土曜の昼、学校帰りの昼メシの思い出

ハマス (パレスチナ)とイスラエル


私の曖昧な認識では、以下ですがじしんはありません。
詳しい方や、主観でもいいので、見解を教えてください

数十年前に 、パレスチナの土地に イスラエルが無理やり 建国し、 パレスチナの民を追い出した。
パレスチナの民は 、ガザ地区など一部の地に押し込められている。
今回パレスチナのハマスが、イスラエルに攻撃を始めた。
イスラエルも反撃し、 双方、攻撃をし合っている。お互いに破壊や殺人をしている。
これはどちらが悪い ということになるのか ならないのか。

A 回答 (6件)

あいまいで大雑把ではありますが、あなたの理解は正しい方向にあります。


ただ、以下の点に気を付けてください。

  今回の紛争はイスラエルとハマスの間の問題だということ
  ハマスとパレスチナは違うものだということ



これらを理解するには、まずパレスチナと言う言葉を理解する必要があります。

パレスチナは地名です。
ユーラシア大陸とアフリカ大陸とをつなぐ中東と呼ばれる地域の中で、特に地中海と紅海をつなぐ当たりの土地のことです。

この地域は紀元前の古代から、エジプト、メソポタミア、ペルシャ、ローマなどの文明が栄えた地域に囲まれて『交易』が盛んでした。
砂漠のように枯れた土地が広がる中にあって、特にその地中海に面した地域は緑が生える地なため、多くの人が定住して町が栄えてきました。

そこには、今で言うパレスチナ人と、イスラエルを建国した人々の祖先のユダヤ人が住んでいました。
それぞれが国を作って暮らしていました。
そういった国同士は領土や富を求めて戦っていたと思います。

そんな中で、西暦100年ごろ、この地域を支配していたローマ帝国が、周囲に争いを挑むユダヤの国を地域の安定を乱すという理由で滅ぼしました。
そして二度と混乱を起こさせないため、ユダヤの国の人々をパレスチナの土地から強制的に追い出したのです。

その結果、ユダヤの人々はヨーロッパ方面に散り散りに逃げて行きました。
これが今世界中でユダヤ人と呼ばれる人々の祖先です。

残ったパレスチナの地には、その後今のシリアやトルコなどの方から人々が移り住んで来ました。
これが今パレスチナ人と呼ばれる人々です。


次に理解する必要があるのは、パレスチナを追い出されたユダヤ人のその後の動きです。

それから時が経って19世紀、近代文明が発達してくると主に欧米の地域で民族意識が高まり、現在のような国家を形成する機運が高まってきました。
それが第一次世界大戦を前後してユダヤ人の世界にも起きた、もとのユダヤ王国の土地に戻って国を再建する活動でした。

世界中に散り散りになったユダヤ人ですが、散り散りだからゆえに、彼らは家族や一族で固く結束する傾向や、真面目で堅実に働いて自立した生活基盤を形成するという独特の民族性をもつようになりました。
それが、欧米先進国で政界・財界・産業界で活躍する人を多数輩出するに至り、ユダヤ文化・民族・国家の復興を支援する強力な力になりました。

その中心は当初イギリスでしたが、その後アメリカやロシアにまで広がりました。
それだけユダヤ系の人は世界中に散らばり、それなりに活躍していたということです。

第一次世界大戦を前後するころから、パレスチナの土地に移住してくるユダヤ人は多くなりますが、第二次世界大戦が終わると、ナチスドイツで迫害を受けたことに対する同情を集めたことでそれが一気に増え、現在の『イスラエル』という国になったのです。

つまり、パレスチナを追い出されたユダヤ人は、散り散りになりつつも懸命に行き抜き、今の先進国の政治・経済・産業の一翼を担うほどの実力・勢力のある人たちを生み、その支えのもとで元の地に戻り、イスラエルという国を開いたのです。



そして次が、イスラエルを建国したユダヤ人とパレスチナ人の関係です。

第二次大戦が終わってパレスチナの地にやってくることにしたユダヤ人の数は半端ではありませんでした。
なにしろ『国』をひとつ作り上げるほどの人数なんですから。

それまでのパレスチナは、農業や遊牧を行うような人々の地でした。
そこにやってきたユダヤ人がパレスチナ人からどのようにして土地を手に入れたかは知りません。
我々の常識では、お金を払って土地を買うのでしょうが、たぶん、彼らは強引に国境線を引き『パレスチナ人はここから出て行け』とやったんだと思います。
確かに2千年近く前には同じように『出ていけ』と追い出されたのでしょうが、それを今になってやり返すのが時代に合ったやり方なのかどうかは意見が分かれます。

