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トランジスタのスイッチング回路で矩形波の周期を短くするとどんな現象が起きるんですか?
また、原因は何ですか?
弊害って何かありますか?

A 回答 (1件)

エミッタ接地型のスイッチング回路であれば、オフにかかる時間が相対的に長くなります。


周期が長い時はオシロスコープで見てもキリッとした立ち上がり(オフになる時に立ち上がります)に見えますが、周期が速くなるとダラッとした立ち上がりになります。
これは、立ち上がり時間が変わらないのに、周期が速くなるので相対的に立ち上がり時間が遅くなったように見えるのです。
この原因は、トランジスタのベース・エミッタ間の容量によるもので、ベース・エミッタ間が小容量のキャパシタンス(数~数10pF程度)と等価になっていることによって起こります。
これの対処法は、ベース・コレクタ間に数10pFのキャパシタンスを入れるとか、ショットキ・ダイオードを入れる(ベース側がカソード)とかします。
前者をスピードアップコンデンサと言います。
後者の方法で高速化したスイッチング回路の例として、TTL ICのLS(Low-power Shotkey)シリーズがあります。
弊害は、やはり、波形の汚さから来るスイッチングの斑でしょうか。
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この回答へのお礼

ものすごく助かりました。ありがとうございます!!

お礼日時:2005/04/27 00:26

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