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 学校などの教育現場では、一人の生徒が違反やミスを犯した場合に「連帯責任」として他の生徒にもペナルティを与えることがあります。学校や教師は「連帯責任」に効果があると判断、もしくは期待して取り入れるわけですが、生徒や父母からの強い反発があるのも事実です。

 そこでみなさんに以下の3点を質問します。ご回答をよろしくお願いします。

1・教育現場に限らず一般社会においても「連帯責任」という考えは存在します。「連帯責任」のメリットとデメリットはなんでしょうか?
2・学校や教師が生徒に「連帯責任」を負わせる目的はなんでしょうか?
3・教育現場において生徒の「連帯責任」は妥当でしょうか?理由もお聞かせください。

 なお、ルールに抵触するため議論はご遠慮ください。

A 回答 (3件)

他の方と重複する部分があるかと思いますが…




まずメリットとしては、各々が、仲間に迷惑をかけないために自分のすべきことをやるようになる(だろう)、ということ。それから、主に学校などの場合がそうですが、学校からすれば、管理しやすい、というのがあると思います。
一方、デメリットとしてはよく言われるように一部の人間のために、全ての人間が迷惑を被るということでしょうね。


「互いに…」といいたいところですが、これは管理のしやすさが大きいでしょう。個々人の責任を問う、というのは確かに理想的なのですが、そのためには何か起きたときに、細かく調べなければなりません。
連帯責任というと、運動部などが思い浮かびますが、ここで不祥事が起きたとします。
個々人の責任を、という場合、その不祥事を起こした生徒に本当に責任があるのか、はたまた、例えば先輩の命令があったのではないか…など細かく調べないと本当に誰に責任があるのかはわかりません。一方、誰かが不祥事を起こしたら、全員が悪い、となればそんな調査をする必要はありません。管理が非常に楽です。


基本的には、よろしくない、と考えます。
連帯責任とされないために、力関係で弱いものが皺寄せを食らったりする場面も多々有りますから。また、部活動などの場合、組織ぐるみの隠蔽も考えられます。
ただ、連帯責任を廃止するためには、細かく調査できる体制を整える必要があるでしょう。それができなければ、これまた子ども達の中の力関係により、弱者ばかりに責任を取らされるような状況になってしまうと思いますので。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
メリット・デメリットともたいへんよくわかりました。管理側における「連帯責任」のメリットが、個人を調べなくても全員の責任にすればいいという調査や処罰の簡単さにあることは見落としていました。また教育現場のデメリットとして、生徒たちが処罰を恐れて個人のミスや違反を隠蔽してしまうという点は「なるほど」と思いました。管理する側=悪ではなく、管理される側が「連帯責任」によって「悪」を選ぶ場合もあるということですね。いろいろ考えさせられます。

お礼日時:2005/11/04 19:52

1.について


数人である目的に向かう場合に、各々に役割分担することがあると思います。その際に当初想定していなかったことが発生したり、各々の役割の狭間に問題が発生し、その目的は達成できませんでした。この場合誰の責任になるのでしょうか?誰かを責めることはできないと思います。
例をあげると、キャンプに行く際に、道具係と材料係に役割分担をしました。キャンプ場で初めて、材料の中に缶詰があり、道具には缶切りがない状況です。道具係を責めますか?材料係を責めますか?
この場合、両者がお互いの気遣いをすれば、この問題は回避できたはずです(材料係は手で開けられる缶詰を用意する、道具係は缶切りを用意する)
「連帯責任」というと固い感じがしますが、お互い協力するという意識が生まれる点でメリットがあると思います。
デメリットは、役割分担した結果、ある役割が極端に機能しない場合に全体のモチベーションが下がることがあります
キャンプの例では、材料係がインスタントラーメンしか準備しなかったとか…
一般社会でも、責任の擦り付け合いやたらい回しなど、連帯感の弱い(連帯責任が課せられない)ことで生じる問題が多々あると思います

2.について
1.のメリットを考慮いただければ、教育現場での目的はわかると思います。
「自分だけがよければ」とか「自分は関係ない」などといった社会において無責任な考えを改め、社会において協力しあうことが大切だということを学ぶことが目的なのではないでしょうか?
よく「誰が正しい」「誰が間違い」という議論が平行線をたどることがありますよね。この場合「何が正しいか」という議論のうえ、正しい方向へ導けなかった人も、間違いに気付けなかった人も同様に責任が問われると思います。「だからあの時言ったじゃん」って言う人いますよね。そんな人にも責任はありますよね

3.について
ケースバイケースだと思います
やはり、個々に責任をとう場合においても、連帯責任とする場合においても、なぜ責任を求められるのかを説明することが重要だと思います
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。「連帯責任」によって集団への意識(公共心と考えていいのでしょうか)が生まれるというのは大きなメリットです。確かに「責任の擦り付け合いやたらい回し」は、集団を意識しない個人主義(「自分がミスをした訳じゃない」「俺には関係ない」など)というの一例であると思います。それを踏まえて疑問に思ったのは、ミスを犯した個人の責任と周囲の責任を「連帯責任」で同等に罰していいのだろうかという点です。本来であれば別々に考えなければならない「責任」を同一視していることが、「連帯責任」を考える鍵になるような気がしました。

お礼日時:2005/11/04 19:51

1.メリットは管理する側の管理のしやすさでしょう。

問題を起こさないようにするため総合監視が働きます。
デメリットは総合監視による人間不信でしょう。あついは問題を犯すに違いないときいった考えが発生します。
2.なぜ連帯責任をいうかといえば、自分たちのか指導力のなさを棚にあげ、責任転化が容易だからです。
3.妥当というよりも異常です。

極論ですが、もしあなたの住む町にひとりの異常犯罪者がでたとします。官憲から、このような異常犯罪者がでたのは町内全体の責任だ。町内全員を検挙するといわれたらあなたはどうしますか。

日本の古き悪しきわけのわからない伝統のなせる技でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
メリットとして「管理する側の管理のしやすさ」と、それに加え相互監視システムが構築されるというのはよくわかりました。ただ、「自分たちの指導力のなさを棚にあげ、責任転化が容易」という部分で、「連帯責任」は管理側よりもむしろミスをした生徒が自分の責任をあいまいにする「生徒側の責任転嫁」に繋がる可能性があるのではないかという疑問も起きました。またいくら「連帯責任」を行っても別な場所で指導者の責任は問われているでしょうし……うーん、このあたりは難しい問題ですね。

お礼日時:2005/11/04 19:50

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