ともかく、そんな具合に強引に国を作ったので、それまでそこで暮らしていたパレスチナ人からすれば反感を持つに決まってます。

これが、イスラエルとパレスチナ人との争いの根源です。
報道などでは『イスラム教とユダヤ教の宗教的争い』とか、『アラブ社会と西欧社会との争い』とかと言う人が居ますが、それは本質ではありません。

イスラエルが建国された後、イスラエルの排除を意図してエジプトなどの隣国がイスラエルと戦争をしたことが何度かあります。
そのたびにイスラエルが勝利しましたが、その時にパレスチナの人々は、今の『ガザ』と呼ばれる地区と、『ヨルダン川西岸』と呼ばれる地区に逃れました。
周辺国はそれぞれの国内事情もあり、パレスチナから逃れる人を全て受け入れる事は出来ませんでした。
なので、それぞれの地域では、どこにも行けずに行き場を失っているパレスチナの人がたくさんいるのです。
これがパレスチナ難民です。



では次は『ハマス』とはどういうものか、です。

パレスチナは中東の地ということで、そこに暮らす人々の多くはイスラム教を信仰しています。
一方、ユダヤ人の多くは古くからユダヤ教を信仰してきました。
イスラム教もユダヤ教も結構信者の信仰は厚いものです。

その中でもイスラム教徒の中には戒律を特に重んじる人たちがいます。
中近東のアラブ諸国などに居る人々がその好例です。

その中には『イスラム教原理主義者』と言う極端な人たちがいます。
イランやアフガニスタンの国の主導者などがその例です。

さらにその中には、イスラム教以外を信仰する人や、イスラム教信者を排斥するような国に対して、武力攻撃をかけることをいとわない暴力的に過激な集団がいます。
『ハマス』は、その手の集団です。

ハマスは暴力団のような、ただの暴力組織です。
しかし軍と同じように武装していますから、暴力団なんかとは比べ物にならないほど危険です。

彼らの行動・活動には、いわゆる政治思想(イデオロギー)も、宗教思想もありません。
暴力団と同じなので、戦争のような戦いになっても国際法を守るなどという概念さえも通用しません。
病院に平気で立て籠ったり、女性や子供や赤ん坊を人間の盾に使うことにも何の抵抗もありません。

世界各国や国連は、人質を解放しろとか病院への攻撃を止めろと言いますが、彼らはそんなことなど構っていません。
なぜなら、彼らには国際法を守るなどという気などさらさらないし、イスラムの教えにある『目には目を』という教えを守っているという正義があるのですから。

これがハマスの正体です。



最後がハマスとパレスチナは違うという点です。

ハマスは『イスラム教を信仰するパレスチナ人を追い出し、イスラム教徒をいじめる』などを理由にイスラエルを敵とみなしています。
しかし、彼らは、パレスチナ人に頼まれたわけでもなく、パレスチナ人を守る目的があるわけでもなく、アラブの他の国から頼まれたわけでもありません。
彼らには目的も目標もなく、ただイスラエルの存在が気に入らないのです。
イスラエルの人を一人でも多く殺すことが彼らの『正義』です。

しかし、それはパレスチナ人が望んでいることとは違うでしょう。
良識のあるパレスチナ人の中には、例えば『土地をイスラエルに売る』ことで共存を図ることもできると考えている人は居るでしょう。
荒地ではあっても、誰も住んでいない広大な土地はあるので、それを分け合うことはできるのです。

しかし、イスラエルに反感を持つ人も少なくなく、そういった人々はハマスを支持したりします。
今のパレスチナでは、ハマスがパレスチナの人の言うことなど全く聞かずに暴走状態になっているため、そんな支持するパレスチナ人でさえ、ハマスの戦いに巻き込まれて傷ついているのです。

