
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
大学で美術を専攻している者です。
私自身はもりもり絵の具をのせるタイプなので詳しくは説明できないのですが、
以前先生に教えてもらったことを描きます。
古典的な技法ということですが、その場合筆の種類も重要になるそうです。
硬い豚毛ではなく、柔らかい毛のものを使うそうです。
また絵の具は薄く溶いて重ねていくのが一般的です。
その際溶き油はフツーのものでも良いですが、
サンシックドリンシードオイルやスタンドオイルなど、すこし粘り気があり乾くのが早いものと、テレピン(またはペトロール)を1:3~6くらいの割合で混ぜたものを使用するとやりやすいです。
また、古典技法の場合、最初の段階でかなりデッサンをしっかりさせておくことが一番大事です。
キャンバスに描き始める前にスケッチブックなどで構図をしっかり決め、
キャンバスにははじめ茶色などの絵の具を薄く溶いてモノトーンで描き、そのあと色をのせておくというやり方もあるそうです。
キャンバス布は細目の方がいいのかもしれませんが、中目でもそんなにやりづらいということはないと思います。
広い面を均等にムラなく・・・というのはそれとはまた違ったものになると思いますが、本当に一色で塗りたいのなら大きなハケかローラーでしょうね。
そうではなくてダヴィンチやアングルみたいな感じの絵が描きたいのならば、これはもう地道に色を重ねていくしかないと思います。
古典技法はなかなか難しいですが、最初のうちは薄くムラなくということばかり気にしなくてもいいと思いますよ。
筆跡を残さないように~と気を使うと他がおろそかになる場合もありますし、
絵の具を厚く塗っても平らな印象にすることもできます。
この辺はもう自分で色んな絵をじかに見ては自分でもやって研究してみるしかないです。
画集では「原寸美術館」という本とか参考になるかもしれません。ダヴィンチやダヴィットの絵が原寸サイズで印刷されています。
大きな本屋さんや図書館にあるかもしれないので、探してみるといいかも。
一応色々な本などで調べたり、聞いたりしたことを元に実践しているのですがなかなか上手くいきません。
美術の先生にも技法について教わったのですが。
デッサンなどはまだ、技術不足で上手く形が取れないことも多いです。
これは、練習しかないみたいなのでがんばっています。
「ムラ無く描きたい」と描いていますが、本当は結構荒いタッチも好きなんです。
油絵でしか描けないような、勢いや躍動感のようなものを感じる絵とかは見入ってしまいますし。
でも、自分にはそういった絵は向いていないようです。
自分では思い切って絵の具を置いているつもりでも「丁寧な絵」と言われてしまうことが多いです。
迫力のある絵を描くと雑に見えてしまうという意見が多かったですし、落ち着いた絵をよく描く自分にはもっと丁寧に描写できる技法のほうがあっているのではないかと思いこのような質問をさせてもらいました。
回答ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
一言で結論をいってしまうと トライ&エラー 「試行錯誤」あるのみ!なんですがそれでは参考にならないので! 最終的にどのようなマチエールをねらっているのでしょうか? 完璧にタッチを出さないというのならまず支持体から選択しないと難しいですね、既存の既製品のキャンバスではではなかったように思います、それに近い物はベルギーのクレサンというメーカーに以前あったように記憶していますが現在その製品が存在するのかどうか、また輸入されているのかどうか、分かりません。
tappei77さんがどのくらいのキャリアなのか分からないのでどの程度のアドバイスが適切なのか難しいところなのですが 一度何号ぐらいの絵を何枚ぐらい描いたことがあるとか自己紹介をお願いします。
さて支持体はおいておくとすれば溶き油の問題があります、あと筆の種類それら御使用のものも書き込んでください
回答ありがとうございます。
厳密にこういう絵肌で描きたい、というものがあるわけではないです。
しかし、絵の具のどんどん厚く重ねる描き方は合っていないように思いました。
技術力が未熟なせいもあるとは思いますが。
完成した絵も油絵は平面的になることが多いです。
昔にモネの絵を見て感動し、油絵を描くときはこんな絵を描きたいと思っていました。
なので最初は印象派のような絵を目指していたのですが自分は緻密に描きこむほうが向いているようです。
なのでグレーズ技法などを試してみようと思いました。
しかし、画家の人の作品のように綺麗に色の変化をつけられません。
美術館や個展などで見る絵は近くても、本当に筆で描いたのか疑いたくなるほどです。
あのような緻密な絵を描くにはどうすればいいのだろうと思い質問しました。
キャリアは現在高校3年生で美術科の学校に通っています。
高校から本格的に絵を描き始めたので約3年間ぐらいですね。
油絵は一番大きいのでF30号、普段は10号くらいです。
枚数で20~30くらいでしょうか。
