
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
西洋では、上流階級の人が失敗する話でも、禁じられない。
自国の話ではなく、隣の国の王様がという手法があるから。日本の場合、江戸時代には武士が特権階級とみなされていた。武士を風刺するような話は発表しにくい。落語なども、庶民の失敗談として語られるケースが多い。一方で、川柳をはじめとして、短い文章でキッチリ風刺する文化も存在していた。上流階級(武士)を批判するには、壁などの落書きが多用されてた。また、誰のことか特定できる文章が多いため、後世に残るものが少ない。
No.5
- 回答日時:
> 寓話昔話はということです。
なぜ西欧では貴族王族の寓話が多いのでしょうね。これで眺める範囲では、貴族王族の話が西欧では多いとは思えないです。
これで眺める範囲では、教訓話が日本では多いように感じます。
https://satonavi.com/mind-asset/
https://satonavi.com/mind-asset-2/
貴族、お姫様のような話しは、西洋にも日本にもあるようです。
武士という俸給生活者や、騎士という求職者の話しは、あまりないようですが、一応、侍や郷士の話は、どちらにもあるにはあるようです。
> そういうものを主題にしないというのがおかしいと感じないですか?
教訓めいたののだけが寓話と言われるものではなく、主として親が幼児などに語る虚構の短編ということについて考えるとすれば、幼児に典型画像で単純にイメージを結びやすいもの(動物・人物像)と分かり易いエピソードに向くのは当然でしょう。多くの幼児や親が分かり易い筋立てが多くなるのは、自然な結果でしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2025/06/16 15:22
日本語訳の出ている西洋の童話はサンプリングとしては偏向している可能性があります。私は挙げられた例を見る限りでもやはり上流の話が典型的に西洋手に思えます。
No.4
- 回答日時:
>なぜ西欧では貴族王族の寓話が多いのでしょう
いろんな説が考えられると思う。
一神教が席巻したからとか。
西洋にも、妖精、エルフ、ゴブリン、半獣、トロール、ドラゴンなど、土着信仰による様々な超自然的存在があります。
しかし、キリスト教が広まる過程で、土着の多神はだいたい悪霊や悪魔の眷属に組み込まれていきました。
もちろん物語の中にそれは残ってうますが、キリスト教に不都合な存在の力は弱められた。
寓意を表すのに都合のよい「我々よりも上の存在」と言えば、王族、貴族になるんじゃないでしょうか。
フランス革命までの西洋はだいたい王権神授説ですから、王様やお姫様はそれだけで選ばれし者として魅力があったのかもしれない。
日本だと貴族制度がちょっと違う。西洋のような貴族制度と言えるのは、公家制度や明治以降の華族です。
ほとんどの期間において貴族にあたる身分は政治の実権を握っていません。
支配階級は武士。
どうしても、王子様やお姫様の話より、武士道や忠誠心の物語が多くなるのかもしれません。
日本には儒教の影響が強いので、教訓的な物語は既に存在したというのも影響するかも。
この回答へのお礼
お礼日時:2025/06/16 15:25
やっぱりキリスト教の影響ですか!寓話の人物とは自分らよりも「高い」という事が自然だからです。儒教的であると当然上流は不向きです。
No.2
- 回答日時:
外国にも庶民階級の寓話は多く存在します。
(イソップ、グリム、アンデルセン...etc.)
日本にも、貴人が登場する寓話はありますが、ご指摘の通り数は少ないですし、主人公が貴人である例は稀です。
ほとんど思い付きません。
かぐや姫と鉢かづき姫はどうかと思いましたが、前者は成金+人外だし、後者は長者の娘だった。
日本だと、貴族社会を描いているのは貴族社会で書かれた物語文学や説話になる。民衆の間で口伝された寓話は民衆が主人公です。
ただし、日本の寓話には、貴人の代わりに神、仙人、天女などが登場します。
(浦島太郞、羽衣伝説、因幡の白兎、かぐや姫...etc.)
雑な言い方ですが、文化の違いでしょうね。
高貴な存在の役割を、それら超自然的存在が担っていると考えられるのではないでしょうか。
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