これがハマスとパレスチナの間の今の状態です。



さて、では最後にあなたの質問の最後にあった『これはどちらが悪い ということになるのか』への私なりの答えです。

まず指摘すべきは、ハマスはただの暴力団だということです。
なので、私は今回の紛争については、戦いを仕掛けたハマスがまず責任を負うべきだと思います。
彼らが殺したイスラエルの一般人1200人と、200人以上の人質や戦火で失われたものへの償いはしなければいけない。

ではイスラエルの攻撃は正当化できるかという点ですが、多数の犠牲者が出てしまったとは言え、国家に対して国外から武力攻撃を受けて自国の一般市民が1200人も犠牲になった以上、国防の観点での報復・反撃は正当と言えるでしょう。

そしてパレスチナ人の被害ですが、これはその地がもともと戦争状態が日常化している紛争地域であり、やればイスラエルの大規模反撃を受けることがわかっていながらパレスチナ人の利益の代表でもないハマスの存在を放置したパレスチナ人に責任がないわけはありません。

また、イスラエル軍が何度にもわたって、攻撃を事前に知らせ、避難を呼びかけ、避難路を確保していたにもかかわらずにパレスチナの人々は居残って被害にあっています。
避難時に誤って攻撃を受けて死傷した人も居るでしょうが、戦時においてのその手の問題は後の補償で償うしかないものです。
それが戦争、戦争状態にあるというものです。



イスラエルとパレスチナの問題は、イスラエルとパレスチナの土地を何とか平和的に分け合うことで解決できないかと私は思うのですが、何故そんな簡単なこともできないんでしょうかね。
少なくとも戦争して解決する問題じゃないと思うんですが・・・
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この回答へのお礼

大変詳しく、どうもありがとうございました!
平和的に土地を分け合えないのは、自分達は間違っていない、絶対に、悪いのは相手だ、と大昔からの色々が、1ミリも譲るなんてできず、かんたんに分かり合えるわけないから、共存などより征服?奪還?しかない。簡単じゃないと思います、

お礼日時:2023/11/19 11:42

>私の曖昧な認識では、以下ですがじしんはありません。



そうですね、ほとんど大間違いです。歴史を直視せずに、ファンタジープロパガンダに騙され易い人なんでしょう。

>数十年前に 、パレスチナの土地に イスラエルが無理やり 建国し、 パレスチナの民を追い出した。

数十年前というより百年弱前に、パレスチナの信託統治を委任されたイギリスが、信託統治を止めることにしました。
イギリスは、パレスチナと呼ばれる地域を、ユダヤ人地域とパレスチナ人地域に分割することを提案し、その代表を招いて討議することにしました。ユダヤ人代表は出席しましたが、パレスチナ人を含むアラブ人はボイコットしました。
その後、イギリスはパレスチナ(と呼ばれる地域)の分割決議案を国連に提出し、賛成多数で可決、ユダヤ人はイスラエル国を建国しました。パレスチナ、エジプト、ヨルダン、シリア等のアラブ連合は、イスラエルの壊滅を目標に侵攻、負けました。これを第一次中東戦争と呼びます。

つまり、以下です。

イギリスの土地をどう扱うか、イギリスが討議を呼びかけ、国連で決議をした結果、イスラエルは土地を得て独立、パレスチナの民は建国もせずに、アラブ連合とともに勝手に生存権を賭けた戦いに挑んだ。挙句負けて、相手の生存権を否定している癖に、その国から生存権を認めてもらう始末。そしてテロを繰り返している。

>パレスチナの民は 、ガザ地区など一部の地に押し込められている。

相手の生存権を認めずにテロを挑み、負け続けている。しかもテロを継続しているとなれば、地域を区切って自治をしてもらうしかありません。パレスチナ人がパレスチナ自治区にいることを「押し込められている」とは言いません。もし、そう思うのであれば、そのパレスチナ人はヨルダンやエジプトと国境移動を簡便にすべく交渉すべきですし、イスラエル側に対する移動も望むなら、イスラエルを殲滅するという方針を捨てるべきです。「俺はお前が気に食わないから殺すことを考えているけど、お前の家には自由に出入りさせろよな。お前は俺に友好的な態度を取れよな」って、無茶苦茶だと思えないなら、どうかしています。