筆は卒業制作のこともあるので色々な種類の筆を合計60本くらい持ってます。
日本画や個人で水彩画を描くときに使って入るのを入れればもう少し多いですが。
オイルは、まだよくわかっていないので基本的なものを数種持っているだけです。
本当にまだまだ初心者の域を出ていない感じですよ。
でも、技術力は足りていないのに、どうすればいいのかわからないことが多くて困っています。
No.5
- 回答日時:
普通に使うなら、ホルベインでいいと思いますよ。
この場合、乾性油(リンシードオイル)を少し加えて使えば透明感がでます。
ただ、本格的に古典技法でやるつもりなら、乾性油の割合が多いタイプがいいと思います。
しかし、ちょっと高価です。例えば、クサカベのミノー、レンブラントなどです。
基本色で透明 不透明を1色ずつ、それにアースカラー、白と黒が基本ではないでしょうか。
透明系、PY154、PY42、PV19、PB15、PB29、PG18
不透明系、PY35、PR108、PB35、PBr7、PW6、PBk6~9
など。
No.4
- 回答日時:
追伸です。
古典的技法なら、少なくとも10回 普通は数十回塗り重ねます。
また、透明度を生かして下の絵の具が透ける事を利用し、色の深みを持たせます。
レオナルド・ダビンチ、アングルなどの技法を解説した文献を見るといいと思います。
また、スフマート技法についても調べてみるといいと思いますよ。
レオナルド・ダヴィンチの技法書は図書室にあったかもしれないのでそれを見てみようかと思います。
スフマート技法は美術史で習ったはずなのですが名前だけ記憶に残っているのですが完全に忘れてしまいました(´∀`;)
少し質問とずれてしまうのですがもしよろしければよく使う油絵の具のメーカーや使いやすい色などがあったら教えていただけないでしょうか。
No.3
- 回答日時:
基本的には、油絵の具は、半透明な画材です。
下の絵の具が透けて見えますので、ムラが出ます。
やや多めに溶き油を用いて、薄い皮膜で同じ色を何度も塗り重ねるとムラが出にくいです。
何度も重ね塗りすることで、場所ごとの顔料の厚さを均一にできるからです。
ただし、ある程度 揮発性油が飛んでから塗り重ねる事。
筆も、出来る範囲で幅の広いものを用いるとよいでしょう。
また形状も角のある平筆よりも、フィルバートなどの角の取れた筆を用いるとムラが出にくいです。
毛の固さも、濃い絵の具を塗るときは硬め、柔らかく溶いた場合は、毛も柔らかい物を使用します。
濃いめの絵の具で一回で塗ろうとするとムラが出易いです。
もちろん、使用している顔料によっては、透け具合に差があります。
カドミウム系などの金属化合物顔料は不透明なものが多いですし、レーキ系や新しい有機顔料系は透明度の高い物が多いです。
ガッシュやポスターカラーのような均一さを求めるのなら、不透明度の高い色(例えばチタニウムホワイト)を混ぜると隠蔽力(下地を隠す力)を高く出来ます。
ホルベインのカラーチャート
http://www.holbein-works.co.jp/0402_color_01.html
クサカベ絵の具の一覧表
http://www.floree.jp/Les/enogu/Page.htm
参考URL:http://www.holbein-works.co.jp/0402_color_01.html
やはり濃い目の絵の具だと難しいみたいですね。
課題の時間が決まっているのでなかなかわかっていても何重にも重ねて描くのには時間がかかってしまって・・・。
まだ、筆や絵の具、オイルの特性や用途が今ひとつわかっていないのでそういったことも勉強してゆこうと思います。
回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
回答ありがとうございます。
ローラーは最初の下地のような段階だと便利なのですが途中で細かい描きこみができないのですこし不便かと。
実際に使ったことはないので今度購入してみます。
No.1
- 回答日時:
専門家ではありませんが、何年か油絵の経験があります。
広い面に同じ絵の具を塗るのであれば、ナイフやローラーを使う方法もあります。
筆のあとは気にすることないと思います。
その人の独特の腑で使いや絵の境目などがその人の持ち味として評価される場合もあるので・・・
後、重ね塗りをするときの油のようなどを加減してはどうでしょうか?
個人的には重ね塗りをするときは油をほとんど使わず絵の具をドバっと使用していました。
筆圧や盛り上がりなどで生まれるムラがその人の持ち味なのではないかと思います。
回答ありがとうございます。
ナイフはムラというかマチエールのような凸凹ができてしまいます。
ローラーだと途中で使うことができないので困っています。
他の質問でのアドバイスから一度印象派の前とかぐらいの古典技法のような描きかた(又は完成イメージ)で作品を作ってみたいのですが中途半端な完成作品になってしまうのです。
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