人生最悪の忘れ物

私は国境の南太陽の西を読んだ後イズミの存在が一番心に残りました。主人公はイズミを好きでありながらいとこに惹かれますが単なる浮気ではないような書き方がされているのが気になります。こんな主人公のような感情解りますか?

A 回答 (3件)

こんにちは!


村上春樹はいとこに惹かれることを「吸引力」と表現していますが、
いとこに対する「吸引力」は自ら書かれているように「愛情も未来」もないものだと本能的にわかっていたから浮気でないような、書き方になったのではないでしょうか?だからこそ「恋愛感情」に発展することなく、関係が終わってしまったと私は考えます。
でも、気の毒ですがやはりイズミとも大きな隔たりがあったから、イズミの望む
「未来」はあり得なかったんですね。
イズミにとって非常に不幸な関係の終わりで彼女の人生は予定されていた筈のものから大きくずれてしまったことは、私も大変可哀相に思いますが、
村上春樹のその頃の?世界観は「人を傷つけること」に拘っているように思えるから、ストーリーテング上、やむをえなかったのかも知れませんが、アレは
イズミが本当に、かわいそうですね。

偉そうでごめんなさい。あくまで個人的な見解ですのでお聞き流しくださいませ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます(^^)!!返事遅くなってすみません。イズミ本当に可哀想ですよね!そう、私は単にイズミが可哀想だったからこの質問をしたのかも。。。ストーリーテ-リング上、やむをえなかったのかもしれないと聞いて沈んだ気持ちがちょっと晴れました(:_;)イズミとの隔たりって何なのか私にはまだよく解らないなあ。主人公が求めるイズミには欠けてる絶対的な何かがよく解らないんです。今まで恋人にそんな感情湧いたこともないし。。村上春樹はある意味、運命の人のような事を言っているのかなあ。どう思いますか??ホントに解らない(*_*)

お礼日時:2002/05/21 20:06

こんにちわ。

 そうですね、私が思ったのはこのまま行ってもどうにも
ならない関係というのが主人公には判っていたのではないでしょうか。
村上春樹の他小説でも身体的な部分ではないメンタル的な部分で惹かれ
たという話が多い気がします。 
私が初めて彼の小説を読んだのが高校生の頃だったのですが、最初は判
らなかった主人公の気持ちの変化などが年取っていくうちに判り得る部
分も増えました。 年齢によって読んだ感想が変わってくるというのも
彼の小説の醍醐味ではないでしょうか。

なんだか偉そうになってしまいました、すいません。
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この回答へのお礼

いえ!偉そうなんかじゃないです!私今までは一度読んだ本を読み直す事あまりなかったんですけどanan7015の意見を聞き以前読んだ本をまた読みたいという意欲が湧いてきましたよ。特にイマイチとか思った本を読み直してみたいな-。幼い私に丁寧な解答、ホントにありがとうございました!!

お礼日時:2002/03/05 01:45

30代女性です。



あんまり上手くいえないんですけど....従姉妹とは会った瞬間的に内面から
惹かれていたっぽいですよね。 結局は肉体的にも惹かれあっていく訳です
が主人公の中では魂から惹かれあったって感じなのでは。 イズミとは学校
の友達沿線上ぽいところが有り、惹かれあったって感じではないと私は推測
しました。

ただイズミの将来については漠然とした噂話だけで本編は終わってましたが
どうなってしまったのか私も気になっていました。今夜にでも読み返してみ
ようかしらん。
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この回答へのお礼

ああそっかあ。イズミとは学校の友達の沿線上ってところもやけに納得しました。ありがとうございます(^v^) すみませんまた質問になってしまうのですが、何故主人公はあんなにもいとこに感じる物があったというのに恋愛感情に発展しなかったんだとおもいますか??

お礼日時:2002/03/04 00:35

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