プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

原作読んでないのでよくわかりませんでした。
どなたか解説してください。

1.何のための反乱だったのか?どうして他国民と一緒に行動を起したのか?何をしたいのかさっぱりわからない。
2.副館長が最後に自爆しましたが、あの爆弾はだれが仕掛けたものかのか?如月のものはすでに爆発したはずでは?
3.どうして如月はたった一人で反乱を食い止めるために派遣されたのか?一人ってことはないでしょ。また反乱がわかっていたのなら、どうして逮捕するなどの措置をとらないのか?
4.えっ、如月と副館長が親子?如月の父親は別にいたはず。副艦長の息子は死んだはず。
5.如月と女戦闘員は戦っている最中にどうしてキスしたのか?
6.イージス艦は半径数キロ以内では、どんな攻撃も跳ね返すそうですが、民間機からの攻撃ならOKという理屈がわからない。ミサイルがくれば自動的に阻止するシステムがあるのでは?
7.ヨンファ(中井貴一)はなにをしたかったの?東京にミサイルを撃ち込みたかったの?祖国に撃ち込みたかったの?何の役にたつ?彼の予定のシナリオが不明。
8.特殊爆弾のグソーはいつ誰が盗んだの?もしヨンファだったら、さっさと使えばいいじゃないの。自分の潜水艦もっているんだし。副艦長が盗んだの?

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>原作では、このへんはきちんと整合性がとれているんでしょうか



矛盾と感じるのは、先ずあの映画に於いて各登場人物の「思考」や「行動の前提」、其れを元にした「建前」や人物同士の「しがらみ」、更に言うならば状況が「何故そうなったのか」と言った事柄を見事なくらいに割愛しています。見事って言うのもなんですが(笑)。
そして其れは映像スペクタクル作品である以上、小説ならば二、三行ですむ説明をかなりの尺(時間)を掛けて描かねばならない事や、小説では文章なので自由に描ける部分を生身の人間が演じる事によって出来ない事、映像化しにくいこと、何よりも映像化という具体手段が広がるべきイメージをある程度限定するということ等により縮小するといった事が必要である事。
例えば文章ならば複雑な専門用語を登場人物が話した場合、読者がある程度の年齢に達していれば漢字を見れば理解できる事や、さりげなく説明できるでしょう?ところが俳優が台詞で喋ると聞きなれない言葉や複雑な言い回しは聞こえ辛かったりするものです。ドラマの脚本でも、一回聞いて理解できない可能性のある言葉は、判りやすい言葉に変更する事が多いのです。つまり、其れだけでも本当に伝えたい事のかなりの部分が伝わらなくなるということ。逆に、文章ではイメージでしかないものを圧倒的な迫力で観客に迫る事が出来るのが映像です。つまり、説明が必要な事柄は映像化には適さないのです。あの作品は、各人物が何故そういう行動をとるのかと言った背景を読者が感じられなければ作品の定義したい問題そのものが伝わりません。かといって、そういった必要な情報を映像で理解させる為には夫々の登場人物に対しナレーションやテロップを入れるわけにも行きませんので夫々を端的に説明できるシーンが必要となります。が、そんな事をしていたらいくら時間が有っても収まりません。1クールの連続ドラマの一話毎に主要人物一人の生い立ちを描くでもない限り不可能です。ヨンファの背景など、小説に書かれていることを説明しようとしたら其れこそそれだけで二時間映画一本では収まりません。小説では文章のみで可能な心理描写を、ナレーションの様に心の声で表せば内容にもよりますが興ざめしてしまうでしょう。
そして、大抵はそうなる事を防ぐ為に、「ある程度原作のイメージを残した別物」として捉えなおす事で映像化するのです。「イージス」は、部分的にはかなり原作に忠実に作られています。つまり、不可能な事を作品の内容を変える事で可能にするのではなく、理解できないかもしれないものをそのまま映像化した感が否めません。敵の女性兵士との水中ラブシーンなど、其れに対する整合性を説明する余裕が無ければ、本来中途半端に有ってはならないシーンです。がしかし、原作ではあの部分もきちんとした整合性を持った上で重要なモチーフの一つですので、原作を読んで感動し、映画化したいと思った素人(例えばスポンサー等の映像のプロではないが決定権を持つ人)ならば是非入れたいシーンなのです。一番宜しくないことですが、お金を出す人が一番偉いので。そういった事柄が整合性を無くしてしまう反面、原作を読んで感動した観客は逆に、「まあ、詰め込もうとして失敗したな」とは思っても「でも意外と面白かったな」と言う反応になるのです。
なので、原作ではきちんと整合性は取れていますが、映画は説明が足りないので原作知らない人には理解できないというのが答えです。

