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No.1
- 回答日時:
1970年代まではシンセサイザーがほぼ無く「音色」はかなり限定されていました。
1950年代ぐらいまではクラッシックの影響が強かったのですが、1950年代になるとジャズから派生した小規模バンドミュージックが流行するようになり、エレキギターを多用した音楽が発展していきます。
このバンド形式が今の形に完成したのは1960年代のビートルズあたりだと言われ、ギターにエフェクターを使うことで「それまでにない音色」を作れるようになっていきます。
この「音色」の探求が強くなったのが1970年代で「プログレッシブ・ロック」というジャンルで纏まっていきます。
このプレグレッシブ・ロックはギターや電子オルガンなどにエフェクターをかませて音色を作るだけでなく、当時開発され始めたシンセサイザーを使って音色を作ることを始めたのです。
ただ、当時のシンセサイザーはまだまだ非力で、これだけで音楽を作るのは難しかったのですが、ほぼシンセサイザーだけで音楽を作ることに成功したのが日本のYMOとドイツのクラフトワークなどです。
で、当然ですが「シンセサイザーの音」は非常に薄いわけです。しかし当時の人たちから見れば(私もその一人ですが)「今まで聞いたことがない音」だったので、非常に新鮮だったのです。
これが当時シンセサイザーの音が許容された一番大きな理由です。
そして1980年代後半になるともう一つ革新的な「音色」が誕生します。それは「スクラッチ」です。
1980年代の中盤にCDが誕生し普及すると、それまでのレコードと違って「音飛び」が無くなりました。それまでレコードを擦って音をだす「スクラッチ」は《レコードの異常、再生の異常や故障》の兆候を示すもので、非常に嫌われていたのです。
しかし音現がCDに変わることで「スクラッチした音」を「音色」として《CDだからわざと作って入れた音》として楽しめるようになったのです。
シンセサイザーの音も同じで、1980年代中盤になるとストリングス楽器に負けない程度の音(波形の組み合わせ)ができるようになり、それが今につながっていますが、初期の頃は「珍しい音・新しい音楽に聞こえる音色」だったのです。
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