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この着物、縫い目で模様は全くつながっていません。付け下げだと思っていたのですが、その認識でいいでしょうか。
今雑誌「美しいキモノ」を読んでいるのですが、付け下げと説明していても、すべてと言っていいくらい、衽線も左前身頃と後ろ身頃も絵羽模様になっています。
私の写真の付け下げは縫い目で全く模様がつながっていません。
付け下げは絵羽模様でないもの、反物の状態で模様付けされたもの、それが訪問着との違いである、と習ったので、今までこの着物は付け下げと信じて疑いませんでした。
しかしネットで調べても訪問着と付け下げの区別の説明は色々です。
この着物は付け下げだ、この理解でいいのか教えて下さい。
よろしくお願いします。

「この着物、縫い目で模様は全くつながってい」の質問画像

A 回答 (4件)

たぶん、付け下であっていると思います。



付け下げ=反物のままだが、仕立てあがった時に模様が肩・袖山に向かって
上向きになるように付けられたもの。
(略式の礼装。訪問着のもう1つラフなヤツ。)

反物の状態でだいたいの位置を計算して絵付けをするが付け下げ。
よって、あまり複雑な絵羽模様は基本的に出来ない。
前衽や身頃にぽんぽんと目立つ柄をあしらったものが多い・・・多かった。
でも、最近の付け下げって良く出来てるよね。
仕立てあがった状態だと、見分けるのはちょっと難しいものもいっぱいある。

仕立てる方で言うなら、絵は訪問着の方がバシッと合わせやすいです。
サイズの都合上、柄がバシッとは合わない時は、なんとなく=パッと見てなるべく
違和感がない様に合わせます。
たとえば、メインが大きな花柄だとすると、その目立つ花を中心に考えて柄あわせする。
周りの小枝がズレても、別の枝か葉っぱでなんとなく合うかなってところで合わせる。

雑誌で見た付け下げの絵羽ものがバシッと合ってたのは、体に合わせたのではなく、
柄が合うところで合わせたからではないかと。


訪問着は複雑で派手な絵羽模様から、裾のぐるりだけの落ち着いた絵羽模様、
もっとずっとシンプルで粋なもの、結構自由自在でバリエーションに富んでいます。
これもパッと見て見分けるのは難しいですね。
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この回答へのお礼

詳しくご回答下さりありがとうございます。
付け下げで多分合っている、ということですね。

お礼日時:2010/07/20 17:56

【私の写真の付け下げは縫い目で全く模様がつながっていません。


付け下げは絵羽模様でないもの、反物の状態で模様付けされたもの、それが訪問着との違いである、と習ったので、今までこの着物は付け下げと信じて疑いませんでした。】

#2です。
おくみの切り替えをおこなったのなら、縫い目で模様がつながりようがないです。

つながるようにおくみの柄があるのに、これ、下前(右)のおくみを左にもってきてるから。
付け下げか訪問着かと言う、柄のつながり以前の問題です。

下前のおくみに柄がないのは、多分、襟をおくみに下ろしたからでしょう。
元のしみのある、左おくみは襟に化けた?

これが小紋なら、ゼンゼンわからないやりくりで、実は着物の仕立て直しなどでは、
いろんな理由から、いろいろと布地の位置が移動します。
それが着物の本来持つ、融通性のアルいいところですが、
唯一、訪問着など出来上がりで「絵柄」が決まってしまっているのは、それが固定化しているから
不自由なのです。
汚れたり、いたんだりするような部分は決まっているのにやりくりが出来ないから。

古くから、こういう贅沢な着物を長じゅばんに仕立て直して・・・楽しむということをしました。

柄からして、新しいものではないとわかりますので、事情がわかると、やりくりしたんだと理解できます。

平置きするから、目立つので、着用してうごいているとそうそう、わかるものではないです。

自信を持ってきてしまえばいいのです。
袖の間違いより、じっくりみなければ、この方が目立たないでしょう。

いずれにしても、「正しい柄のアリ方」を知らない人がほとんどなので、たいした問題ではないです。

この回答への補足

この欄をお借りして回答者の皆様にご報告させて下さい。
皆様のご回答を参考にしつつも、回答が割れた感じで、この着物をどういう認識で着ればいいのか、自信が持てないでいました。
検索語を変えて検索したり、検索に疲れて、自分が習った着付け教室の掲示板で相談したり。
結論として、こういう付け下げが以前はあった。
今の付け下げしか知らない人が見たら、「あらおかしな着物ね。」と思われるかもしれないけれど、自信を持って着よう。
こういう結論に至りました。
http://www.somesho.com/FS-APL/FS-BBS/index.cgi?C …
http://www.arp-nt.co.jp/sakura/kimonogaku/11.html
皆様ご回答ありがとうございました。

