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お世話様です。先日下記外国放送のLIVEを聞いていて疑問があったので、
質問します。
3曲目の組曲「惑星」ですが、本来であれば「火星」,「金星」,「水星」,「木星」,「土星」,
「天王星」,「海王星」の順番で演奏するのですが、下記のコンサートでは、「火星」,「金星」,「水星」,「海王星」,「天王星」,「土星」,「木星」の順番で演奏され、なんと「海王星」にあるはずの女声コーラスがありませんでした。
これって、指揮者の判断で勝手に順番を変えていいのでしょうか?
それとも、なにか違う思惑でもあるのでしょうか?
お分かりになる方ご教授下さい。

02:00-04:00 19.00-21.00 FineMusicRadio

1. J.ウィリアムズ(ジェームズ・D・プロイハー編):映画音楽「E.T」テーマ
2. エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
3. ホルスト:組曲「惑星」 op.32
ブライアン・チェン Bryan Cheng 程碩聰(チェロ)
ロバート・ムーディ指揮ケープタウン・フィルハーモニック管弦楽団

A 回答 (4件)

ホルスト自身は、この曲の演奏にあたっては「必ず最初から最後まで演奏し、部分だけを抜粋しての演奏はしないこと」「楽器のアレンジは行わないこと」といった厳しい条件を付け、ホルスト(1874~1934)の没後も著作権者の遺族がその条件を保持したそうです。


なので、著作権が維持されていた「没後50年」の1984年までは、そういった演奏はできなかったのでしょうね。
(有名な冨田勲さんのシンセサイザーによる「惑星」(1977年)は、関係者がホルストの遺族と直接交渉して「日本とアメリカだけで販売する」という条件で許可されたらしい)

ただし、1984以降は著作権が切れていますから(日本などの第二次世界大戦敗戦国には「戦時加算」されて1994年以降)、どのように演奏することも可能です。平原綾香さんは、2003年に「木星」だけに歌詞を付けて発表していますね。
ということで、消えるように終わる「海王星」が最後では演奏効果がイマイチなので、有名で派手に終わる「木星」を最後に持ってくるなどの「アレンジ」をしたのでしょうね。
それに加えて、お示しの演奏は「女声合唱」を省略する以外にも、ひょっとすると「オルガン」を削除したり、調達の難しい楽器(たとえば「バス・オーボエ」など)を他の楽器に置き換えたりしているかもしれません。
著作権が関係せず、聴衆がそれでよいと判断すると考えれば、あとは指揮者の判断でどうにでもできます。
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この回答へのお礼

早速のご回答感謝です。
著作権があるわけですね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2025/01/28 15:11

先の回答者の方々が仰るように、著作権の問題をクリアーしていれば自由なアレンジは自由でしょうけど、


 テーマやストーリー性のある組曲や交響詩もありますね。
例えば、
 グリークの組曲「ペール・ギュント」は、イプセンの戯曲を元に、放蕩息子の主人公が故郷を出て、魔王の洞窟などの冒険、故郷の母の死、彼の帰りを待つ恋人、そして年老いて故郷に戻って来るまでを描き出しているので、順番が変わると、元のストーリーがめちゃくちゃになりますね。
 こういう場合は、主題の順番で演奏するか、もしくはどれかの曲を単独で演奏するかだと思います。
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この回答へのお礼

助かりました

お礼日時:2025/01/28 15:13

組曲の場合、順番を変える、抜粋する、といったことは割とし易いと思います。

一連の流れで配置され、各楽章に共通の主題などが絡んでくる、形式重視の交響曲やソナタと違い、ただの「曲セット」「曲集」という趣が強いからです。
組曲「惑星」も組曲と言われるように、それぞれの曲に関連性はありませんので、決まった曲順…というのもあるのか無いのかわかりませんが、変えてもさほど支障は無いと思います。
また、「惑星」は元々ピアノ2台とオルガン(海王星)曲として作られ、一つの管弦楽組曲としてまとめ上げられたのはその後。初演からずっと、抜粋、盛り上げ目的で「木星」を最後に持ってくる等…といったことが多かったらしいので、その公演も特に珍しいケースでは無いことは伺えます。

合唱付きの管弦楽曲についてですが、勿論省いて公式演奏として成り立つ前提ですが、省くとか、省いたバージョンが作曲家本人、もしくはずっと後の時代の人に編曲されるといったことは、非常に多いです。演奏頻度の高い「ダフニスとクロエ」の組曲バージョンも合唱が省けるように編曲し直されてますし、「聖セバスティアンの殉教」交響的断章も声楽が楽器に置き換えられ組曲形式にされたもので、こちらもオリジナル版より演奏・録音頻度が高いです。(オリジナルの戯曲版が圧倒的にいいと個人的には思いますが。)
理由はシンプルで、コストの問題。クラシックって豪華なイメージあるかもしれませんが、人気ポップミュージックみたいに贅沢出来る予算があるわけではないです。大編成にするほど演奏会に膨大なコストがかかるので、そういう作品は、必然的に演奏・録音頻度が急激に下がり、存在が薄れ世間的評価も低下しかねません。なので、人気作品ほど合唱やイレギュラーな楽器を省いたバージョンが結局作られることが多いです。
実は「ダフニスとクロエ」も企画当初から「期待する演奏効果は無い」とか言われて合唱に消極的な声があったそうです。当時のクラシックって今のポップミュージックと同じで娯楽産業なので、大作曲家だから一声で何でも出来るわけではなく、やはり予算の問題は無視出来ないのかもしれません。
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この回答へのお礼

早速のご回答感謝です。
大変分かりやすいコメントです。

お礼日時:2025/01/28 15:10

「勝手に順番を変えていいの」というご質問ですが、


悪いことないでしょ。確かに著作権法では、著作権が存在する場合は、
勝手に変更すると著作権侵害です。切れれば、どう変更するのも
自由です。
パッフェルベルのカノン、カノンロックにアレンジされてますが、
けしからんと思うのですか。
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この回答へのお礼

>けしからんと思うのですか。
 「勝手に順番を変えていいの」と質問しているだけで、
 けしからんとは、全く思っていません。

お礼日時:2025/01/28 15:08

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