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家畜人ヤプーの小説を読んでみたいと思っています。
探してみたところ、小説だけでもいろんな社から発売されていて、どれが一番良いのかわかりません。
どれが、完全なものなのでしょうか?(発売元によってページ数などに大きな違いがあるように思えます)

一番良いと思われる出版元など教えていただきたいと思います。

よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

私の知るところでは、幻冬舎アウトロー文庫版が一番新しいのかなと思います。


(平成11年初版・全5巻)(一冊700円見当でしょうか)

この5巻目で、今までの各版の「あとがき」が集められていて、それのみから判断すると、
都市出版社初版本→その普及版(昭和45年)→角川文庫版(昭和47年)→角川書店限定愛蔵版・正続合本(昭和58年)→ミリオン出版・完結版(平成3年)→太田出版・最終版(平成5年)→幻冬舎アウトロー文庫版(平成11年)
という経緯があるようです。

それぞれの版で訂正加筆がされているようで、また、今後も機会があれば加筆補正されてゆくでしょう。著者の嗜好の赴くまま、いくらでも肥大してゆく、そういったたぐいの小説です。(もっとも著者はすでに相当ご高齢のはずですが。)
したがっていわゆる完全版とか最良の版とか、そういった判断ではないと思います。

(私事を書かせていただくと、かつて角川文庫版で読んだことがあり、紹介しました幻冬舎版は古書店で廉価に購ったものの読み返していません。角川で600ページ余だったものが350ページ余掛ける5冊になっているのにびっくりしました。)

ご存知とは思いますが、これは異端文学であり暗黒幻想小説でありSF小説であり逆ユートピア小説であり、見方によっては日本論、日本人論、教養小説(主人公の成長を追ってゆく小説)の趣きをも呈しています。一大奇書にふさわしく、今もって毒は十全に利きますのでご留意ください。
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この回答へのお礼

今回、「加筆修正があるらしい」という程度しか知識がなかったので、出版元によってダイジェストだったりするのかと思っていました。細かくお教えいただいてありがとうございます!

角川のものを読んでみて、毒に耐えられそうならお教えいただいた一番新しいものも読んでみようと思います!

ありがとうございました!

お礼日時:2005/05/16 07:25

家畜人ヤプーは,出版されるたびに加筆訂正が行われていますが,最初の門川文庫版が最も良いと思います。

因みに,続家畜人ヤプーもあります。その後,完結編が出版されたらしいですが,私は読んでません。ほぼ同じ内容で,石ノ森章太郎の漫画(劇画かな?)も出ていますが,現物をどこに仕舞ったか分からず,出版元が分かりません。平行して読むとおもしろいのですが・・・。申し訳ありません。見つかったらまた報告します。 
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この回答へのお礼

加筆修正を別の人間がしているのではないかという考察もあると聞いたこともあったので、今回とりあえず教えて頂いた角川のものを買おうと思います。劇画の方、ヤフーのオークションで見つけました(^-^)ありがとうございます!

お礼日時:2005/05/16 07:22

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