>今回パレスチナのハマスが、イスラエルに攻撃を始めた。

はい。イスラエルの生存権を認めないばかりか、イスラエルに滞在している外国人の生存権や人権を認めなかったわけです。

>イスラエルも反撃し、 双方、攻撃をし合っている。お互いに破壊や殺人をしている。

テロリストの行いは犯罪です。敵を攻撃するにあたり、敵よりも民間被害が大きいようであれば戦争犯罪です。ガザ地区住民がハマースを追い出さない限りは、イスラエルは「ガザ住民=ハマース」という拡大解釈にどんどん傾いていくことでしょう。

>これはどちらが悪い ということになるのか ならないのか。

原因を作った方が明らかに悪いですね。感情とか悲哀なんて関係ないのです。犯罪を犯した側がガザ住民を人間の盾にして、こそこそ隠れている。卑怯なチキン共です。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。
チクッと刺すのがお好き?あいらしいお若い
どうもありがとうございます。

お礼日時:2023/11/19 11:50

パレスチナ問題は簡単に言えばイギリスがアラブ人(パレスチナ)とユダヤ人(イスラエル)に「戦争手伝ってくれたらココ住んでええぞ」と言った三枚舌外交が原因です


まぁ簡単に言えばアラブ人はパレスチナに自分だけの国を作れる!って思ってイギリスに手を貸したのにユダヤ人と一緒に暮らさなきゃいけなくなってユダヤ人は祖先が居た土地に自分だけの国を再建できると思って協力したのにアラブ人と一緒に暮らさなきゃいけなくなった、それで対立した感じです
まさにブリカス()
それで今回の問題はガザ地区です、今回は先制攻撃はハマス(ガザ)です
逆にイスラエルは攻撃されたので反撃シてる感じです
ちなみにハマスはテロ組織だと思ってOKです
つまり僕の主観ではハマスが悪い、でもイスラエルもやり過ぎ、って感じです
まぁパレスチナは民族が時代時代で入り組みすぎてどうしようもないくらいぐっちゃぐちゃです
何度も中東では戦争が起きてます、4回もです、
おそらくどちらかの民族が駆逐されるか、お互いが妥協しないと、いつまでも争うでしょう
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この回答へのお礼

どこまで遡るのが…
ありがとうございました。

お礼日時:2023/11/19 11:29

悪いのは人質をとったテロリストのハマスと共産ゲリラの日本赤軍関係者。




シリアがアッシリア、イラクがバビロニアと呼ばれていた頃にユダヤ人をイスラエルから追い出した。


その後に居座った人の一部がテロリストのハマスになったにすぎない。人質をとったままだ。


共産ゲリラの日本赤軍はテレアビブ空港でテロをし、日本でもテロをし人質もとったが、共産ゲリラ日本赤軍関係者はテロリストのハマス支援のコメントを投稿するだろう。
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この回答へのお礼

テルアビブの事件は覚えています。
ありがとうございました。

お礼日時:2023/11/19 11:27

極めて大雑把に言うと…



「パレスチナの土地にイスラエルが無理やり建国し」というずっと前に、そこにはユダヤ人(≒イスラエル)が定住していたんですよ。

ところがローマ帝国の侵略を受けて敗退し、ユダヤ人たちは世界各国に散り散りばらばらに離散したわけ。

しかし自分たちの国が必要というわけで、元の地(聖地であるエルサレム)に戻ると、そこにはアラブ人(パレスチナ人)が入り込んでいた、という経緯があります。

エルサレムはユダヤ教にとっても、キリスト教にとっても、イスラム教にとても聖地になっていますから、お互いに絶対に譲れないんです。
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この回答へのお礼

ローマ帝国が関わっていたのですか。
ありがとうございました。

お礼日時:2023/11/19 11:25

短期的な見方をすれば、いきなりロケット砲を撃って人質とったハマスが悪いです。



しかしハマスがそのような行動に出たのは、そもそもでいえば、あの地にいきなりイスラエル国を建国したからです。

なんで建国したかといえば、3000年も前の書物(旧客聖書)に神がイスラエルにあの地を与える=約束の地と書いてあるからです。

じゃ、なんで3000年もの間イスラエル(ユダヤ)はその地にいなかったのかといえば、イスラエルは神に背いて罰を与えられ、世界に散らばってしまったのです。

この経緯を知って、そのうえでどっちが悪いと思うか、自分で判断してください。
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この回答へのお礼

3000年前までさかのぼるのですか。分かりやすく、ありがとうございました。

お礼日時:2023/11/19 11:23

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