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漠然としか理解してないんですが、カラーチャートというのはRGBからCMYKへ出力するときの色見本のことですよね?
しかし、あまりにも沢山販売されていて何を基準にどう選べばいいのかさっぱりわかりません。検索してもそれらしいサイトも見つからなかったのですが、一つ持っていたいので、おすすめ又は選び方やその基準を教えてください。m(_ _)m

A 回答 (2件)

RGBからCMYKへ出力する時の色見本ではありません。


そもそもRGBがモニター毎(個体差や調整で)に発色が違いますから
基準に出来るものがありませんので実用になりません。
もしそんな製品があっても(雑誌の付録か何かでありそうですが笑)
使う意味はありません。使ってもいけません。

あ、WEBカラーを見やすく印刷したカラーチャートなんてものがありますね。
WEBと印刷の橋渡しにはいいのかもしれませんが
RGB(モニター表示)とCMYK(印刷上がり)が混同している時点で
厳密なチャートにはなり得ません。



カラーチャートの本来の目的は2つです。
一つは「数値を色に置き換える」もの、
もう一つは「色を番号で管理する」ものです。



「数値を色に置き換える」ものが「CMYKチャート」です。
つまりC20%+M30%+Y100%+K20%はこんな色に印刷される、という色見本です。
この場合は指定のインクセット、指定の紙、指定の製版方法で刷ればこうなる、
というものが基準となります。

ですので、これをお選びになる場合は
できるだけご自分の印刷環境に近いものを選ぶ必要があります。
少なくとも紙質がコート紙なのか上質紙なのかだけでも分ける必要があります。

このチャートを使う事で
「自分の思っていた(モニターで見た)色と刷り上がりが違う」といった
初歩的なミスが防げます。
これは主に、先に書いた「RGBがモニター毎に違う」という問題を
カラーチャートと言う基準に置き換えるものです。

日本国内で主に使われている「DIC=大日本インキ」と「TOYO=東洋インキ」で
それぞれのカラーチャートが出ています。



「色を番号で管理する」ものが「特色チャート」です。
これは「5月の空みたいな色♪」を「DIC●●●番」と言い表すためのものです。
この場合はCMYKチャートのような「印刷された色の見本」ではなく
純粋な「インキの見本」です。
つまり基準となるものが「この色」と言う見本です。

これを選ぶ際はCMYKチャートのような厳密さは必要としません。
乱暴な言い方をすれば、身の回りのものすべてが「色見本代わり」になります。
気に入った色のチラシの切れ端を色見本にする事もできます。
あとは印刷業者がその見本に合わせてインキを調合します。

ではなぜ「特色チャート」が存在するのか、と言えば
それは双方が同じチャートを持っていれば、
現物色見本がなくても番号のやり取りだけで正確な色が伝えられるからです。
特にデジタルの単色印刷データを転送した場合や
WEB上でロゴを配付する際の使用色の統一などに
データ上では特色インキの色が表現できませんが
「印刷色はDIC●●●」と伝えるだけで正確な色が伝わります。

これはそんな意味からもDIC、TOYOにこだわらずにPANTONEでも構わないのですが
カラーチップを貼付できない場合の原稿の受け渡しには
共通のカラーチャートを使う必要が出てきますから
取引先の環境に合わせたチャートを選んだほうがいいでしょう。



まとめると、
カラーチャートはそれぞれの作業環境下での視覚や表現上の誤差をなくして
外部との情報交換を速やかに正確にするために使用するものですから
自分にとって「何が使いやすいか」ではなく
ご質問者の作業環境全体を見渡して「何が最適か」で選ぶ必要があります。
取引先やデータ搬入先のアドバイスを受けたほうがいいかと思います。

精巧なカラーチャートはけっこう高価ですが
いい仕事には絶対に必要ですから出費を惜しまないようにしてください。
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印刷されているカラーチャートには大きく分けて、2つあります。


1)印刷用CMYKインクのもの
2)DICなどの特色インクのもの
後者はそのインク会社で売り出している基本色ものと、それぞれのカラースキームにわけてまとめられているものがあります。
同じようにCMYKでも、特定のテーマでそれぞれのカラースキームを紹介している本もあります。この1)と2)を対応させたものやモニター上のRGBカラーをCMYKに置き換えるものもあります。

印刷の仕事をするなら、1)は必須で、2)も値段が高いですが是非持っていた方が便利でしょう。RGB→CMYKは、モニター上でIllustratorなどのグラフック・ソフトウェアを使って確認できるの買う必要はないと思います。RGB→CMYKや特色→CMYK変換の色味は、モニター、デザインや紙質、個人の感覚によって変わってくるので、自分とクライアントの目で確認・決定することをお薦めします。
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