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B反はちょっとした織りキズや染難がある程度で、仕立てでほとんどわからなくなるといいます。果たして高級呉服がB反としてそんなに出回っているものでしょうか?
B反市などとよく聞きますが、なかなか世間には出回らないものを掘り出し物のようにあるものなのでしょうか?
あるB反市が行われる業者に問い合わせてみましたが、B反と正反と半々あるそうです。しかし、正反を勧めるような感じに受け取れました。
頻繁に着るものではないので、B反でもいい物を安く求めたいと思いますが、B反はあまり勧めてもらえないのでしょうか?
B反で気をつける事がありましたら、何でもいいので教えてください。
また、賢い購入の仕方なども教えてください。

A 回答 (4件)

こんにちは。



内部事情がわかる者ではないのですが、いくつかのB反市など見て回った経験から申し上げます。

まず、いわゆる新聞に広告を出しているようなB反市には、製造過程での傷や汚れなどでできたB反というよりも、「倉庫在庫品」のようなものが多い、という印象を受けます。
ようするに、新しく作ったが売れ残ったもの(色、柄などが受け入れられなかったものや、たくさん作りすぎて余ってしまい、その結果流行遅れとなったもの)です。
したがって、素材や製品自体に問題がある(粗悪品であるもしくは、絹100%と言っているが実際はそれ以外の素材である)ということはないと思います。ですが、着物もファッションである以上、色、柄が市場に受け入れられなかった、という時点で「粗悪品」である、と言えるとも思います。

次に、「倒産在庫品」を扱っているところです。小売の呉服業者が倒産して、その商品を引き取った、というものです。仕入れ価格が安い(買い叩かれている、もしくは、小売の業者同士でつながりがあり、やむなく引き取った)という場合には、それなりのものが流れてくることがあります。ですが、店主同士の個別の取引であることが多く、常にそのような品を扱っている、というところは少ないと思います。

それとは別に「B反」専門に流れてくる店もあります。どういうルートでなのかわかりませんが、小売の呉服屋で、ときどき本当の「B反」を出してくれる店があります。例えば、一部分だけ刺繍が欠けている帯やオランダ線が数十cmも帯の端から離れてある帯、染めムラのある着物などです。その店では通常は普通の呉服を扱っているのですが、頻繁に顔を出していると、そういう品が入荷されたときには教えてくれます。もちろん、どこがどう「B反」なのか、仕立てたときにどうなるか、もきちんと説明していただけます。

B反でも何でも、価格に惑わされず、商品に関する説明をしっかりと受けた上で、どういうシーンで着たいのか、その着物を本当に気に入ったのか、数年たっても後悔しないか、などをよく考えられて購入なさってはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

B反市に行った貴重な感想を回答下さいまして、ありがとうございました。
とても参考になりました。
少しでもいい物を安く求めようとB反と思いましたが、うまい話はそうないということですね。いささかショックではありますが、ほかの皆さんの回答にもありましたように、死蔵品やアウトレットが多いということですね。そういうことが事前に分かってよかったと思います。
「価格に惑わされず、商品に関する説明をしっかりと受ける。」まさにそうですね。

お礼日時:2006/05/31 11:26

B反市というと、有名なところでは、


島○千代子さんがCMキャラクターされてますね。
私は行ったことがありません。

コープ東京(生協)では毎年ご案内が入りますので、
特に悪質ということもないと思います。
ただ、話のとおり、少々の傷でB反で、小紋のようなものでしたら
まー、仕立でなんとでもなります。
本来、何度でも洗い張りして弱った部分をやりくりして見えるところをちゃんと見えるように作るような「仕組み」に設計されているもの
が着物なので、ソレを「恥」に思う必要はないと思います。

絵羽(訪問着のような)、付け下げのような柄がきまって、この部分はどうしても上前というようなときにはその部分にキズがあるとどうしようもありません。
ですので、下前になる部分の傷でしたら問題はないです。
部分的に問題がないのは、ココだけです。
アトは、絵羽・付け下げはB反の場合縫込み(縫い代として縫いこむ)でしたらok。
背中心は何かあったらダメです。
ただし、帯したに隠れるような部分(下から80cm、えり肩かたあきから40cm下の範囲)ならかなりダイナミックにあっても大丈夫ですが、
ココには本来何も柄がこないものなので、なにかあるとすると
元の反物に傷があったということになりますが、織りキズがあるような反物にわざわざ柄入れするような手間をするようにも思えません。
どちらかというと、出来上がってからの「汚れ」が何かのアクシデントでついたという場合には場所によって、許容されてB反になるのでしょう。

#1のかたがいわれてますが、アウトレットというものありなんでしょう。
特に、振袖系統は流行がありそうですし、流行を作っているともいえますので
ちょっと、遅れているようなのは、出そうです。

でも、着物は本来親子三代とか言いますが、実際には、これは・・・・ちょっとというのも多いです。

わたしは、オークションでお安くおとして、ちまちまいじるのが趣味なおばちゃんですが、オークションでは気の毒な着物が多いです。
作ってもらったものの着ないでそのまま、変色、手入れが悪くてカビ、
更に、反物のまま死蔵されて、放出。

トーってもいい着物を何十万も何百万も出して作るのも結構ですが、
すでにあるものを生かしてやるのも一つの方法です。

反物のままというのに、付け下げなどは時代を感じます。
それなりに着こなしてしまえばいいのでしょうが、若向きとかそういったことではない、なにかをどうしても感じます。
品物自体はいいものです。
ただ・・・柄がねぇ・・・色が・・・。

そういう一歩手前がB反として出てくるのではないでしょうか?
あえて、「汚れ」をつくって出すという話も聞いたことがあります。
結構、似合えばいいのですよ。
人それぞれですから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
B反の場合のキズの位置も重要ですね。
とても参考になりました。

お礼日時:2006/05/31 11:26

B反は名の通りB級品です。


一流品のキズものなど出回りません。
しかもあんなにたくさん…。

着物なんか見てくれが整っていればいい、という向きの方はどうぞ。
そうまでして着物を着なければいけない時代でもないんですけど。
本当に着物が好きな方ならおすすめしません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
高級品のキズものを期待していた私にとってショックではあります。
やっぱり考えが甘かったと痛感しております。

お礼日時:2006/05/31 11:25

B反とはいいますが、


いうなればアウトレット商品。
目玉商品として客寄せのために仕入れた品なのではないでしょうか。
最初から傷物として作られているというと語弊がありますが、
本当の意味での掘り出し物ではなく、
掘り出し物を装った販売形態ではないかと思います。
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この回答へのお礼

早々に回答ありがとうございました。
本当の意味での掘り出し物が欲しかったんですけど、無理のようですね。

お礼日時:2006/05/31 11:24

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