また、「ローレライ」は全く逆で、映画でわかり易く物語を描く為に、あの作品の持つ本当のテーマ、魅力を無視した作りになっています。一番大事な設定を変えて、また、端的に人物を判り易くする事で(所謂キャラクター化することで)映画では普通描ききれない物語を描ききっています。が、原作を知っている人たちは(全部じゃないでしょうが)あの映画は全くの別物だと思うでしょう。更にイージスよりも長い原作ですし、各人物の背景もとんでもなく重厚だから映像化には全く反映しないという選択肢を執ったのでしょう。個人的には其れならばそんなもの映画化しないで別の作品として作ればよいのにと思いますが(笑)。
まあ、一冊の本を部分部分だけ飛び飛びで読んだのが、映画版『亡国のイージス』であり、一冊の本を粗筋にして、「まあ、大体こんな話だよ。かなり適当だけど」といっているのが『ローレライ』なのです。

くどいですが本当に読みません?一度(笑)
まあ、個人的な感情ですが、「イージス」、「ローレライ」を両方読んだ上でのご質問者様の感想が是非知りたく思います。。。

おっと、原作原作と言ってますが、本当は映画化を前提とした映画原案ってのが出発点だったりしますので、作者も「もうちょっと映像化しやすいものを書けよ」って言われても仕方無いですけどね(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
本を一度読んでみたいと思います。
上下巻あるんですね。
がんばります。

お礼日時:2006/02/13 11:25


水中戦闘術
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>「国家としての主体性の欠如」を認知させるというのならHPなどで宣伝すればよいのでは?


味方の艦を沈めたり、東京にミサイルを撃ち込んだりする理由にはならないと思います

国家としての主体性の欠如とは、今回のような事件が起こった場合にこの国は自衛隊と言う法的、精神的に矛盾を抱えた、しかし確固とした戦力を持つ軍隊というものを持ちながらもなんら自らの身を守る事が出来ない事の矛盾と言った事柄です。息子は生前に其れをHPでやろうとしてその国家に謀殺されています。例えば宮津艦長が同じことをすれば息子と同じ運命を招く事になります。勿論其れを踏まえた対抗策を練る事になるでしょうが、例えばマスコミ等を利用して安易に抹殺されないようになどと言う方法では問題の核心の露呈を国家そのものが阻止しようとした場合には所詮無駄な抵抗になる可能性のある世界観です。また、そういった行動を起こした結果、真剣に国民全てがその問題を考えるかどうかは我が国の現状、国民性を鑑みた場合(飽く迄も作品の世界観ですが、あながち現実にもそうだと思います)所謂マスコミネタで終わる事の危惧が大きいでしょう。また、大事な息子を殺された宮津艦長の心の中ではそれだけでは収まらない、所謂もっと大きな、意義のある事件にしたいと考えるのも当然だと思います。
しかし今私が書いた事柄は飽く迄も原作を読んでそのように受け止めたもので、私自身原作を知らずにあの映画を見たならば、御質問者様と同じ疑問を感じたでしょう。
まあ、『痛みを伴う改革』をの賜っている現実の誰かさんと同じで、『この事を今真剣に考える為には、味方艦の撃沈や、東京都民の大被害も必要な犠牲とまで思いつめた節があります。人としては自然な反応です。まあ、普通は踏みとどまりますが、其れを触発し、手段を与えたのがヨンファだということです。

>9.ヨンファは最後に執念深く、特殊爆弾を弾頭に取り付けようとしますが、これは艦をのっとったとき、真っ先にやることではないでしょうか?
副艦長も総理に対して、すでに準備はできている、というようなことを言っていますし。

これに関してですが、御質問者様は原作を今後絶対に読まないおつもりですか?
もしも読んでみるかも…とお思いでしたらば、こういった事柄があの物語の最大に面白い所なので、しかも映画では理解できない部分なので(やはり二時間映画では表現し切れません)お答えは控えます。

いや、本当に面白いですよ!原作。
最も映画自体、私もああいう事になるのは目に見えていたので期待薄で見ました。そしたら意外と面白かったと。整合性が無い所が多々あったのを容認できたのも、原作の裏話を知っているが故に勝手に自分で補完して楽しんだ故です。
興味が有りましたら是非ご一読をお勧めします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
あの映画をみて、原作に整合性があるのか疑問でした。
冒頭で先任伍長は妻子に手を振って家をでますが、艦に入ると妻は亡くなっていて、娘は田舎の両親のもとで暮らしている設定になっています。
反乱側は如月の正体を最初から知っていました。どうして知っていたのでしょうか?
知っていたのならすぐに拘束すればいいのに、訓練にかこつけて殺害しようとして、別人を殺してしまいます。
こういったことが無数にあるように感じられます。
原作では、このへんはきちんと整合性がとれているんでしょうか?
「ローレライ」も観ましたが、矛盾は少なかったです。

