり男女平等になったわけです。
これが現代社会、特に現代民主主義社会において不倫を犯罪としない理由です。
早速のご回答ありがとうございます。
今までの回答の中で初めて核心に触れたご解答のようです。
<近代になり、経済や財産、わかりやすく言えば「人が生きるためにどんな労働をするか?」が田畑の相続と分離した>のですね。
まだ、ご説明を消化しきれていませんが、しばらく考えてみます。
No.31
- 回答日時:
普通のことを言うとなぜか質問者様は「循環論法」という認識をするようなので、もっとわかりやすく言います。
損害があれば犯罪です。しかし、直接的な損害が与えられたかどうかは不倫という行為だけでは断定できないのです。しかし、約束を破ったという点で違法です。国にわざわざ書類書かせてみんなを読んで永遠の愛を誓ってその約束を破ったわけなので。
この「契約を破ることは悪いことだ」という認識がない人間はいくら説明しても「循環論法だ」となってしまうでしょう。刑事犯罪以外はみんな悪くないという人なので。
スピード違反とかも同じです。免許を取る際に「道路交通法を守ります」と約束しているにも関わらず、時速250kmで走れば違法になります。改造したり故意に出そうとしているのは明白なので。これはなぜ悪いのかというと、国との約束を「わざと」破っているからなんです。
ここで人をはねてけがをしたり亡くなった際に犯罪、つまり刑事罰となります。違法から犯罪になった瞬間です。
民事を「心の問題」と言いだす人には理解できないでしょうか。
流石にあなたほど偏った思考回路の人間と出会ったことがないので。
No.30
- 回答日時:
不倫は契約違反なので不法行為に当たるため違法です。
犯罪ではないので逮捕はされません。
結婚とは契約です。
契約する前に「俺はバリバリ不倫するけど結婚してくれ」なんて言ったら女性側はOKするでしょうか。もちろんOKしてくれないと分かっていて内緒で不倫するわけです。そうして慰謝料などが成立する事案になります。
と言うことで、悪いのかどうかと言われたら不倫は悪いです。
ですが、違法や犯罪ではないとされます。
No.29
- 回答日時:
#9です。
姦通罪を指摘する人が多いので、ちょっと補足します。姦通罪は明治になってからの近代法で制定されたものですが、婚姻という点から見ると姦通罪だけでなく、民法に家督相続についての厳格な規定がありました。
民放第970条 被相続人ノ家族タル直系卑属ハ左ノ規定ニ従ヒ家督相続人ト為ル
また婚姻は戸主の許可が必要で、さらに結婚すると夫は妻を扶養する義務を負い、妻は夫に扶養されるために財産権を制限されました。
こういう規定を前提として「妻の不倫は犯罪」となったわけで、単純に姦通罪だけを取り上げるのは、このような質問にはそぐわない、と思います。
逆に戦後の民法改正では、20世紀初頭から始まった女性解放の流れに基づき、特に女性の権利制限が少なかったアメリカの男女平等に習った民法改正が行われました。
なので
・相続は配偶者が半分、残りをその他相続人で分ける(直系卑属優先)
・婚姻は男女の合意によってのみ成立する
・財産は基本的に男女別産
戦後の民法は「個人は自由であり、婚姻は男女の同意だけが有効」としたので、社会システムとして不倫を犯罪にする理由が無くなったのです。
そして「個人は自由」という思想の根本は前に説明したように、近代化で人々が土地に縛られなくなったからです。
再度の御回答ありがとうございました。
<戦後の民法は「個人は自由であり、婚姻は男女の同意だけが有効」としたので、社会システムとして不倫を犯罪にする理由が無くなった>のですね。
No.26
- 回答日時:
昔は刑法(姦通罪)、いまは民法(婚姻法)で、不貞は違法となるよね。
道徳上では悪だけど、今の民法上では婚姻契約の違反でいわば契約違反に過ぎないよね。
なぜ不倫が犯罪(刑法)ではないかと言えば。
その昔、刑法の姦通罪がなくなったのは「男女平等に反する」という理由だったらしいよ。
でも不貞自体が道徳上認められたわけではない。
だから刑法ではなく民法で規制するということになった。
民法は「私人と私人」の間の権利義務関係を定めた法律。
刑法は犯罪を犯した人に対して「国」がどのような処罰を科すかを定めた法律。
つまり不貞とは国として処罰するものではない(なくなった)ということ。
・・・だと思うよ。
No.25
- 回答日時:
https://www.youtube.com/watch?v=7xjo6Tz_zsU
あなたはこのどちらかを
味わいましたか。
味わっていないければ、
それはそれで・・・・・・
あなたが幸せならば
天秤のないことを
祈る。
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