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日本では神社にお参りして
「幸福になりますように」とか
「○○大学に合格します様に」とか
「家族の病気が治りますように」とか
願い事を祈りますよね。少なくとも私はそうです。
他の文化圏も同じでしょうか?それとも
「神に栄光あれ」みたいな(これも願望といえば願望でしょうか)お祈りをするのでしょうか?代表的なお祈りを教えて下さい。

A 回答 (2件)

こんにちは。



一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の国々などは日本と異なり「お祈り」をしたり「教会」などに通うことは日常茶飯事ですので、その度に「お願い事」をしたりはしません。
そもそも一神教では死後「神の国(天国)」に行くということが何より重要なので、まったくしない訳ではないでしょうが、「現世利益」的なお願い事を神様に聞いてもらうようなことはむしろ多くないと思います。
一神教の神様は日々信仰に則っている信者を護ってはくれているでしょうが、学業成就や商売繁盛といった細かな面倒まで見てくれる訳ではありません。
しかしそれでも熱心な信者は何事も「神様のお導き」と考えるでしょうが、お祈りの際にそのようなことを願うようなことはしないでしょう。
お祈りの時に捧げる言葉は何と言っても日頃のご加護に感謝するものが多いと思います。
一神教の世界では基本的に神様とは「契約」関係を結んでいる訳で、神様が現世で何か力を貸してくれるとしたら、本当にピンチの時くらいだと皆考えているのではないでしょうか。
欧米の映画などを見ていると本当に危機が迫っているような時に「神様!」のように叫んだり祈ったりしますよね。あんな感じです。
カトリックの教会などでよく「アーメン」という言葉が使われますが、これは元々「その通りです」とか「然り」のような意味だったそうで、要するに「神様の御心のままに」ということで「一切お任せします」というようなことをあらわしている訳です。
イスラム教でも同じように「インシャラー」というのがあって、やっぱり「神様の御心のままに」といったような意味あいです。
つまり「良いも悪いも」一切神様次第ということで「御心のままに」と受け止める訳で、神様は絶対的なものであると考えていますから、細かい注文をつけたりは基本的にしないし出来ないのです(一口に一神教と言ってもこの辺りのことは大分程度の違いがありますが)。
これは仏教の浄土宗系宗派などで「南無阿弥陀仏」と一心に念仏を唱えるのに似ていると言えば似ています。
「南無阿弥陀仏」は「すべて阿弥陀様にお任せします(帰依します)」ということですし、それを唱える目的は「現世利益」ではなく来世に極楽浄土に生まれ変わることな訳ですから。

何かちょっとわかり難い文章になってしまったかもしれませんが、特に一神教の国々などでは日本とは「神様」のあり方が違うので、お祈りに関しても中身は結構違うというようなことです。
煩雑になってもいけないのでかなり大雑把な説明になっております。ご容赦下さい。
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この回答へのお礼

詳しい解説をありがとうございました。
そうなんでしょうね。「神」という言葉そのものが僕が思っているのとキリスト教徒が思っているのと、たぶん大分違うんでしょうね。人格的なものでなくもっと絶対的な存在というか・・・
ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/09 21:14

全国どこでも、どんな寺社でも、祈願をお願いしますと言って祈祷に出てくる言葉はたぶん「家内安全」「商売繁盛」ではないでしょうか?


そう言えば最近「子孫繁栄」と言う言葉を聞かなくなりました。

ちなみに神社参りが好きな私が行く先々で必ず発する言葉は「有難うございます。」です。旅行なら「無事にお参りできて嬉しいです。有難うございました」といいます。
これは「感謝の先渡し」といいます。
人間でも「貴方のお陰です。有難う」と先に言われてしまったら、「帰りも無事に行きたい」と言われて護らざるを得ないでしょう。
…チョットずるいですかね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「感謝の先渡し」良い言葉ですね。

お礼日時:2007/07/09 21:16

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