お礼日時:2006/02/11 17:40

内容については、#1さんが回答されていますので・・・



あの原作を映画化することに若干の無理があったのは事実でしょうね。
俳優さんの演技に救われている部分はあると思いますが、それぞれの心理状態やバックグラウンド等、あの時間で描ききるのは不可能だと思います。
一度原作を読んでみてはいかがですか?原作を読んだ後で見ると、「あーそうなんだ!」とまた違った意味で楽しめると思います。
アクションシーンなどは原作を読みながらの想像よりも、映画の方が珍しく楽しめました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
まだまだ不明のこと多いです。
ヨンファとジョンヒの関係は?娘、妹?
球場で二人が会うシーンがあったけど、あれは何をしているの?何がいいたいの。
ジョンヒが死んだとき家族写真をわざわざ焼いたのはなぜ?
特殊爆弾を取り付けるにしても、どうして複数の部下に命令しないで、自分ひとりでやろうとするの?
東京にミサイル撃ち込んでなんのメリットがあるの?
日本民族を嫌っているのはなぜ?

お礼日時:2006/02/11 14:49

1 反乱の動機


(原作では)国家(日本)の主体を問う論文をHPに公開していた宮津艦長の息子を、国家がその姿勢を危険視して謀殺しました。この息子もまた自衛官であった為に、その主張する所に核心が有り、その問題を解決できないままに抱えねばならない国家としては邪魔な存在だったからです。
ヨンファはその事実を密かに宮津に伝え、息子の死に憔悴している艦長の心の隙間をついて自らの計画に利用します。宮津の意識としては(ヨンファとの約束)息子の死を無駄にしない為に、息子が投げかけていた諸問題、つまり国家としての主体性の欠如を広く一般にも認識させ、このままでは立ち行かないこの国の将来を皆が考える切欠にしたかったのです。
その辺の理屈はあの映画では理解不可能です(笑)
あの映画は原作を知っていれば相当面白い海洋アクション映画ですが、見た人全てが意味を感じ取るには無理がある出来です。まあ、どうしようもない事ですが。時間の制約、スポンサーの意向等などナド…。

2 副艦長の自爆
わすれました。。

3 先ず第一に、反乱の事実を掴んでいるとは言っても証拠があるわけではありません。また、1の回答にも有るように国家が掲げる諸問題の認知を防ぐ為に発生した事が元なので、広く知れ渡るような迂闊な行動が取れなかったという事が一つ。
そしてなによりもヨンファが所持していた毒ガスの問題です。
映画ではあまりはっきりと描かれていませんでしたが(ちゃんとそのはありましたが)、ヨンファはこの反乱以前、数ヶ月に渡って例の毒ガスを東京に撒くという脅しを使い、政府及び特務機関の有効な対応を不可能にするという作戦を実行しています。その結果、公けに鎮圧行動が取れなかったのです。また、これ等の諸問題の影に米国との絡み、夫々の思惑などが入り乱れ、冒頭に書いた国家の抱える主体性の欠如という根本的な問題の為に一刻も早い有効な手段と言うものが取れなかったのです。この辺は映画で二時間以内に物語にするのは不可能だったのでしょう。原作では全て納得できます。

4 親子関係
いえ、実の親子ではなく、宮津は如月の中に失った息子の姿を重ね、如月は嘗ての実父ではなく、宮津の中に本来の父親の姿を思い描いたと言うことです。原作ではこのあたりに一寸した、「すげえ!!」と思ってしまう二人の関係が有るのですが(いえ、直接的ではありませんが兎に角そのプロットの美しさに唸ります)、映画では其れまでやるとたとえ6時間作品にしても無理だったと思います。

5 如月と敵の関係
あのは原作無しに説明不可能です。心象を描いたイメージだとでも思って下さい。ただし、原作では違和感なく納得できる内容になっています。

6 イージス艦の防御力
あれは映画の中でなんとなく一般観客を納得させる為の方便ですね。原作では軍用機を運用して別の作戦が取られます。

7・8 ヨンファって
これも原作読まねば判りません。
ヨンファの根本には自己破壊衝動があります。
また、人生において受けた残酷な仕打ちの意味に答えを出したいと思っています。
それらの心情が原作ではわかりますが、映像で描くならば表に表れた行動はああなったという事です。
そもそも二時間の映画には収まらない内容なのです。
それを差っぴけば面白い海洋アクション映画です(笑)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
かなりすっきしりましたが、まだまだ不明の点が多いです。
 動機の部分ですが、「国家としての主体性の欠如」を認知させるというのならHPなどで宣伝すればよいのでは?
味方の艦を沈めたり、東京にミサイルを撃ち込んだりする理由にはならないと思います。
 またヨンファの目的はなんですか?
9.ヨンファは最後に執念深く、特殊爆弾を弾頭に取り付けようとしますが、これは艦をのっとったとき、真っ先にやることではないでしょうか?
副艦長も総理に対して、すでに準備はできている、というようなことを言っていますし。

お礼日時:2006/02/11 14:33

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