補足日時:2010/07/28 15:50
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この回答へのお礼

再びご回答下さり、ありがとうございました。

>これ、下前(右)のおくみを左にもってきてるから。
伝票の「衿きりかえ」というのは上前と下前のおくみを入れ替えることだったんですか。
驚きです。
おっしゃるとおり、柄のつながりようがありませんね。

>自信を持ってきてしまえばいいのです。
そう思われますか。
着る機会として、実家で正月に集まるときはいいとしても、地元の庭園で行われる大寄せのお茶会のうち、1月に、と考えていたのですが、椅子に座って茶会を待つとき、キビシイ視線がありそうで恐いです。

お礼日時:2010/07/24 18:47

訪問着でないのは確か。

小紋でもありませんね。なので、附け下げという認識で間違いないと思います。
しかし、bekky1様の言うように、どうも不可思議な着物です。
柄合わせの間違いかなあ、という感じで、それが疑問を感じる理由だと思います。
だいぶ古い着物なのでしょうか。最近の着物でこういった柄付け(仕立て)のものは見ませんので。

ご質問でおっしゃっているように、最近の附け下げは訪問着との区別が限りなくつきづらくなっているものが多いです。
とくに「美しいキモノ」で紹介されてるような附け下げは上等な品ですから限りなく訪問着に近いものになっています。
ですが一言で言って訪問着と附け下げとでは模様付けのボリューム感が違いますし訪問着はより手の込んだ手法が施されており、実は白生地の段階での生地の質にも差がでますので、着物を見なれた人ならなんとなくわかるのです。
それでもプロでもパッと見てわからないものもありますし素人では見分けが難しいです。
さほどに見分けが難しいほどの附け下げであれば訪問着の扱いで着ても差し支えありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>だいぶ古い着物なのでしょうか。
母に教わったことがないので、いつ作られたものか分かりませんが、一番新しくても母が若い頃なので40年以上前になります。

No.2さんのお礼にも書いたのですが、着物を厳しい目で見られる場所には着て行かない方が良さそうですね。

お礼日時:2010/07/21 13:57

付け下げです。


しかし、広げて全体を見てみるとはっきりしますが、これ、申し訳ないが仕立て間違いをしている可能性があります。

この、画像が上前だとするとですが。

相当なものでもとんでもない間違いがあるのが、堂々と、古着屋さんで飾られているのがある。
もちろん、仕立て上がりですが。

袖の左右の間違いなどはよくある。

この左前身頃に見える部分がどうも、本当は左後身頃ではないかと思えるし、このおくみは右では?

普通、植物の軸に相当する部分がつながらずに襟下から始まることはないから。

多分、襟の所の繰越の切れ目を反対に入れてしまって、苦肉の策で前後を入れ替えたのではと推察します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
写真は上前です。
この着物が作られた時期ははっきりしませんが、一番新しくても、母が若い頃に作ったものだとして40年以上前になります。
それを4年前にお手入れと仕立て直しを悉皆屋さんにお願いしました。

下前の衽は模様が入っていません。
>普通、植物の軸に相当する部分がつながらずに襟下から始まることはないから。
そうなのですね。
4年前仕立て直しをしたときは、知識もほとんどないのでお任せ状態だったのですが、伝票には袖丈を長くすることと、「衿切りかえ」と書いてあります。
たしか取れないシミを隠すためにする、と言われたと思います。
「衿切りかえ」自体、どうすることなのか知りません。

譲られた着物は、自分で新しく揃えたものとはまた違う思い入れがありますが、着物を厳しい目で見られるような所には着て行かないほうがいいかもしれませんね。

お礼日時:2010/07/21 13:50

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