No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「IDE ATA」という方式はありませんよね。
言いたいことは分かりますが。IDE,E-IDE,ATA33,ATA66,ATA133(正式名称はUltra ATA-133?) といった従来の一連のHDD接続方式は銅線を40本(80本)使う並列通信方式でした。これらは互換性を保って改善されてきているので、たとえばATA133のカードとATA33のケーブルとE-IDEのドライブを組み合わせて動かすこともできます(E-IDEとしての性能しか出ませんが)。
最新のATA規格であるSerialATA(略してSATA)では、信号レベルでの互換性はありません。コネクタの形からして違います。信号を送る銅線7本で、直列に(1ビットづつ)データを送受信します。ただ、データフォーマットレベル、コマンドレベルでは互換性があります。SATAがシリアル通信なので、従来の方式をそれとの対照でPATA(パラレルATA)とかP-IDE(パラレルIDE)と呼ぶこともあります。
銅線の中を電気信号は、真空中の光の30~70%程度の速度で進みます。しかし、銅線を複数使うとそれぞれの伝送遅延は微妙に食い違います。そのため伝送速度が制限されます。そのため、Gbpsを超えるような高速伝送はシリアル通信が主流になりつつあります。
先輩格のHDD接続規格SCSIでは先にSAC(Serial Attached SCSI)といってシリアル伝送する高速規格ができていました。そこで、SATAではコネクタの形状とか信号の電圧などはSACの規格をそのまま借りてきています。
PC利用者にとっては、SATAは以下のような利点欠点があります。
・データ転送速度が速い
・ケーブルが細いので取り回しが楽で、PC筐体内に熱がこもりにくい
・パラレルATAとドライブの価格はほとんど変わらない
・活線挿抜しやすい
・信号も電源もコネクタ形状が違うのでP-ATA対応の既存PCに
SATAドライブを足すのは手間がかかる。。
こんなところかなぁ。
No.1
- 回答日時:
こんにちわ
CPUに負担をかけてしまうけれどその反面非常に安いハードディスクの歴史がIDEからSATAの流れです。
(CPUに負担をかけずに独自にコントロールできるのがSCSIですが、CPUが非常に高性能になってからは、ディスクを回転させるために増す負担ぐらいは全然問題にならなくなってしまったので今では一生懸命さがして買わないと手に入りにくくなってきています)
IDE はIntegrated Drive Electronics の略ですが、これは最初に開発メーカーだけの独自規格だった頃の名称です。
IDEが初めてアメリカ規格協会(ANSI)で公式に認められるようになって、(内容的には全く同じですが)IDEはATA(AT Attachment の略)という名前に変りました。
ATとは、今のパソコンの規格である元IBMが開発したPC-AT規格、のことです。
(つまりマッキントッシュでなくIBMのAT規格パソコン用のハードディスク、という位置付けでした。その後とても安いし、CPUは安く高性能になったのでマッキントッシュでもこれを使うようになって、ATAという名前はAT規格用のディスク、という意味だとつじつまが合わなくなって来ました)
これ(IDE)は最初は約500MBまでのディスクが2台までしか取り付けできない制約があったのですが、非常に安く製造できるために色々改良されて段々に巨大容量に対応するごとに、出世魚のように規格の名前が変っていきました。
2系統で合計4台まで拡張されて、E-IDE(Enhanced IDE の略)、
ハードディスク以外のCDROMなどにも対応できるようになったATAPI(AT Attachment Packet Interfaceの略)、
転送速度の早さに対応して、ATA33、ATA66、 ATA100…
などといろんな名前が乱立してきました。
ここまでは実はパラレル(並行)で沢山のデータをどばっと流す方式で早さを追求していたのですが、高速転送技術が急激に進歩したところ、並行で流したのではよーいどん!で発射したデータの到着が均一になるかどうかの検証にかえって時間が係ってしまうので、並行はやめて一列(シリアル)でスーパー超特急に流してしまうほうがよい、という考えに変って来ました。
これが並列ではなくシリアル方式のATAという意味で最近のSATAが生まれました。
この高速超特急の状態でパラレルにできればもっと強烈な転送が可能なことになるので、将来はまたパラレルが復活する時が来るかもしれないですね^^
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