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今、天は赤い河のほとりを古本屋で買って集めています。
けれど22~24巻と26巻がまだ見つからなくて読めていません。。。
そこで質問なのですが、ウルヒとナキアは愛し合っていたのでしょうか?
25巻でウルヒがジュダに「もしジュダが自分の子だったら、ジュダとナキアを連れてとっくの昔にこの王宮から逃げているでしょう」と言うシーンを読んで、ウルヒはナキアのことが好きなんだろうなとは思いましたが、ナキアはウルヒをどう思っていたのでしょうか?
利用するだけだったのでしょうか?
ナキアは流刑になったけれど、ウルヒはどうなったのでしょうか?
それと、22~24巻のあらすじも教えていただけるとうれしいです。
お願いします。

A 回答 (1件)

 ナキア皇太后は不幸の上に不幸を築いてしまったヒッタイト帝国と祖国バビロニアの犠牲者です。

祖国に売られて側室として嫁いだナキアは当時の皇帝(現皇帝カイルの父)の子供なんか本当は産みたくなくて、ウルヒに駆け落ちを迫ったのは愛してもいない男の子供を産みたくないだけではなくてウルヒに想いを寄せていたからではないでしょうか?

 いくら水を操る力を持つとはいえ汗をかいて必死の形相で力を使い、かなり無理をして牢に囚われていたウルヒを助けたのですから、利用しただけではありません。それは自信を持って言えます。そして、ウルヒはジュダ自身でさえ自分はウルヒの子ではないかと疑い母であるナキア皇太后を侮辱した親不孝者であるだけではなくて、ヒッタイト帝国の皇統には北方系の女性が皇妃となった事があるので父帝にはない髪の色でも、ジュダが金髪だったのは隔世遺伝でそうなったのです。

 それなのに、元老院の長老達もみな疑ってウルヒとの不義の子だろうと騒ぎ立てた現場に現れたウルヒは、自分は宦官だから子を成す事は出来ないと明かした後、ユーリ・イシュタル(鈴木夕梨)を何処とも知れぬ異界へ飛ばすための起死回生のヒントを残してカイルの兄帝を暗殺したのは自分の一存だと言い放って自害しました。彼の死体は元老院の決定にカイルも認め、城壁の外に野晒しにするという法治国家とは信じがたい蛮族の所業としか思えない刑罰に処されました。同情はしないよとユーリは心の中で言いましたが、ナキア皇太后もウルヒも同情なんか欠片も欲しいとは思っていません。

 同じ15歳の時にめぐり逢ってから17年間、お互いに触れ合う事さえなく、仮に触れても肌を重ね契りを交わしても子を成す事が出来ず、女の喜びも子供を産む母の喜びも得られぬナキア皇太后、そして、愛する女性にその2つの喜びを与えられぬ苦しみに触れる事さえ己に禁じ、己の手を血で染め陰謀を巡らし皇帝さえ殺す事も厭わぬ無償の愛をナキア皇太后に捧げたウルヒは、相思相愛の恋人達であったと私は思います。

 あらすじは他の人にお願いして、私はこれで失礼します。長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。
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